【レビュー】SHINDO EXPERIMENTAL 02

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新道蒸溜所
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福岡県の『新道蒸溜所』、SHINDO LAB.でつくられるシングルモルト第二弾をレビュー。

江戸時代より続く福岡県の老舗酒造『篠崎』。同社が2021年8月に稼働を開始したのが『新道蒸溜所』です。
SHINDO LAB.の名の通り、探求し、革新的かつ、科学的な根拠に基づいた原酒造りを行っています。

1.ボトルとラベルの写真

SHINDO EXPERIMENTAL 02
新道エクスペリメンタル02
      

2.SHINDO EXPERIMENTAL 02の特徴

 

1.「EXPERIMENTAL」シリーズについて

新道蒸溜所の新たな挑戦の象徴となる「EXPERIMENTAL」シリーズ。
「EXPERIMENTAL」とは、「実験的な」の意。ジャパニーズウイスキーの先達に大いなるリスペクト(敬意)を有する私たちは、謙虚な挑戦者として「完成品なんておこがましい。現在自分たちができうる最高のご提案をさせていただこう」という想いのもと、「EXPERIMENTAL」シリーズと名付けました。
2.「EXPERIMENTAL 02」について
  • 新道蒸溜所のこだわりの体現
  • 熟成を重ねる原酒たち
  • 私たちの原点

上記3つをテーマに掲げ、「EX02」の開発を行いました。新道蒸溜所のこだわりは、造り込まれた甘美なニューメイクと、多様な樽による熟成にあります。そのこだわりを忠実に表現しながらも進化を明確に示す一本が、EXPERIMENTALシリーズ第2弾「EX02」です。

2つ目のテーマである「熟成を重ねる原酒たち」について。2025年6月の「EX01」のリリースから約8ヶ月。その間、私たちの原酒はより多様な樽で熟成を重ね、確かな時間の経過を刻んできました。
「EX01」は、ニューメイクの魅力をあえてシンプルな樽構成で表現(※1)しましたが、一方「EX02」では、その熟度を増した原酒を用いてヴァッティングすることで、ニューメイク由来の魅力に、さらなる広がりと奥行きを与えています。
構成原酒はすべてノンピートで、バーボン樽89%、オロロソシェリー樽6%、ブランデー樽5%。
華やかに立ち上がるエステル香。ほどよく香ばしいドライフルーツの爽やかなニュアンス。そしてニューメイクに含まれるラクトン由来のミルキーさやファッティさ、トフィーなニュアンス。香味の輪郭はより明確に、表情はより豊かになりました。

3つ目の「私たちの原点」について。造り込んだニューメイクこそが新道蒸溜所の核であり、当シリーズはその価値を段階的に、より深く表現していくためのシリーズです。「EX02」には、熟成によって増した香味のレイヤーの中に、確かにニューメイクの魅力が息づいています。進化の途中であっても、原点は決して揺らがない。ジャパニーズウイスキーの根源的な価値を改めて問い直し、世界に伝える。その姿勢を、味わいとして示した一本です。
私たちの現在地、そしてこれからの可能性を感じていただければ幸いです。

引用:新道蒸溜所公式HP

2-1.テイスティングノート

香り 洋ナシのレアチーズケーキ、マンゴーとパッションフルーツのゼリー、少しシナモン
味わい ミックスベリーのタルト、焦がしバタークレープ
余韻 ミルキーでなめらか、焼き菓子様のビター&スウィート

2-2.商品スペック

アルコール度数 48%
酒別 シングルモルトウイスキー
樽種 バーボン樽89%、オロロソシェリー樽6%、ブランデー樽5%
内容量 700ml
販売本数 数量限定
希望小売価格 14,300円(税込)
発売日 2026年2月27日

3.受賞歴

現時点での受賞歴はありません。

4.定価とネット上での価格

4-1.メーカー希望小売価格



商品名 SHINDO EXPERIMENTAL 02
容量 700ml
希望小売価格 14,300円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、定価での出品があります。(※2026/7/16時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションは、9000円前後での落札がありました。(※2026/7/16時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、15,000円前後で販売されています。 (※2026/7/16時点)

