小正嘉之助蒸溜所株式会社より、新商品の発売情報が入りました。
その名も「シングルモルト嘉之助Artist Edition#001」。嘉之助蒸溜所内ショップ及びWEBでの販売は無く、全国の小正醸造特約焼酎「蔵の師魂」取扱い酒販店限定で販売される予定です。
1.シングルモルト嘉之助Artist Edition#001
「Artist Edition」は、日本人の生活にも深く根ざしている「五行思想」に着想を得て、様々な方面で活躍されているアーティストに「木・火・土・金・水」五つの要素をコンセプトに、オリジナルでラベルデザインをしていただいた作品。年に一度、シリーズとして数量限定で発売予定です。
1作目の「シングルモルト嘉之助Artist Edition#001」は、2022年初の嘉之助蒸溜所のフルボトル。イギリス産ノンピートモルトで仕込み、潮風を子守歌に熟成させたアメリカンホワイトオーク、リチャーカスクの中から、数樽を厳選。
モチーフの五行思想は「木」。ラベルデザインを担当されたのは、イラストレーターとして活躍されている、平澤まりこ氏。力強く空に向かって伸びるオークの木を、優しい色合いで描いています。
【平澤まりこ氏からのコメント】
鹿児島の大地から力強く天に伸びるオークの木を描きました。
欧州で生まれたウイスキーが、この地でいま健やかに成長している様子をイメージしています。
そして男性だけでなく、この木のように力も秘めながらもしなやかに生きる女性にも
手にして頂きたいという思いも込めて優しい色合いに仕上げました。
(陰陽五行における木は色にすると緑や水色で表すと言われています)
製品名 | シングルモルト嘉之助Artist Edition |
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酒 別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト |
樽 種 | アメリカンホワイトオーク、リチャーカスク |
詰本数 | 数量限定 |
度 数 | 50% |
価 格 | 希望小売価格:14,850円(税込) |
製造所 | 嘉之助蒸溜所 |
製造者 | 小正嘉之助蒸溜所株式会社 |
2.購入方法
先述しましたが、嘉之助蒸溜所内ショップやWEBでの販売は無く、全国の小正醸造特約焼酎「蔵の師魂」お取扱い酒販店様限定での販売になります。店舗によっては取り扱いの有無がありますが、嘉之助蒸溜所への問い合わせでは、取扱店の紹介などはできかねますので、お問い合わせはお近くの蔵の師魂お取扱店へお問い合わせください。
蔵の師魂お取り扱い店の一覧はこちら。
3.嘉之助蒸溜所について
嘉之助蒸溜所は2017年に操業を開始。
鹿児島県の西岸、吹上浜沿いの約9,000㎡の広々とした敷地に建っており各施設が点在します。コの字形2階建ての本棟には蒸留設備のほか、眺めのいいバーやオリジナルグッズの揃うショップなどを設け、訪れた方々に身近にウイスキーづくりを体感いただける蒸留所になっています。
嘉之助蒸溜所の大きな特徴は3基のポットスチル(蒸留器)を備えていること。それぞれの容量は6000ℓ・3000ℓ・1600ℓ。世界的にみても、クラフト・ディスティラリー(小規模蒸留所)では2基が一般的です。ウイスキーは通常2度の蒸留を行いますが、嘉之助蒸溜所では2回目の蒸留(再留)の際にネックの形状や上部のラインアームの角度の異なるポットスチルを使用することで、原酒の香りや味わいに変化を持たせた原酒の作り分けを実現しています。
4.シングルモルト嘉之助のラインナップ
4-1.シングルモルト嘉之助2021 SECOND EDITION
「シングルモルト嘉之助2021 SECOND EDITION」は、2018年に嘉之助蒸溜所で製造したシングルモルトジャパニーズウイスキーです。ノンピート麦芽を使用し、バーボン樽で熟成した原酒をキーに、複数の樽をヴァッティング、カスクストレングスでボトリングしました。
嘉之助蒸溜所に吹く潮風も日ごとに冷たさを増す中で、おだやかな熟成の時を過ごします。
やわらかな潮風のやさしさに包まれて熟成された、上品な甘さとほろ苦さをお楽しみください。(メーカーHPより)
4-2.シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION
「シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION 」は 2017年~18年に嘉之助蒸溜所で製造した、当社初のシングルモルトジャパニーズウイスキーです。
ノンピート麦芽を使用し、弊社樽熟成米焼酎「 メローコヅル」で使用したアメリカンホワイトオークリチャーカスクで熟成した原酒をキーに、複数の樽をヴァッティング、カスクストレングスでボトリングしました。
いよいよ、我々のジャパニーズウイスキーの旅がはじまります。(メーカーHPより)
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。