シングルモルト三郎丸シリーズの第4弾「シングルモルト三郎丸Ⅲ THE EMPRESS」が、三郎丸蒸留所より2023年11月24日発売
三郎丸蒸留所から新商品「三郎丸Ⅲ(サード) THE EMPRESS(ザ エンプレス)」および「三郎丸Ⅲ(サード) THE EMPRESS(ザ エンプレス)カスクストレングス」の発売情報がリリースされました。
2020年発売の「三郎丸0 THE FOOL」、2021年発売の「三郎丸ⅠTHE MAGICIAN」、2021年発売の「三郎丸ⅡTHE HIGH PRIESTESS」に続く第四弾。
今回は、三郎丸蒸留所初の、アイラピートを使用したシングルモルトウイスキーとなります。
11/17(木)から「三郎丸Ⅲ THE EMPRESS カスクストレングス」の抽選申し込みが若鶴酒造オンラインショップ「私とALC」にて開始されております。抽選申込方法については、記事の後半でお知らせします。
1.シングルモルト三郎丸Ⅲ THE EMPRESS
土と木と水と。遠き聖地に想いをはせて。
2020年、三郎丸蒸留所は初めてアイラ島のピートで燻された麦芽での仕込みを始めました。海の近くで掘り出されたアイラピートは潮気や優しくも長い余韻をもち、従来の内陸のピートと違った多彩な表情をみせます。さらに、この年から導入された木桶により独自の乳酸菌による多様な発酵がおこなわれるようになりました。
長年にわたり積み重ねられてきたピートの大地と何百年もの樹齢を重ねた木桶、そして何十年も磨き抜かれた三郎丸の水が調和し、ウイスキーに豊かな彩りをもたらします。三郎丸蒸留所 稲垣貴彦
今回の三郎丸Ⅲの特徴は、三郎丸蒸留所として初となる「アイラピート麦芽」を使用したシングルモルトウイスキーである事です。アイラピートは、特有のスモーキーな香りを生み、内陸産と違い海を感じさせる潮気や柔らかさが特徴とのこと。
ラベルデザイン
今作は「女帝(THE EMPRESS)」のラベルデザイン。
タロットカード(大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成)がモチーフになっており、大アルカナ22枚の3番「女帝(THE EMPRESS)」を採用。アイラピートによる豊穣の大地、長年樹齢を重ねた木桶、そしてじっくりと磨き抜かれた水による三位一体を表す。
切り絵作家の加野由希絵氏(氷見市出身)が製作。
商品スペック
製品名 |
シングルモルト三郎丸Ⅲ |
シングルモルト三郎丸Ⅲ |
酒 別 | シングルモルト ジャパニーズウイスキー |
シングルモルト ジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト (ヘビリーアイラピーテッド50PPM) |
モルト |
樽 種 | ー | ー |
詰本数 | 1800本 | 12,000本 |
度 数 | 60% | 48% |
価 格 | 19,800円(税込) | 14,850円(税込) |
製造所 | 三郎丸蒸留所 | |
製造者 | 若鶴酒造株式会社 |
2.三郎丸蒸留所について
1952年創業の北陸で唯一のウイスキー蒸留所。
戦後の米不足のなか1952年にウイスキー製造免許を取得。以来、冬は日本酒を仕込みそれ以外の期間ウイスキーを蒸留。年間200仕込み。今後は300仕込みを計画中。
操業当初からスモーキーなウイスキーにこだわりアイラピーテッド麦芽と最近では富山県産ピーテッド麦芽で仕込んでいます。 自然の風味を生かすため、冷却濾過や着色は一切していないのが特徴です。
2018年、三宅製作所の最新のマッシュタンを導入。
2019年、地元企業の老子(おいご)製作所と協業して鋳造製のポッドスチル「ZEMON(ゼモン)」を開発。
2020年、木桶の発酵槽を1基導入。
他の蒸留所との大きな違いは世界初の鋳造製のポッドスチル「ZEMON(ゼモン)」を採用。
大きな特徴は3つ。
①鋳物工法により型による成形が可能になり短納期での製造が可能。また、低コストで十分な肉厚をもたせることができ、本体の高寿命化を期待できます。
②鋳造による自由な造形により様々な酒質を実現。また、パーツごとのユニット化により消耗した部品のみの交換や機能の拡張に対応します。
③銅が約90%、錫が約8%含まれる銅錫合金によりつくられています。錫は銅の約3倍の価格で取引される高級な金属です。
錫は古来より酒の味をまろやかにするといわれており、酒器や焼酎の冷却器に用いられてきました。ZEMONは銅と錫の2つの効果により高品質な蒸留酒の製造に貢献します。
引用:若鶴酒造公式HP
3.過去リリースされた三郎丸蒸留所のシングルモルトウイスキー
3-1.シングルモルト三郎丸Ⅱ THE HIGH PRIESTESS
3-2.シングルモルト三郎丸1 THE MAGICIAN
3-3.シングルモルト三郎丸0 THE FOOL
4.抽選申し込みについて
「私とALC」会員限定にて「三郎丸Ⅲ THE EMPRESSカスクストレングス」の抽選申込みが開始されました。
恒例となった三郎丸蒸留所に関するクイズに回答し、応募となります。
正答率および難易度の高い問題に正解した方ほど当選確率を高くして抽選されるようなので、応募される方は良くお調べの上、慎重にクイズへご回答ください。
「私とALC」会員登録必須です。申し込み時にALC会員の顧客IDの記入が必要となります。会員申し込みページはこちら
■応募期間:2023年11月17日(金)12:00〜 11月21日(火)23:59まで
■ご応募はお一人様1回限り。
■当選後、11月30日(木)より順次出荷。
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。