【クラウドファウンディング】菱田蒸溜所「旧 田之浦中学校熟成庫プロジェクト」

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菱田蒸溜所

鹿児島県天星酒造の『菱田蒸留所』がクラウドファンディングを実施。地元の廃校となってしまった田之浦中学校を熟成庫として復活させるプロジェクトを実施中。蒸留所概要やリターンを紹介。

クラウドファウンディングは二回目となる菱田蒸溜所。前回は「MAKUAKE」にて目標金額300万円に対し、三倍近い金額が集まりました。今回は熟成庫増設によるクラウドファウンディングとなります。

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1.菱田蒸留所とは?

天星酒造は、1901年より焼酎を造り続ける鹿児島の焼酎蔵。2021年1月焼酎事業の低迷により経営不振に陥り民事再生法を適用。その後、2022年10月に会社の再建を目指してウイスキー事業「菱田蒸溜所」をスタート。現在、焼酎製造で培った蒸溜技術を活かしてウイスキーを蒸溜している。

会社名 天性酒造株式会社
住所 〒899-7301鹿児島県曽於郡大崎町菱田1270

1₋1.蒸留所の特徴

菱田の地を流れる水は、平成の名水百選にも選定された「普現堂湧水源(ふげんどうゆうすいげん)」を源流としており、県内でもトップクラスの軟水と言われています。その水を求め、明治の頃には、この地に20軒以上の酒造会社がありました。現在では、ただ1軒となった菱田の焼酎蔵ですが、歴史の中に培った技術と新たな醸造方法を融合させ、高品質な製品開発に邁進しています。

そんな中、焼酎と同じ蒸溜酒であるウイスキーに、120年以上蓄積してきた焼酎造りのノウハウと、この地の銘水が最大限活用できると考え当事業に着手いたしました。菱田の地を流れる軟水の水質を活かした、この地ならではのウイスキーの製造を目指してまいります。

引用:天星酒造のウイスキー事業「菱田蒸溜所」が誕生 平成の名水百選を用いたウイスキーづくりが始動いたします | 天星酒造 (tensei-shuzo.com)

2.リターン品

菱田蒸溜所のクラウドファンディングのリターン品は以下の通りです。

応募方法、さらに詳しいリターン品の詳細はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」をご覧ください。

7,000円 ニューボーンモルト 桜樽熟成 200ml×1本
ニューボーングレーン バーボン樽熟成 200ml×1本
8,000円① ニューボーンモルト コニャック樽500日熟成 500ml
8,000円② ニューボーンモルト アメリカンホワイトオーク新樽500日熟成
15,000円 一口カスクオーナー権 田之浦エイジングセラー熟成
シングルモルトウイスキー PXシェリーカスク 700ml
18,000円 シングルモルトウイスキー HOJUNバーボンカスクフィニッシュ樽熟成 700ml
本格芋焼酎 HOJUNバーボンカスクフィニッシュ720ml 42%Alc
30,000円 菱田蒸溜所&有明、田之浦エイジングセラー見学&テイスティングツアー
※日付指定あり
500,000円 アメリカンホワイトオーク(48L)樽熟成ウイスキーを樽単位で購入できる権利
カスクオーナー認定証の送付
田之浦エイジングセラーを無料で見学、樽の状況を確認できる権利
550,000円 フレンチオーク樽(53L)樽熟成ウイスキーを樽単位で購入できる権利
カスクオーナー認定証の送付
田之浦エイジングセラーを無料で見学、樽の状況を確認できる権利
1,150,000円 シェリーオロロソカスク(120L)を樽単位でご購入いただける権利
カスクオーナー認定証の送付
田之浦エイジングセラーを無料で見学、樽の状況を確認できる権利

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.44 2024年6月号

【巻頭特集】
ジャパニーズウイスキー、次の100年。【第2弾】
日本のグレーンウイスキー蒸留所
日本独自のグレーンウイスキー造りの可能性を検証。大手3社を含め、18の蒸留所のグレーンウイスキー造りについて紹介します。また、富士御殿場蒸溜所でブレンダーを務める竹重元気氏と土屋守編集長の特別対談もお届けします。

【第2特集】
沖縄 泡盛・ウイスキー紀行 & 宮古島 スピリッツ・泡盛紀行
沖縄本島および宮古島を巡り、個性的な蒸留酒造りを紹介します。

【編集長インタビュー】
サントリーが見据えるジンの未来予想図 その展望と戦略
ポール・ジョン 海辺の気候風土をまとったインド産シングルモルト

【企画】
マスター・オブ・ウイスキーの肖像
史上最多の合格者4名一挙インタビュー。それぞれの素顔に迫ります。

日本のクラフト蒸留所最前線 阿波乃蒸溜所
徳島県阿波市の吉野川沿いに誕生した、四国初のクラフトウイスキー蒸留所を取材。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
自身の知識の少なかった日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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