【レビュー】ムーングロウクレセント2018

三郎丸蒸留所

大正7年(1918年)に創立した若鶴酒造が100周年記念としてムーングロウシリーズの第三弾として「MOONGLOW Crescent2018」をリリース。
第一弾は「MOONGLOW First Release」で第二弾は「MOONGLOW Lemited Edition2018」。
今作は「MOONGLOW First Release」に引き続き2019年のWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にてベストウイスキー(ジャパニーズブレンデッド・リミテッドリリース12年以下部門)に2年連続で選出。

1960年蒸留の三郎丸蒸留所モルトをはじめ、富山県産のミズナラ後熟グレーンなど幅広い年代から原酒を吟味し、特別にブレンド。
長い年月が生み出す重層的な味わいと複雑な余韻が、調和を奏でながら永く続きます。

1.メーカー

若鶴酒造株式会社

設立1862年
本社所在地〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208
所有蒸留所三郎丸蒸留所

2.蒸留所

三郎丸蒸留所

所在地〒939-1308 富山県砺波市三郎丸208
操業開始1953年(2016年改修)

1952年創業の北陸で唯一の蒸留所。
戦後の米不足のなか1952年にウイスキー製造免許を取得。以来、冬は日本酒を仕込み夏の間のみウィスキーを蒸留。 スモーキーなウィスキーにこだわり英国産のピーテッド麦芽のみを仕込んでいます。 自然の風味を生かすため、冷却濾過や着色は一切していないのが特徴です。

他の蒸留所との大きな違いは世界初の鋳造製のポッドスチル「ZEMON(ゼモン)」を採用。
大きな特徴は3つ。
①鋳物工法により型による成形が可能になり短納期での製造が可能。また、低コストで十分な肉厚をもたせることができ、本体の高寿命化を期待できます。
②鋳造による自由な造形により様々な酒質を実現。また、パーツごとのユニット化により消耗した部品のみの交換や機能の拡張に対応します。
③銅が約90%、錫が約8%含まれる銅錫合金によりつくられています。錫は銅の約3倍の価格で取引される高級な金属です。
錫は古来より酒の味をまろやかにするといわれており、酒器や焼酎の冷却器に用いられてきました。ZEMONは銅と錫の2つの効果により高品質な蒸留酒の製造に貢献します。
引用:若鶴酒造公式HP

画像出展:三郎丸蒸留所公式Facebook

三郎丸蒸留所の情報はこちら↓もご覧ください。

3.商品名と写真

ムーングロウ クレセント2018
MOON GLOW Crescent 2018

4.特徴

1960年蒸留の三郎丸蒸留所モルトとミズナラ後熟グレーンなど幅広い年代の原酒をブレンド

三郎丸蒸留所のモルト原酒とスコッチグレーンウィスキー等の輸入原酒を用いてブレンド。
1960年蒸留の三郎丸蒸留所モルトをはじめ、富山県産のミズナラ後熟グレーンなど幅広い年代から原酒を吟味し、特別にブレンド。長い年月が生み出す重層的な味わいと複雑な余韻が、調和を奏でながら永く続きます。

原酒そのままの個性を楽しんでいただくために、ノンチルフィルター※1、ノンカラーでボトリング。
※1ノンチルフィルター:樽で熟成したウィスキー原酒は、温度が低くなると溶け込んでいる香味成分が析出※2し白濁してきてしまいます。通常のウィスキーはこれを防ぐために、原酒や製品を敢えて約0~5度まで冷却して濾過してしまいます。冷えると析出してくる成分には麦芽由来のものと樽由来のものがあり、どちらもウィスキーの持つ味わい成分と考えられています。冷却濾過をしていないということは麦芽や樽の香味成分そのままで瓶詰されているということで、より複雑で豊かな味わいのウイスキーに仕上がっていると言えます。

4-1.テイスティングノート

香りバニラクリーム、ワックス、すこし酸をともなうスモーク、アーシーなピート、ゆで栗、メンソール。
味わいスムースでややオイリー、バナナ
余韻まろやかな麦芽の甘みとピート香が続く

4-2.商品スペック

アルコール度数43%
酒別ブレンデッドウィスキー
樽種バーボン樽、シェリー樽、赤ワイン樽、ミズナラ樽ほか
内容量700ml
販売本数2,500本
希望小売価格15,400円(税込)
発売日2018年11月21日

5.受賞歴

2019年 WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にてベストウイスキー(ジャパニーズブレンデッド・リミテッドリリース12年以下部門)に選出

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名ムーングロウ クレセント 2018
容量700ml
希望小売価格14,000円(税込:15,400円)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、10,000円~12,500円前後となっています。(※2021/3/5時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、最安9,000円、最高9,501円、平均9,250円 (※2021/3/5時点より過去120日間の統計情報)

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでは、定価と同じ価格の15,400円の定価で販売されています。 (※2021/3/5時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1、45ml:3,960円 30ml:2,640円、15ml:1,320円 などの少量でも提供しております。

7.まとめ

三郎丸蒸留所はクラウドファンディングを募り2017年に改装。蒸留所見学などもできる施設へと風貌を変化。
その後、三郎丸蒸留所改修後初となるシングルモルトウィスキー「三郎丸0 THE FOOL」を2020年11月12日に発売しました。
2017年蒸留のシングルモルトで改修後初の原酒となります。カスクストレングス版も同日にオンラインショップにて数量限定で発売されました。
いままでブレンデッドウィスキーをメインで製造していた三郎丸蒸留所でしたが、満を持してシングルモルトウィスキーを出してきました。2019年~2020年あたりから各蒸留所で自社蒸留による、いわゆるジャパニーズウィスキー(シングルモルト)が増えてきました。
2021年も三郎丸蒸留所からなにかしらのシングルモルトが発売されるのか今後の動きに注目していきたいですね。

「三郎丸蒸留所・ムーングロウ」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

最後に:ジャパニーズウィスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウィスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウィスキー

世界的にも有名なウィスキー評論家で、ウィスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウィスキー」です。
ウィスキーの基礎知識、日本へのウィスキーの伝来、ジャパニーズウィスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウィスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウィスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(2).ウィスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

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(3).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

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(4).ウィスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

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