「9148ジン」で知られる北海道自由ウヰスキーが、酒造会社を立ち上げ、ウイスキーと日本酒を一か所で製造する、道内初の施設を新千歳空港付近に建設するそうです。稼働は2023年秋を予定しているとか。
新型コロナウィル収束後に観光客が回復するのを見据えているそうです。
1.概要
北海道自由ウヰスキーの系列会社北海道自由ワインの経営陣、北海道内個人投資家の出資で、6月に運営会社「AZE(エイジ)」を設立。新千歳空港から徒歩3分の「千歳アウトレットモール・レラ」の駐車所だった土地、約6千平方メートルを9月末に購入しました。
着工予定は来夏の予定、建物の概要は未定。蒸留所、酒造だけでなく、販売店や試飲スペースの併設も予定しており、国内外問わず、観光客で賑わうことが予想されます。引用元:yahooニュース
2.蒸留所情報
ウイスキーは銅製蒸留器を2基設置し、北海道産のモルトと木材で作った熟成樽を使用する予定。原酒の生産は年に150リットル。10年以上熟成した商品を主力にするそうです。原料はモルトのみで、北海道自由ワインが来春から製造する「道産コーンウイスキー」と差別化する方針。
日本酒の製造は本州の酒蔵と造り手が移転して担う方向で最終調整しており、最大で年300キロリットルを造る計画。道産酒米の「吟風(ぎんぷう)」や「きたしずく」を使い、香り豊かで外国人でも飲みやすい酒質を目指します。
引用元:yahooニュース
↓「道産コーンウイスキー」の詳細です。こちらも併せて是非お読みください。↓[clink url=https://jpwhisky.net/hokkaido-cornwhisky-project-8046/]
3.今後の予想
広大な大地と、お酒造りに適した環境、様々な特産品を誇る北海道の新しい蒸留所。今現在、ウイスキーでは堅展実業の厚岸蒸溜所や、超有名なニッカウヰスキーの余市蒸溜所、クラフトジンでは紅櫻蒸留所、新規精鋭のニセコ蒸留所と、北海道のお酒造りの勢いは衰えることを知りません。新しくできる「AZE」の手がける商品はどのような特色を持って生まれるのか、今後が楽しみです。
また、主力に10年以上熟成のウイスキーを見据えているため、日本酒以外にもほかのスピリッツで熟成期間を賄うのではないかと予想します。北海道自由ワインのコーンウイスキーを使用したブレンデッドウイスキーなど、かなり想像が膨らみます。
大型商業施設のすぐ近くとあって、来場者が増えることにも期待ができます。
コロナ収束後を考えると旅行客が増えることが予想され、余市をはじめとした蒸留所を巡る旅が楽しくなりそうです。
北海道の蒸留所、ウイスキーについては、是非こちらもご覧ください。
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