シングルモルト ジャパニーズ ウイスキー 桜尾アイラカスク。マンダリン オリエンタル 東京「マンダリンバー」および「オリエンタルラウンジ」にて12月1日(金)から提供開始。特徴や価格、詳細を解説。
「マンダリン オリエンタル 東京」はオリジナルウイスキー『マンダリン オリエンタル 東京 シングルモルト ジャパニーズ ウイスキー 桜尾』を限定170本で「マンダリンバー」および「オリエンタルラウンジ」にて2023年12月1日(金)に提供開始。ボトルキープ(1本90,000円/消費税込み、サービス料15%別)もしくはグラス(1杯6,600円/消費税込み、サービス料15%別)にて提供。
さらに、2023年12月1日(金)・2日(土)の2日間限定で『マンダリン オリエンタル 東京 シングルモルト ジャパニーズ ウイスキー 桜尾』を使ったカクテルを含む5種類のユニークなカクテルを「マンダリンバー」で提供する。詳しくはこちら
1.マンダリン オリエンタル 東京 シングルモルト ジャパニーズ ウイスキー 桜尾の特徴
ウイスキーはそれぞれが個性を持ち、飲み方によってさまざまな表情を見せる蒸留酒の一つです。「マンダリン オリエンタル 東京」では、当ホテルのオリジナルウイスキーを選定するにあたり、そのウイスキーを口にしたゲストの記憶に残り、また飲みたくなるようなユニークなカスク(樽)を探していました。その中で出会ったのが、「SAKURAO DISTILLERY」の貯蔵庫で、スコッチウイスキーの聖地といわれるスコットランド・アイラ島で使用されていたアイラカスクで熟成された、シングルモルトのウイスキー。この『マンダリン オリエンタル 東京 シングルモルト ジャパニーズ ウイスキー 桜尾』は、国産の大麦にこだわり、アイラカスクで熟成されたことで、スモーキーでウッディな味わいが織り交ざる、ユニークなウイスキーに仕上がっています。瀬戸内海に位置する「SAKURAO DISTILLERY」に届く海からの暖かい風と山からの冷たい風がもたらす気温差が、アイラカスク特有のスモーキーさをより引き立て、熟成による甘く華やかな香りもお楽しみいただけます。琥珀色に輝く一杯が織りなす、スモーキーさとともに出現する甘いトーンと華やかな余韻が、ウイスキーの愛好家を虜にすることでしょう。
香 り: 浜焼きの牡蠣のようなスモーキーなフレーバーが潮風とともに漂い、次に現れるのがヘーゼルナッツやモルトビスケットの香ばしさ。モルティーでスモーキーさが織り交ざり、奥深い香りを構築しています。
味わい:ビターチョコレートやレーズンバターのエレガントな味わいに、じっくりと焼いたシナモンが香るアップルパイや焼きマシュマロのほのかな甘みが絶妙にブレンドされ、トースティな余韻の中に複層的な甘みとコクをもたらします。
余 韻:心地よいスモーキーさとウッディなニュアンスとともに現れた、イチゴタルトやアールグレイティーの甘いトーンが、おだやかに出現して消えていく。華やかな余韻が、テイスティングの終わりを彩ります。
製品名 | マンダリン オリエンタル 東京 シングルモルト ジャパニーズ ウイスキー 桜尾 |
酒 別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト |
樽 種 | アイラカスク |
限定数 | 170本 |
度 数 | 59% |
価 格 | 1杯(グラス)6,600円(税込)、1本(ボトルキープ)90,000円(税込) |
製造所 | 桜尾蒸留所 |
製造者 | 株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー |
2.桜尾蒸留所について
広島県の株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリーは、1918年創業の老舗の酒造メーカー。
実はウイスキー造りの歴史は深く、1938年~1989年までモルトウイスキーの製造・販売を行っていました。当時蒸留された原酒は、戸河内にあるJR西日本の鉄道用試掘トンネルを活用した貯蔵庫に保管されていました。
2008年、戸河内の貯蔵庫に貯蔵されていた原酒と輸入原酒をブレンドして作る「戸河内ウイスキー」を販売開始しました。(9割はヨーロッパへの輸出とのこと。)
操業100周年事業として2017年12月、高品質のシングルモルトウイスキーを生産するために新たに設備を導入し、広島発のクラフト蒸留所「SAKURAO DISTILLERY」を建設。2018年1月から蒸留開始。
2017年12月 | SAKURAO DISTILLERY 竣工 |
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2018年10月 | SAKURAO DISTILLERY VISITOR CENTER オープン |
2019年 | SAKURAO DISTILLERY 二期工事(グレーンウイスキー蒸留設備導入・ウイスキー貯蔵庫新設) |
2021年3月 | 株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリーに社名変更 |
3.過去リリースされた桜尾蒸留所のラインナップ
3-1.シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION
3-2.シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号
【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー
【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス
【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。
【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。
【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。