【レビュー】SHINDO Cross Distillery 01 新道蒸溜所×新潟亀田蒸溜所

ウィスキーレビュー
ウィスキーレビュー
亀田蒸溜所新道蒸溜所
スポンサーリンク

福岡県の蒸溜所『新道蒸溜所』と新潟県の『新潟亀田蒸溜所』よりコラボウイスキーCross Distilleryシリーズ第1弾が登場。商品レビューと共に紹介。

江戸時代より続く福岡県の老舗酒造『篠崎』。同社が2021年8月に稼働を開始したのが『新道蒸溜所』です。今回紹介するCross Distilleryシリーズの1作目は新潟亀田蒸溜所とのコラボボトル、それぞれ異なる土地、環境、設備、そして思想のもとで造られたウイスキーが出会うことで生まれた、コラボレーションボトル。

1.ボトルとラベルの写真

SHINDO Cross Distillery 01 

     



2.SHINDO Cross Distillery 01の特徴

1.「SHINDO Cross Distillery 01」について

「THE QUEST FOR THE ORIGINAL(独創性の追求)」を
理念に掲げる新道蒸溜所。
私たちは、独自の発酵技術によるニューメイクの造り込みや、
多様な樽を用いた熟成を通じて、
新しいウイスキーの可能性を追い求めています。

その探究の一環として生まれたのが、
「SHINDO Cross Distillery」です。
世界各地には、異なる土地や気候、造り手の思想を背景に、
独自のウイスキー造りに挑む蒸溜所があります。
私たちは、そうした蒸溜所と原酒を交換し、
互いの個性を尊重しながらヴァッティングすることで、
新たな香味の可能性を探ります。ライバルであり、
同じ時代に挑戦する同志でもある蒸溜所との交流は、
私たちに新たな発見と刺激を与えてくれます。

異なる個性が交差することで生まれる、
一つの蒸溜所だけでは辿り着けない味わい。
「SHINDO Cross Distillery」を通じて、
その挑戦の成果を皆さまにお届けします。

引用:https://shindo-lab.jp/cross-distillery/

2.新道蒸溜所×新潟亀田蒸溜所について

  • ライバルとして同志として
  • 趣の異なる原酒のハーモニー

第1弾は、新潟亀田蒸溜所とのコラボレーションです。私たちと同じく2021年に蒸溜を開始し、ライバルでもあり互いを認め合う同志でもあります。新潟亀田蒸溜所もニューメイクに対するこだわりが深く、その原酒は豊かな甘さと、長く続く余韻が特長。本プロジェクトでは、互いの蒸溜所で交換した原酒にヴァッティングを行ったウイスキーを、それぞれの蒸溜所からリリースします。互いの哲学が詰まった良質な原酒を活かすため、プロジェクトの核となる原酒交換は、シンプルにノンピート・バーボン樽熟成原酒のみに。それぞれ複数の個体から選出して指定した樽の原酒を受け取って、双方自社のノンピート・バーボン樽のみとヴァッティングするルールとしました。

次に味わいについて。新道蒸溜所と新潟亀田蒸溜所の目指す原酒はどちらも、甘く余韻が長いウイスキー。しかし、そのアプローチはまったく異なります。新潟亀田蒸溜所は木桶発酵をはじめとする製法へのこだわりをもち、その原酒はトロピカルフルーツを思わせるエステルリッチな甘さと、狭いミドルカットによる澄んだ酒質が特長。一方、私たち新道蒸溜所は、複数酵母の使用により厚みのある味わい、華やかなエステル、温暖な熟成環境によって速く溶出したバーボンバニリー、ラクトン由来のミルキー、ピーチ様の甘い香りを有します。

澄んだ味わいの新潟亀田、厚みのある味わいの新道。趣の異なるふたつの原酒が重なり合って、どのようなハーモニーが生まれるのか。私たちのニューメイクのもつ厚みはそのままに、香味はより複雑さを増し、輪郭はよりはっきりと描き出されました。華やかな熟成香と合わさった、穏やかな麦の味わい。次第にトロピカルな甘さ、ミルキーな甘さなど、多様な甘さが次々に感じられつつもなめらかにまとまり、長い長い余韻を残す一本に仕上がっています。

引用:https://shindo-lab.jp/products/shindo-cross-distillery-01/

2-1.テイスティングノート

香り トロピカルフルーツ、キャラメル、ココヤシの実、焦がしバター
味わい メープルをかけたピーチやマンゴー、ミルクキャンディ、キャラメルポップコーン
余韻 どっしりとした甘さが残り、トロピカルフルーツの様な甘さからミルキーな甘さに変わりながら長く続く

2-2.商品スペック

アルコール度数 50%
酒別 ブレンデッドモルトウイスキー
樽種 各蒸溜所がノンピート・バーボン樽熟成原酒を交換
内容量 700ml
販売本数 不明
希望小売価格 16,500(税込)
発売日 2026年10月

3.受賞歴

現時点での受賞歴はありません。

4.定価とネット上での価格

4-1.メーカー希望小売価格



商品名 SHINDO Cross Distillery 01
容量 700ml
希望小売価格 16,500円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、現在確認できませんでした。(※2026/10/29時点)

