【発売情報】ニューボーン瀬戸内 AGED 2YEARS(SETOUCHI DISTILLERY)

発売情報
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SETOUCHI DISTILLERY

三宅本店の運営するSETOUCHI DISTILLERYより、シェリー樽熟成のシングルカスクニューボーン瀬戸内 AGED 2YEARSがオンラインショップにて10/1より限定1,200本販売決定。購入先とともに蒸溜所詳細を合わせて紹介。

広島県の老舗日本酒メーカーが手掛ける蒸溜所『SETOUCHI DISTILLERY』、同蒸溜所が発売するクラフトジン瀬戸内 檸檬はTWSCで殿堂入りを果たすなど高いコストパフォーマンスと味わいで評価を得ています。

今回はウイスキーのニューボーンの発売情報が入りました。蒸留所稼働から2年が経過した現在のウイスキーの味わいはどのようなものなのでしょうか?

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1.ニューボーン瀬戸内AGED 2 YEARS

1-1.蒸溜所コメント

ひと樽ごとの個性を活かしたシングルモルト・シングルカスクのウイスキー。

瀬戸内の自然を樽の味わいの変化に活かすため、外気温と同じ場所で2年以上貯蔵しました。原材料となるモルトの選定から始め、ミネラルを豊富に含む地元呉の独立峰“灰ヶ峰”の伏流水を使い、使用酵母や長時間の発酵、選び抜いた蒸留器の使用など製法に徹底的にこだわりました。

ウイスキーの味を引き立たせるために、シェリー樽の中でも「オロロソカスク」を選定。ノンチルフィルター(冷却無濾過)の仕上げによってさらに深まった味わいをぜひお楽しみください。

引用:ニューボーン瀬戸内 – SETOUCHI DISTILLERY

1-2.商品スペック

製品名 ニューボーン瀬戸内AGED 2 YEARS
酒 別 シングルモルトニューボーン
原材料 モルト(オーストラリア製造)
樽 種 オロロソシェリーカスク
詰本数 1,200本
度 数 47%
価 格 8,800円(税込)

1-3.購入方法

購入方法は公式オンラインショップのみでの販売。

発売は2024年10月1日午前10:00~
おひとり様1本、先着順でに発売

タイミングさえあれば比較的購入しやすいかもしれません

2.㈱三宅本店とは?

「株式会社三宅本店」は、日本酒『千福』、『瀬戸内レモンジン』など製造している広島県呉市の会社。

会社名 株式会社三宅本店
設立 1885年
本社所在地 〒737-0045 広島県呉市本通七丁目9番10号
所有蒸留所 SETOUCHI DISTILLERY

3.SETOUCHI DISTILLERYとは?

蒸留所名 SETOUCHI DISTILLERY
所在地 〒737-0045 広島県呉市本通七丁目9番10号
操業開始 2022年

「千福一杯いかがですか」のCMで知られる日本酒、「千福」を製造・販売する老舗蔵元、三宅本店は、チャレンジ精神に基づき、市場の変化に対応するために、2022年よりウイスキーの製造を開始。
瀬戸内から世界に向けて発信したいとの想いから、SETOUCHI DISTILLERYと名付けられた。

工場内で使用していなかった建屋を改築し、ウイスキー製造に充てる。樽や蒸留器にかけた費用は約1億円。ウイスキー製造用の設備は中国製を使用。マッシュタンはステンレス製、発酵槽もビール用のステンレス製。初留はポットスチル、再留はハイブリットスチルで行う。

ウイスキー名は産地でもある「瀬戸内」とし、シングルモルトウイスキーを製造する。

灰ヶ峰という標高737mの独立峰の伏流水を地下60Mから井戸で汲み上げて使用。ほどよくミネラルを含む上質な水は軟水に分類され、口当たりがやわらかくまろやかで飲みやすい。年間の生産量は230Lの樽100本分としている。

バーや業務用には卸さず、三宅本店のHPのみの販売。2021年9月には「クラフトジン 瀬戸内」をリリースし、高い評価を得ている。

 画像引用:公式Facebook

4.まとめ

計画開始から製造免許取得、稼働までわずか1年程と驚異的なスピードで蒸溜所の設備をそろえて始動した同蒸溜所ですが、ジンの出来は高いコスパと素晴らしい香りと味わいで、ウイスキーにも期待が持たれています。

瀬戸内海の空気を纏ったシェリー樽熟成のウイスキー。味わいはどのようなものに、また温和な気候で降水量も多くない呉市での熟成のスピード感など、ニューボーンから得られる情報も多いです。

本製品ですが、価格もジン同様に少し抑えめの設定となっています。生産量も少なく、小さい蒸留所ですが、家飲み需要を狙っての価格と販売方法ともいえます。

今後も注目の蒸溜所、是非ご興味のある方はお試しください。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
自身の知識の少なかった日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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