鹿児島県の嘉之助蒸溜所より、シングルモルト嘉之助Artist Edition #005をレビュー。五行(もっかどごんすい)思想の『水』をイメージしたシリーズ最終作。
「Artist Edition」は、五節句の祝いや大相撲の四房、正月のおせち料理、五色豆など、日本人の暮らしに深く根ざす「五行思想」『木・火・土・金・水』に着想を得てブレンドされた、嘉之助蒸溜所の限定ウイスキーです。
ラベルデザインは、さまざまな分野で活躍するアーティストが、「五行」の各要素をテーマにオリジナル作品として制作。五つのボトルそれぞれに、異なるエレメントの個性が表現されています。
-
1-1.商品情報
6月10日(水)より五行思想に着想を得た限定シリーズ「嘉之助シングルモルト Artist Edition」第5作にして最終作となる「水(すい)」を特約酒販店様限定で発売いたします。
「Artist Edition」は、日本文化に根付く「木・火・土・金・水」の五行をテーマに、各エレメントをアートの力で表現した特別なシリーズです。
最終作となる本作では、生命を象徴するエレメント「水」をテーマに、アーティストのアレクサンダー・コリ・ジラード氏がラベルアートを描き下ろしました。氏が近年取り組む「静と動」の水彩表現を通して、水のやわらかな流れと、その奥に宿る静かな生命の営みを表現しています。
今回は、希少な3種のミズナラ樽熟成原酒を贅沢にキーモルトに採用。そこにアンピート原酒とピート原酒を重ねることで、白檀を思わせるエレガントな香り、金柑ジャムのような濃密な甘酸っぱさ、そして穏やかにくゆるスモーキーさが響き合う、奥行きある味わいに仕上げました。KANOSUKE特有の甘やかさに、東洋的なニュアンスと長い余韻が重なります。五行「水」を象徴する季節「冬」の「水」のように静かに、しかし確かに巡る命のような奥行きある味わいを、心ゆくまでお楽しみください。
TASTING NOTE
引用:嘉之助蒸溜所公式サイト
1-2.商品スペック

| アルコール度数 | 50% |
| 酒別 | シングルモルト |
| 樽種 | 希少な3種のミズナラ樽熟成原酒をキーモルト、アンピートおよびピート麦芽の多彩な原酒 |
| 内容量 | 700ml |
| 販売本数 | ー |
| 希望小売価格 | 16,500円(税込) |
| 発売日 | 2026年6月10日 |
1-3.購入方法
全国の酒販店にて、数量限定で2026年6月10日順次販売開始。
2.アーティストプロフィール
このたび、嘉之助蒸溜所との協働によるアーティスト・エディションに参加できましたことを、大変光栄に思います。KANOSUKEのクラフトマンシップへの真摯な姿勢、そして細やかなニュアンスにまで心を配るものづくりは、私自身の制作姿勢とも深く響き合っています。 今回与えられたテーマは、「水」というエレメントでした。 私にとって水は、しなやかな順応性の象徴です。障害に抗うのではなく、受け流しながら進んでいく。その流動する姿には、静かな知恵が宿っているように思います。絶えず移ろいながら、同時に静けさをたたえること。動と静、その両方を内包すること。そうした感覚は、近年私が取り組んでいる水彩表現とも自然に重なり、本作のイメージへとつながっていきました。
![]() |
![]() |
他、嘉之助蒸溜所について詳しく知りたい方はコチラから。

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.55 2026年4月号
[巻頭特集]
大手スピリッツメーカー2社の8蒸留所を一挙紹介!
グレンフィディック/バルヴェニー/キニンヴィ/アイルサベイ/ガーヴァン
マッカラン/グレンロセス/ハイランドパーク
[第2特集]
カバラン/マオウェイキ/バニーヴィル
◆土屋守の世界ぶらり旅 ガロア的酒場歩き── 第26回 台湾編
◆日本のボトラーズ2026
T&T TOYAMA/CASK & FOREST
[ブランド解説]
◆ガイアフロー静岡蒸溜所 ユナイテッドS 100%静岡大麦 5年
◆ブルックラディの新章を告げる ザ・クラシック・ラディ10年
◆石垣ディスティラリー
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。