 

4-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションは、現在確認できませんでした。(※2026/10/29時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、定価で購入が可能です。 (※2026/10/29時点)

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,290円、 30ml:2,860円、15ml:1,430円などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.メーカー

株式会社 篠崎

本社所在地 〒838-1303 福岡県朝倉市比良松185番地
所有蒸留所 新道蒸溜所 朝倉蒸溜所

6.蒸溜所情報

新道蒸溜所(SHINDO DISTILLERY)

所在地 838-1303 福岡県朝倉市比良松626-1
操業開始 2021年
 

福岡県朝倉市に拠点を構える新道蒸溜所は、甘酒「国菊」や麦焼酎をベースとしたリキュール「朝倉」などを手掛けてきた、創業220年以上の老舗蔵元・株式会社篠崎が立ち上げたウイスキー事業です。

蒸溜所は2021年8月に稼働を開始。約5,500坪という広大な敷地を有し、福岡県初のクラフトウイスキー蒸溜所としてウイスキー造りをスタートしました。

その根底にある理念が【THE QUEST FOR THE ORIGINAL】。
単に既存のウイスキーを再現するのではなく、先人たちが築いてきた製法を基礎としながら、独自の技術や発想を組み合わせ、「これからのスタンダードとなるもの」を追求する姿勢が新道蒸溜所の大きな特徴です。

新道蒸溜所を語るうえで、最も重要なのがニューメイクへのこだわり。
発酵から蒸溜までの段階で、どのような香味を持つニューメイクを造るかを非常に重視しています。

実際に新道蒸溜所は、発酵工程に独自の特殊酵母を取り入れ、通常とは異なる酵母設計によって原酒の香味を作り込んでいます。公式には、独自酵母によって「重たく甘い香り(ラクトン香)」をベースに、複数の香味成分を含む重層的な原酒を目指していると説明されています。

現在ではプレス酵母と特殊酵母を使い分け、その上で作り分けたニューメイクの時点でバッティングを行い、そこから樽詰めを行うという設計をしており、他蒸溜所には無いで特徴的な造りを行っています。

SHINDO LAB.の名の通り、実験的で研究的、新道ながらも王道。まさに新たなジャパニーズウイスキーともいえる蒸溜所です。

新道蒸溜所の詳細はこちらの記事もご覧ください。

404 NOT FOUND | ジャパニーズウイスキーディクショ...
Japanese Whisky Dictionary

7.まとめ

今回の新道蒸溜所と亀田蒸溜所のコラボボトル、厚みのある味わいと華やかなエステルの新道とトロピカルフルーツを思わせるエステルリッチな甘さの亀田、「甘く、余韻が長いウイスキー」同じ方向性を持ちながら違うアプローチをかける二つの蒸溜所。

ノンピート・バーボン樽熟成原酒を交換しできた今回のボトルは亀田の特徴をしっかりと出しつつより深みのある甘さに仕上がていると感じました。

Cross Distilleryシリーズの今後にも期待の持てる一本です。

 

新道蒸溜所(SHINDO LAB.)のそのほかの製品はコチラ↓

【レビュー】SHINDO EXPERIMENTAL 02
福岡県の『新道蒸溜所』、SHINDO LAB.でつくられるシングルモルト第二弾をレビュー。
【レビュー】SHINDO The Blended 2026 - ...
福岡県新道蒸溜所から自社製造のグレーンウイスキーを使用したブレンデットウイスキーが発売!

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.58 2026年10月号

[巻頭特集]
スコッチウイスキー最前線2026 第2弾
バルヴェニー/モートラック/オルトモア/グレントファース/カブラック/ダンフェイル/ボニントン/グレンモーレンジィ
◆ビル・ラムズデン博士が語る グレンモーレンジィ ハリソン・フォード リミテッドエディション

[第2特集]
日本のクラフト蒸留所最前線
SAKURAO DISTILLERY FOREST SITE/SETOUCHI DISTILLERY/丹丘蒸留所/野沢温泉蒸留所
◆野沢温泉蒸留所 ヨネダイサム氏 2つの製法が融合 初リリースの舞台裏

[ブランド解説&インタビュー]
◆サラ・バージェス氏に聞く 200周年を迎えるオールドプルトニーの魅力
◆二十四節気シリーズ完結! 厚岸蒸溜所の第二章 樋田恵一氏/立崎勝幸氏
◆五島つばき蒸溜所 東の果てと西の果て 二つの風景が重なるピーテッドジン
◆スピリッツ・リキュール工房ツアーで体感するサントリーのものづくり

[イベントリポート]
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2026授賞式
◆Whisky Festival 2026 in OSAKA

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング
この記事を書いた人
横田 俊英

東京出身。BAR新海。虎ノ門店所属。
都内で飲食業とインテリアデザイナーを経験し両方の視点から調和された空間を多くの人に届けたくBAR新海に就職。
ジャパニーズウイスキーの味わいや歴史、造りての思いなど最新の情報を愛好家やこれからお酒を楽しんでいく若い世代の人達にバーテンダーとし発信すべくJWDに参加。

横田 俊英をフォローする
スポンサーリンク
シェアする
タイトルとURLをコピーしました