【レビュー】ニッカ フロムザバレル

ニッカウヰスキー

フロム・ザ・バレル』は、世界的な酒類品評会である「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2016」において5年連続で金賞を受賞。
その他、国際的なウイスキーコンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」において2009年はいわゆる17年もの、21年ものといったエイジング商品を押さえ、サブカテゴリーの枠を超えた日本代表として「ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー」に選出されました。

1.メーカー

ニッカウヰスキー株式会社

設立1934年(昭和9年)
本社所在地〒107-8616 東京都港区南青山5丁目4番31号
所有蒸留所余市蒸留所、宮城峡蒸留所、ベンネヴィス蒸留所

2.蒸留所

余市蒸留所

所在地〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7丁目6
操業開始1936年

日本のスコットランドと称されている北海道の「余市蒸留所」。マッサンこと竹鶴政孝により前身の大日本果汁株式会社が1934年に設立。 竹鶴政孝はスコットランドに似た冷涼で湿潤な気候、豊かな水源と凛と澄んだ空気がそろった場所こそが理想のウイスキーづくりには欠かせないと考え、様々な候補地の中から小樽の西、積丹半島の付根に位置する余市を選びました。
竹鶴政孝が最初の蒸留所で目指したのは、重厚で力強いモルトウイスキーづくりでした。本場スコットランドの蒸留所で学んだウイスキーづくりの手法を、一切の妥協を許さずそのまま再現することにこだわりました。そのこだわりの象徴が「石炭直火蒸留」です。 自らが学んだロングモーン蒸留所の方式にならい、この蒸留方法を採用。本物のウイスキーをつくるために必要なことであれば、たとえ非効率的であっても守り抜いていく。そんなニッカウヰスキーの原点とも言える情熱と竹鶴政孝の夢への思いが今もなお受け継がれています。

余市蒸留所公式HPはこちら

余市蒸留所の詳細情報は、こちらの記事もご覧ください。

宮城峡蒸留所

所在地〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地
操業開始1969年

北海道・余市で第一の蒸留所をスタートさせてから約30年。 「異なる蒸留所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウィスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴政孝にとって、第二の蒸留所はどうしても必要でした。
竹鶴が選んだ地は仙台・宮城峡。広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷。竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。その場で蒸留所建設を決定したと言われています。 宮城峡蒸留所が誇るのが「カフェ式連続式蒸留機」
導入当時、すでに旧式とされていた蒸留機です。旧式だからこそ雑味となる成分が残りやすいのですが、技術によってそれを原料本来の香りや甘みに変えることができるため、竹鶴はあえてこの旧式蒸留機を選びました。宮城峡蒸留所では、今なお竹鶴の情熱を受け継ぐ人々がウィスキーのおいしさを求め、さまざまな試みを続けています。

画像出展:宮城峡蒸留所|NIKKA WHISKY

宮城峡蒸留所の詳細情報は、こちらの記事もご覧ください。

ニッカのブレンデッドの特徴は、3つの蒸溜器(機)が生み出す原酒から成り立っている。
ひとつは余市蒸留所のストレート型ポットスチル。現在では世界唯一の石炭直火蒸溜を行うストレート型のスチルからはヘビーで力強いモルトがつくられる。ピートやスモークも十分にのったフルボディさが魅力の原酒です。もうひとつは宮城峡蒸留所のバルジ型ポットスチル。スチーム間接蒸溜によって生み出される華やかで香り高いモルトは、余市と全く異なるタイプの原酒です。余市をハイランド、宮城峡をローランドとなぞらえて、それぞれ特色を生かしたウイスキーがつくられています。

そして創業者 竹鶴政孝氏が「グレーンウイスキーを使うようにならなければ、日本のウイスキーは一人前とは言えない」と切望し、1963年に導入された宮城峡のカフェ式連続式蒸溜機からつくられるグレーンウイスキー。余市と宮城峡の個性的なモルトとのバランスを取るために欠かせない存在です。それを竹鶴氏から脈々と続くブレンディング技術がまとめ上げる。

ニッカウヰスキー『宮城峡蒸留所』では、伝統的な「カフェ式連続式蒸留機」を保有しています。現在主流となっている連続式蒸留機は、アルコールの精製度を高められる反面、香味成分までも除去してしまいます。一方、ニッカが保有する「カフェ式連続式蒸留機」は、旧式で蒸留効率はおとりますが、蒸留液に原料由来の香りや成分が残るという特徴があります。この蒸留機は、1830年頃に発明され、開発者であるイーニアス・カフェの名にちなんで“カフェスチル”と呼ばれています。ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝には、カフェ式連続式蒸留機を自分の工場に導入し、本格的なブレンデッドウイスキーをつくりたいという夢がありました。その念願が叶い、1963年に導入し、翌年本格操業を開始したそのカフェスチルは、当時としても“極めて旧式”なタイプでした。それは「本物のおいしさ」を求めた政孝のこだわりでした。

3.商品名と写真

ニッカ フロムザバレル
Nikka From The Barrel

4.特徴

その名の通り樽出しでアルコール度数が51.4度

『フロム・ザ・バレル』は、熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽詰めし、数ヶ月ほど再貯蔵。この再貯蔵は「マリッジ(結婚)」と呼ばれ、まさにこの間、個性の違うウイスキーは結婚したかのように深く馴染み合い、調和の取れた美味しさが生まれます。
再貯蔵された多くのウイスキーは、瓶詰め前に割り水によってアルコール分・40~45%程度に調整されますが、『フロム・ザ・バレル』は、割り水を最小限に留め、アルコール分「51%」に設定。骨太な飲みごたえとともに、再貯蔵(マリッジ)で生まれた濃厚にして繊細な香りと味わいのハーモニーをお届けしています。

4-1.テイスティングノート

香り濃厚にして繊細な香り
味わい重厚な味わいとコク
余韻豊かで長い余韻

4-2.商品スペック

アルコール度数51%
酒別ブレンデッドウィスキー
樽種
内容量500ml
販売本数
希望小売価格2,640円(税込)
発売日

1985年10月

5.受賞歴

2016 ISC 金賞(2016年まで5年連続)
・2015 ISC カテゴリー最高賞(トロフィー)
・2009 WWA ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキーベスト
・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー[ノーエイジ](2007年から2011年まで5年連続)

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名

ニッカ フロムザバレル

容量500ml
希望小売価格2,640円(税込)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、1本あたり3,000円~4,000円前後となっています。
(※2021/4/1日時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの現在出品中の価格は、最安2,730円、最高4,000円、平均3,395円
(※2021/4/1時点)

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、3,000~4,000円前後で販売されています。 (※2021/4/1時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、 1杯、45ml:1,210円(税込) にて提供しております。

7.まとめ

ニッカの看板的ブレンデッドウイスキー!味も香りも抜群です!
飲み方に関しては、ストレートやトワイスアップがオススメです。
あとアルコール度数が高いので飲み過ぎには注意したいですね。まだフロム・ザ・バレルを飲んだことがない人は一度チェックしてみてはいかがでしょうか?ぜひ一度ご賞味下さい!

■ニッカウヰスキーに関するその他の記事も是非ご覧ください。

最後に:ジャパニーズウィスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウィスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウィスキー

世界的にも有名なウィスキー評論家で、ウィスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウィスキー」です。
ウィスキーの基礎知識、日本へのウィスキーの伝来、ジャパニーズウィスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウィスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウィスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(2).ウィスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

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(3).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

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(4).ウィスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

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