【発売情報】井川蒸留所 シングルモルトデッサンシリーズ フローラ2024

発売情報
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井川蒸溜所

静岡県の秘境的蒸溜所、井川蒸溜所からついにシングルモルトがリリース。製品情報やスペックを蒸溜所情報と共に紹介。

井川蒸溜所は、国内で最も標高が高く、交通が最も困難である蒸溜所ともいえます。そんな山林の奥地にある冷涼で湿潤な環境で熟成されたウイスキーからシングルモルトのリリース情報が入りました。発売予定は11月中旬
どのような味わいになっているのでしょうか?

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1.井川蒸留所シングルモルト デッサンシリーズ フローラ2024

画像引用:井川蒸溜所公式X

~南アルプスをウイスキーに宿す~

私たちは、南アルプス大井川最源流の地でウイスキーをつくります。3,000mの山々に囲まれた 自然豊かなこの地を一世紀以上にわたり守り、この地が生みだす南アルプスの恵みと製紙業の経験を活かし、2020年から仕込みを行ってきました。そしてこのたび、南アルプスの大自然と向き 合う中で培ってきた信念と情熱をもとに、私たちにしかできないウイスキー、川蒸溜所初となる シングルモルトウイスキーをご案内させていただきます。

記念すべきファーストリリースは、井川蒸溜所のキーモルトであるノンヒートタイプのバーボンバレル原酒のみを使用し、私たちが大切にする綺麗な味わい、甘さと華やかさを持ったウイスキーです。 これらは創業間もない頃に仕込んだ原酒を含みます。

フローラ2024という命名にあるように、ラベルには蒸溜所が位置する南アルプス社有地に生きる植物をモチーフとし、氷河時代からの遺存種などの高山植物が持つ繊細な美しさ、険しい環境を生き抜く力強さを味わいとして表現しています、井川蒸溜所らしい甘さの後に続く、香りと苦みが持つ奥ゆかしい余韻をお楽しみください。

引用:蒸溜所公式リリース案内

2.商品スペック

 

ボトルラベルには、ボタニカルアーティストの藤森有規子さん(清水町在住)が描く、南アルプスの希少種で多年草の高山植物タカネマンテマ。

製品名 井川蒸留所シングルモルト デッサンシリーズ フローラ2024
酒別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽酒 ノンピートバーボン樽
瓶詰本数 約6,000本
アルコール度数 53%
希望小売価格 16,500円(税込)

3.メーカー

十山株式会社

本社所在地 〒428-0505 静岡県静岡市葵区田代字鳥森1301-1
所有蒸留所 井川蒸留所

4.蒸溜所情報

井川蒸溜所(IKAWA DISTILLERY)

所在地 〒428-0505 静岡県静岡市葵区田代字大春木1299-1
操業開始 2018年1月

十山株式会社は、2020年4月に特種東海製紙株式会社の社有林管理部門であった南アルプス事業部が
社有林の自立した経営を目的に分社化し、誕生。

井川山林に24,430haの社有林を有し、一団地としては国内最大の広さを誇る。美馬美アルプスの環境の保全や入山者に向けた登山道の維持管理など。
現在は、井川山林ならではの環境と天然湧水を活かしたウイスキー製造事業を開始。

  • 蒸溜所の標高は1,200mにも及び、国内で最も標高が高く、豊かな森林の象徴でもある「木賊(とくさ)湧水」を使用。
  • ウイスキーづくりに欠かせない樽には、井川山林に生える「ミズナラ」も使用。伐採したミズナラからどんぐりを集め、植樹を行う未来への取り組みも行っている。
  • 南アルプスの大自然という霧がたちやすく、冷涼かつ湿潤な「熟成環境」。蒸溜所より更に高所に熟成小屋を建て、マウンテンカスクの名をつけての熟成も行っている。

今後はシリーズ製品として【デッサンシリーズ】でのリリース。フローラ(植物相)とファウナ(動物相)の2種類があり、それぞれノンピート、ピーテッドに分かれてリリースが行われる様子。

画像引用:井川蒸溜所公式X

引用:井川蒸溜所公式HP

蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

メーカー(蒸留所) 井川蒸溜所 | ジャパニーズウイスキー...
「井川蒸溜所」の記事一覧です。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
自身の知識の少なかった日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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