瀬戸内の魅力を世界へ!初のジャパニーズウイスキー『シングルモルトジャパニーズウイスキー瀬戸内 オロロソシェリーカスク』 を10月6日より新発売!
「クラフトジン 瀬戸内 檸檬」でもおなじみの
地酒「千福」の蔵元が地元 広島県呉市に設立した蒸留所から、ジャパニーズウイスキーが満を持して登場!
広島県呉市にある日本酒「千福」醸造元 株式会社三宅本店(代表取締役社長:三宅清嗣)が運営する蒸留所 SETOUCHI DISTILLERY(セトウチディスティラリー)は2025年10月6日(月)より『シングルモルトジャパニーズウイスキー瀬戸内 オロロソシェリーカスク』を新発売します。
本商品はセトウチディスティラリー初となるジャパニーズウイスキーです。
厳選したノンピート麦芽、ミネラルを豊富に含む上質な伏流水を使用し、長年に渡る日本酒造りで培った経験を活かして発酵にもこだわり、複数の酵母を使い長時間発酵を行いました。
そして蒸留した原酒を瀬戸内の四季を通じてオロロソシェリー樽で3年以上熟成させ、着色や冷却濾過をせず、全てシングルカスクでボトリングすることで唯一無二のシングルモルト・シングルカスクウイスキーが誕生しました。
瀬戸内の自然の息づかいが感じられる豊かな香りと個性あふれる味わいは、ウイスキーがお好きな方にぜひお試しいただきたい弊社の自信作です。
生産量が限られているため、弊社直営店を始めとした取扱店限定での販売となります。
1.シングルモルトジャパニーズウイスキー瀬戸内 オロロソシェリーカスク
【シングルモルトジャパニーズウイスキー瀬戸内 のこだわり】
私たちセトウチディスティラリーがウイスキー造りにあたって考えたのは「自分たちが本当に美味しいと自信をもって言える本物のウイスキーを造りたい」ということです。
これを実現するためにひとつひとつの工程にこだわりました。1.厳選した素材と製法の追求
原材料に最適な品質のノンピート麦芽を厳選。
水はミネラルを豊富に含む地元呉の独立峰“灰ヶ峰”の伏流水を使用しています。
そして120年以上の日本酒造りで培った経験を活かして発酵にもこだわりました。一般的に麦汁の発酵はアルコール生成能力の高いディスティラリー酵母のみで行われますが、私たちは前者に比べアルコール生成能力は低いものの、フルーティで豊かな香りを与えてくれるエール酵母を併用しています。
そして通常の発酵時間の1.5倍の時間(90〜114時間)をかけてゆっくり発酵させることで芳醇な香り・味わいを実現しました。蒸留器は小規模サイズ(1,000L)の銅製ポットスチルを使用することにより、オフフレーバーを抑えたスムース&アロマティックなウイスキーに仕上げています。
ニューポット(原酒)の味わいを大きく左右する再留のミドルカットは、ウイスキー造りの主流であるハイカットではなく、あえてテール部分を多く入れるローカットにすることで、味をより濃厚・複雑なものにしました。2.オロロソシェリー樽で3年以上熟成し、シングルカスクでボトリング
貯蔵する樽は一般的なバーボン樽ではなく、ウイスキーに深いコクと熟成感を持たせる「オロロソシェリー樽」を選びました。
熟成に使用するオロロソシェリー樽の大きさは通常500Lですが、樽が小さいほど熟成は早くすすむため、私たちは通常より小さい225Lの「ホグスヘッド」と呼ばれる大きさの樽を使用し、より熟成感が楽しめるようにしています。
これを瀬戸内の四季がダイレクトに影響するよう3年以上の時間をかけて熟成させ無着色・ノンチルフィルタードで仕上げました。
これにより一般のウイスキーに比べて沈殿物・にごりが出やすくなっていますが、ウイスキー本来の味を楽しんで頂けるよう旨味の源泉としてあえて成分を残しています。また、通常ウイスキーは同種の樽で熟成しても樽ごとで微妙に味わいが異なります。
そのためシングルモルトウイスキーでも樽同士で原酒を混ぜ合わせて味わいを平均化することが一般的ですが、セトウチディスティラリーでは樽ごとの味わいの違いも楽しんでいただきたいと考え、原酒を混ぜ合わせないシングルカスクでリリースいたします。3.「瀬戸内」を象徴するデザイン
デザインはセトウチディスティラリーが手掛けるシリーズの象徴「瀬戸内」のロゴを中心に、瀬戸内の穏やかでゆったりとした空気感と美しい海をイメージしています。スマートなオリジナルボトルは波の揺らぎや優しい島風を直感的に表現しました。
製品名 | シングルモルトジャパニーズウイスキー瀬戸内 オロロソシェリーカスク |
酒別 | シングルモルト |
アルコール | 47% |
原材料 | モルト(イギリス産) |
希望小売価格 | 8,500円(税別) |
直営店「ギャラリー三宅屋商店」やECサイト「千福・セトウチディスティラリー オンラインショップ」を始めとした取扱店限定での販売になる為、公式通販サイトは要チェック。
2.㈱三宅本店とは?
「株式会社三宅本店」は、日本酒『千福』、『瀬戸内レモンジン』など製造している広島県呉市の会社。
会社名 | 株式会社三宅本店 |
設立 | 1885年 |
本社所在地 | 〒737-0045 広島県呉市本通七丁目9番10号 |
所有蒸留所 | SETOUCHI DISTILLERY |
3.SETOUCHI DISTILLERYとは?
蒸留所名 | SETOUCHI DISTILLERY |
所在地 | 〒737-0045 広島県呉市本通七丁目9番10号 |
操業開始 | 2022年 |
「千福一杯いかがですか」のCMで知られる日本酒、「千福」を製造・販売する老舗蔵元、三宅本店は、チャレンジ精神に基づき、市場の変化に対応するために、2022年よりウイスキーの製造を開始。
瀬戸内から世界に向けて発信したいとの想いから、SETOUCHI DISTILLERYと名付けられた。
工場内で使用していなかった建屋を改築し、ウイスキー製造に充てる。樽や蒸留器にかけた費用は約1億円。ウイスキー製造用の設備は中国製を使用。マッシュタンはステンレス製、発酵槽もビール用のステンレス製。初留はポットスチル、再留はハイブリットスチルで行う。
ウイスキー名は産地でもある「瀬戸内」とし、シングルモルトウイスキーを製造する。
灰ヶ峰という標高737mの独立峰の伏流水を地下60Mから井戸で汲み上げて使用。ほどよくミネラルを含む上質な水は軟水に分類され、口当たりがやわらかくまろやかで飲みやすい。年間の生産量は230Lの樽100本分としている。
バーや業務用には卸さず、三宅本店のHPのみの販売。2021年9月には「クラフトジン 瀬戸内」をリリースし、高い評価を得ている。
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その他の三宅本店の商品はこちら
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.51 2025年8月号
【巻頭特集】
「スコッチ蒸留所名鑑 第2弾 ペルノリカール[前編]」
フランスのペルノリカール社が所有するモルト蒸留所について解説し。今号では計6つの蒸留所を掲載。
【特集】
「国家級中国威士忌最新事情 ダイキン編」
土屋守編集長が中国を訪れ、目覚ましい成長を遂げるチャイニーズウイスキー最新事情をリポート。
「韓国ウイスキー」
モルトウイスキー蒸留所が相次いで誕生している韓国を訪問。
【特別対談】
7年ぶりに誕生した新定番 ジョニーウォーカー ブラックルビー
土屋守×金子亜矢人ベンツェ氏
【イベントリポート】
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025 受賞結果
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。