【レビュー】シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020

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信州蒸溜所

2020年限定瓶詰のシングルモルト。2020年9月16日発売。生産終了、15,000本限定。
昨年のシングルモルトはバーボン樽とアメリカンホワイトオーク樽で熟成でした。今年はシェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽ということでだいぶ違った味わいに仕上がっているのではないでしょうか。

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1.メーカー

本坊酒造株式会社

設立1872年
本社所在地〒891-0122; 鹿児島県鹿児島市南栄三丁目27番地
所有蒸留所マルス信州蒸溜所、マルス津貫蒸溜所

2.蒸留所

マルス信州蒸溜所

所在地〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31
操業開始1985年

「マルス信州蒸溜所」
1985年、本坊酒造株式会社は、ウイスキー造りに最適な環境(澄んだ空気の寒冷地、適度な湿度、良質な水)を求めて、長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mの地に蒸溜所を開設しました。この地は冷涼で、霧が深く、3000m級の山々に降り注いだ雨や雪解け水は、花崗岩土壌をくぐり、天然のミネラル分をたたえた良質な水になります。

「いつか日本の風土を生かした本物のウイスキーを造りたい」。本坊酒造が描く夢を実現させるために建てられたマルスウイスキーマルス信州蒸溜所。中央アルプス駒ヶ岳山麓の美しく緑深い森に囲まれた蒸溜所は、澄んだ空気の静寂の中に佇んでいます。

3.商品名

シングルモルト 駒ヶ岳リミテッドエディション2020
Single Malt Komagadake limited Edition 2020

4.特徴

シェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽で熟成されたモルト原酒をヴァッティング

シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2020」は、信州の美しい自然環境の中、シェリー樽とアメリカンホワイトオーク樽で熟成されたモルト原酒を主体にヴァッティングした、2020年限定瓶詰のシングルモルトウイスキーです。
熟したプラムの香りが漂い、上品な蜂蜜やバニラといった穏やかな甘い香りへと続きます。
口に含むとオレンジの様な果実感とカカオを思わせるビターな味わいがバランスよく表れ、その後ほのかに甘く優しい余韻が残ります。(メーカーHPより)

4-1.テイスティングノート

香りバニラやクッキーのような甘い香りと熟したフルーツの香りの二つの香りが一体となった芳醇な香り。
味わいバニラやカカオの甘みからシェリー樽特有の甘みに変化していく。
余韻ナッツ、ビターで穏やかな余韻が続く。

4-2.商品スペック

アルコール度数50%
酒別シングルモルトウイスキー
樽酒シェリー樽、アメリカンホワイトオーク樽
内容量700ml
販売本数約15000本
希望小売価格8,580円(税込)
発売日2020年9月16日

5.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名シングルモルト駒ヶ岳リミテッドエディション2020
容量700ml
希望小売価格7,800円(税込:8,580円)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、9,000円~11,000円前後となっています。(※2021/3/21時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、最安7,250円、最高11,100円、平均8,903円(※2021/3/21時点より過去120日間の統計情報)

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、12,000~15,000円前後で販売されています。 (※2021/2/7時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1、45ml:2,970円 30ml:1,980円、15ml:990円などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

7.まとめ

アルコール度数50度ですがピリピリとした感じはなく、甘いシロップ・蜜の味わいが感じられます。
加水するとさらにまろやかになり、甘い香りがさらに開いていきます。
ストレートやロックでも濃厚な味わいでクセがなく、旨味と甘味が絶妙でコクも感じられる美味しさです。

BAR新海には昨年のリミテッドエディションもございますので是非飲み比べしてみてください。
2019・2020どちらも限定ボトルとなっております。是非ともBAR新海でご賞味ください。

■「シングルモルト駒ヶ岳」のその他の記事も是非ご覧ください。

【レビュー】シングルモルト駒ヶ岳 屋久島エージング2021
「シングルモルト駒ヶ岳 屋久島エージング」は、マルス信州蒸留所で蒸留し、鹿児島本土より南南西約60kmの海上にある九州最高峰宮之浦岳がそびえ、海上に浮かぶアルプスと言われる世界自然遺産の島・屋久島に2016年6月に新設された「屋久島エージングセラー」で熟成させたウィスキーです。
【レビュー】シングルモルト駒ヶ岳 リミテッドエディション2019
2019年9月発売。「駒ヶ岳リミテッドエディション2019」は信州の美しい自然環境の中、バーボン樽とアメリカンホワイトオーク樽で熟成したモルト原酒から造られた2019年限定瓶詰の数量限定(11,497本)シングルモルトウィスキー。
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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.42 2024年2月号

【巻頭特集】ウイスキーの聖地 アイラ島の“現在”を読み解く
アイラ島のウイスキーは、昔から「アイラモルト」という独自のカテゴリーを与えられてきた。現在9ヵ所の蒸留所があり、さらに2つの新蒸留所計画が発表されている、この小さな島を改めて紹介。
また、現在入手可能なウイスキー8種を土屋編集長が飲み比べる。
●掲載蒸留所
ボウモア、アードベッグ、ラガヴーリン、ラフロイグ、カリラ、ブナハーブン、ブルックラディ、キルホーマン、アードナッホー

【第2特集】北アイルランドのウイスキー
世界の五大ウイスキーのなかで、いまもっとも伸びているのがアイリッシュ。ブームを牽引する北アイルランドの最新情報をリポート。
●紹介ウイスキー
ブッシュミルズ、エクリンヴィル、グレンズ・オブ・アントリム、ヒンチ、キルオーウェン、マコーネルズ、ショートクロス、タイタニック・ディスティラーズ、トゥー・スタックス

【蒸留所リポート】
2023年に100周年を迎えたジャパニーズウイスキー。その第一歩が踏み出され、昨年リニューアルしたばかりのサントリー山崎蒸溜所を取材。そのほか月光川蒸留所や、個性的なツアーを行っている八郷蒸溜所&安積蒸溜所も紹介。

【インタビュー】
ワイルドターキーのマスターディスティラーであるエディー・ラッセル氏と、その息子ブルース・ラッセル氏を編集長がインタビュー。またフィンランドで自国ライ麦にこだわったウイスキーを造るキュロ蒸留所のミイカ氏にも話を聞いた。

【特集】
ウイスキーフェスティバル2023 in TOKYO、ウイスキーコニサークラブ新潟蒸留所ツアー、下田ウイスキーフェスリポート。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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ジャパニーズウイスキーディクショナリー
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