【2023年5月下旬発売】シングルモルト日本ウイスキー静岡 ポットスティルW 純日本大麦 初版

発売情報
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ガイアフロー静岡蒸溜所

ガイアフロー静岡蒸溜所のWシリーズ第3弾。
2023年3月にリリースされた「ポットスティルK純外国産大麦 初版」とは対となる構成で、今作は日本大麦を100%使用し薪直火蒸留機「W」で蒸留した原酒を使用。バーボン樽熟成の原酒のみを使用したジャパニーズウイスキーです。

発売日は5月下旬。価格は18,150円、限定2,500本でのリリース。

「ポットスティルKとポットスティルW」のそれぞれが「日本産大麦と外国産大麦」での初版としてのリリースが出揃った形となりました。

5/12時点では抽選販売などの案内はありませんが、今までリリースしてきた商品は通販サイト「WHISKY PORT」のメルマガにて抽選販売がありました。今回ももしかしたら案内があるかもしれません。事前にメルマガ登録がおすすめです。会員登録はこちら

1.シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルW 純日本大麦 初版

静岡蒸溜所は昨年より、蒸気加熱式蒸留機Kの純日本、純外国産、そして薪直火加熱式蒸留機Wの純外国産と、初留蒸留機(1度目の蒸留を行う蒸留機)と原料の大麦の産地で分けたアイテムをリリースしてまいりました。

待望の、薪直火蒸溜と日本麦芽の組み合わせが実現しました。薪直火のまろやかさと、日本麦芽の繊細かつ軽やかな味わいが溶け合い、穏やかな広がりを感じられるシングルモルトになりました。
その味わいを大切にするため、あえてexバーボン樽で熟成した原酒のみをブレンドしています。世界で唯一無二のウイスキーをどうぞお愉しみください。

引用:【新商品】「静岡 ポットスティルW 純日本大麦 初版」発売決定! | GAIAFLOW BLOG

製品名 シングルモルト日本ウイスキー 静岡
ポットスティルW 純日本大麦 初版
酒 別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料 モルト(国内製造)
樽 種 バーボン樽
販売数 2,500本(国内販売)
度 数 55.5%
価 格 希望小売価格:18,150円(税込)
製造所 ガイアフロー静岡蒸溜所
製造者 ガイアフローディスティリング株式会社

2.蒸留器「W」

静岡蒸溜所の特徴である、世界的にも希少な薪直火を熱源とした蒸留機はWoodfired(薪の炎)を意味する「W」と呼ばれています。

燃料となる薪は、静岡の豊かな山の営みから溢れ出た針葉樹の間伐材。地元のきこりが、ひとつひとつ手で割って薪にしています。その薪を燃料に、ウイスキーを蒸留しています。

再生可能エネルギー事業にルーツがあるガイアフローが、200年以上前の蒸留技術を現代に蘇らせました。
スチームによる間接加熱では摂氏150℃程度のところ、薪直火では摂氏800℃という高温に達します。このように高い温度で加熱することで、コクと力強さ、心地よい香ばしさを持った原酒が造られています。

引用:【新商品】「静岡 ポットスティルW 純日本大麦 初版」発売決定! | GAIAFLOW BLOG

3.静岡蒸溜所のその他のシングルモルト

3-1.シングルモルトウイスキー静岡 ポットスティルW 純外国産大麦初版

使用したモルトの7割はスコットランド産のピーテッド麦芽を使い、静岡蒸溜所としては初めてのスモーキーなタイプのシングルモルトとなります。残りの2割はスコットランド産ノンピート麦芽、1割がドイツ産ビール(ピルスナー)用麦芽を使用して、味わいにさらなる深みと広がりが愉しめます。

【レビュー】静岡 ポットスティルW 純外国産大麦 初版
静岡 ポットスティルW 純外国産大麦 初版は、静岡蒸溜所より2022年8月中旬発売。9,845円(税込)。外国産大麦100%。7割はスコットランド産のピーテッド麦芽、静岡蒸溜所としては初めてのスモーキータイプのシングルモルトとなります。

3-2.シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW

Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。日本国産大麦麦芽を主体に、スコットランド産ピーテッド麦芽やビール用麦芽を使用。3年熟成の若々しさがありつつ、優しい香りと、薪直火ならではの厚みのある味わい、しっかりしたボディ感と軽いスモーキーさ、長く穏やかな余韻が特徴。

【レビュー】シングルモルトウイスキー静岡 プロローグW
Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。直火の蒸留機は世界的にも数が限られており、その中でも他に類を見ないのが薪を燃料とした蒸留機です。静岡の豊かな山の営みから溢れでた針葉樹の間伐材を、地元のきこりがひとつひとつ丁寧に割って薪にします。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

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この記事を書いた人
深瀬 悠二

北海道札幌市出身。
2005年、大手スポーツ用品販売チェーンに就職→2019年1月、BAR新海に就職しウイスキーの魅力に引き込まれ虜となる。初めて飲んだウイスキーはアードベッグ10年。ほぼ毎日ウイスキーを飲む中で更なる知識習得を目指し、ウイスキー検定2級とJC級(ジャパニーズクラフトウイスキー)を取得。
造り手の想いをしっかりと表現し、飲み手の方々に正しい情報を伝えたい。ウイスキーの魅力をたくさんの方に伝えたいという思いでウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」の編集を担当。

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