AMAHAGANなどを手掛ける長濱ロマンビール公式サイトから『シングルモルト長濱 ダブルシェリーカスク&ダブルワインカスク』の発売情報。
公式サイトではすでに発売開始と記載がされています。現在、公式オンラインショップでは確認できないため、酒販店様にて購入可能な可能性があります。
1.シングルモルト長濱 オロロソ × ペドロヒメネス
ダブルシェリーカスク カスクストレングスバッチ1920
『シングルモルト長濱 オロロソ × ペドロヒメネス ダブルシェリーカスク カスクストレングスバッチ1920』このウイスキーは19年、1st Fillにシェリーオロロソ樽へ樽詰め。その後約3年間の熟成を経て2nd Fillにシェリーペドロヒメネスホグスヘッド樽へ後熟を行いました。熟成期間は約4年。オロロソ樽由来のドライ且つスパイシーな風味とビロードの様に繊細な甘さを兼ね備えたウイスキーです。
引用:長濱浪漫ビールダブルシェリーカスク、ダブルワインカスク数量限定にて発売開始 – 長濱浪漫ビール (romanbeer.com)
2.シングルモルト長濱 レッドワイン × ソーテルヌ
ダブルワインカスク カスクストレングスバッチ1480
『シングルモルト長濱 レッドワイン × ソーテルヌ ダブルワインカスク カスクストレングスバッチ1480』
このウイスキーは17年9月蒸溜のノンピート原酒を国産ワイナリーの赤ワイン樽へ樽詰。3年半熟成後、21年4月にボルドー地方で造られる極甘口の貴腐ワインソーテルヌカスクへリフィルを行いました。合計熟成期間は6年4ヵ月。赤ワイン樽由来のタンニンと葡萄を想わせる芳醇さ、そしてソーテルヌワイン樽からもたらされる桃やアプリコット様のフルーティーな余韻が愉しめます。引用:長濱浪漫ビールダブルシェリーカスク、ダブルワインカスク数量限定にて発売開始 – 長濱浪漫ビール (romanbeer.com)
3.長濱蒸溜所について
所在地 | 〒526-0056 滋賀県長浜市朝日町14-1 |
操業開始 | 2016年(平成28年)11月1日 |
滋賀県びわ湖北部にある日本最小クラスの長濱蒸溜所は、クラフトビールの醸造所とレストランを併設しています。大手ウイスキーメーカーを含めてもレストランを併設している蒸留所は少なく、クラフトウイスキー蒸留所となればごく稀な存在です。
設置された個性的なポットスチルの形状はウイスキーづくりのまさに原点を感じさせます。
長濱蒸溜所は元々は江戸時代から米蔵だったところを改修し、1996年からビールづくりが始まりました。その後、2016年にウイスキーづくりのための設備を導入。建物の中は吹き抜けになっていて、1階に糖化槽と蒸留器を設置、2階に粉砕機と発酵槽が設置してあります。
ポットスチルは初留2基、再留1基で、加熱方式は間接蒸気のひょうたんのような形をしたアランビックタイプのポットスチルで、ブランデーの蒸留に使われることが多いポットスチルを使用しています。このアランピックタイプのポットスチルは日本のクラフト蒸留所の中では現在長濱蒸溜所だけが使用しています。特徴としては、酒質がクリアで柔らかく雑味の少ないものが出来るメリットがあります。
創業から今に至るまでの間で試行錯誤が繰り返されました。大きな変更点は麦芽の粉砕比率を変更したり、発酵時間を当初60時間だったところを今では72時間に変更。また、蒸留器を2基から3基に増設。創業時は初留釜が1000リットル、再留釜が500リットルでしたが、再留釜も入れ替えて、3基全て1000リットルに統一。あとはスコットランドの蒸留所に倣って、再留器の洗浄をほとんどしていない。など、創業後およそ4年間で様々な変化をしてきました。
「一醸一樽」の精神のもとにウイスキーを作り続けています。
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4.商品スペック
製品名 | シングルモルト長濱 レッドワイン × ソーテルヌ ダブルワインカスク カスクストレングスバッチ1480 |
シングルモルト長濱 オロロソ × ペドロヒメネス |
酒別 | シングルモルトウイスキー | シングルモルトウイスキー |
樽酒 | 国産赤ワインカスク熟成後 貴腐ワインソーテルヌカスクにて後熟 |
オロロソシェリー樽熟成後 ペドロヒメネスシェリー樽にて後熟 |
瓶詰本数 | 304本 | 374本 |
希望小売価格 | 21,450円(税込み) | 18,700円(税込み) |
5.シングルモルト長濱の過去作
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。