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,290円30ml:2,860円、15ml:1,430円などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.メーカー

株式会社 篠崎

本社所在地 〒838-1303 福岡県朝倉市比良松185番地
所有蒸留所 新道蒸溜所 朝倉蒸溜所

6.蒸溜所情報

新道蒸溜所(SHINDO DISTILLERY)

所在地 838-1303 福岡県朝倉市比良松626-1
操業開始 2021年

新道蒸溜所のコンセプトは「THE QUEST FOR THE ORIGINAL」。”世の中に普通にあるものではなく、これからのスタンダードになるものを追求してしたい”とし、原料処理から糖化、もろみの育成、蒸溜と、それぞれの工程に化学的根拠をもち、目指す香りの成分をしっかりと構築し、織り込んでいく原酒造りを行う。

特筆するべき点は「酵母」独自開発の酵母でつくられるニューメイクは新道の特徴でもあるラクトン香を纏う。さらに国内でも珍しい、スコットランドから空輸されるプレス酵母も使用している。
酵母の違うニューメイクを2種類製造し、それらをブレンドしてから樽詰めを行うという、非常時珍しい作りこみを行っている。

甘酒の「国菊」、麦リキュール「朝倉」、焼酎等も手掛けている福岡県朝倉市の老舗蔵元「篠崎」の新しいプロジェクトとしてウイスキー事業を開始。2021年5月に建屋完成、8月から蒸留を開始。三宅製作所のポットスチルを使用。
「およそ200年の酒造りのノウハウを活かし、今までにない日本のウイスキーを目指す」という。
福岡県初のクラフト蒸留所として3年後から出荷開始予定。年間出荷本数20万本を目指す。
将来的には発酵時に使用する桶や熟成時に使用する樽も自社林の木材を使用して作成していく予定としています。

同地区に朝倉蒸溜所というジンの蒸溜所も所有。現在では地元産の大麦を使用したグレーンイスキーもコチラで製造されており、新道蒸溜所と朝倉蒸溜所のジャパニーズブレンデッドウイスキーも製造されている。

新道蒸溜所の詳細はこちらの記事もご覧ください。

404 NOT FOUND | ジャパニーズウイスキーディクショ...
Japanese Whisky Dictionary

7.まとめ

エクスペリメンタル01に比べ熟成感と滑らかさが向上してるように感じられます。
01はよりフレッシュな印象でした。02は新道らしいミルキーなニュアンス、バターの様な香ばしさは損なわれず、手をかけて作るお菓子の様な(樽構成からくるものでしょうか?)ニュアンスがあります。

飲み方を選ばず楽しめるのも一つです。冷やすことでビターなニュアンスを伸ばし、加水することでよろミルキーで甘いニュアンスが出てきます。

価格も近年のクラフトに比べて少し抑えているのもポイントでしょうか?
現在ではブレンデッドウイスキーも販売されており、お手頃な価格でジャパニーズブレンデッドも楽しめます。

【レビュー】SHINDO EXPERIMENTAL 01(新道蒸...
福岡県朝倉市の蒸溜所『新道蒸溜所』より、蒸溜所初となるシングルモルトが発売開始。商品レビューと共に紹介。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.56 2026年6月号

[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第6弾 エンペラドール・ディスティラーズ/モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン
スピリッツメーカー2社の6蒸留所を一挙紹介!
 ダルモア/アイル・オブ・ジュラ/タムナヴーリン/フェッターケアン
 マグレンモーレンジィ/アードベッグ

[第2特集]
日本のクラフト蒸留所最前線
マルス駒ヶ岳蒸溜所/軽井沢ウイスキー蒸留所/御代田蒸留所

◆ジャパニーズクラフトの開拓者たち 第8回 木内酒造 木内敏之

◆ウイスキー文化研究所設立25周年記念 ウイスキー激動の25年史

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
大石 竜平

北海道出身 bar新海大門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸溜(留)所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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