【レビュー】シングルモルト駒ヶ岳IPAカスク2026

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本坊酒造駒ヶ岳蒸溜所
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一年に一度リリースされる駒ヶ岳IPAカスク。爽やかな味わいで夏にピッタリなウイスキーをレビュー!

「IPA」とは、India Pale Ale(インディアペールエール)の略で、ビールの原材料の「ホップ」を大量に使用して作られるビールです。ホップの持つ香りや苦みが、一般的なビールよりもかなり強く、アルコール度数も5.5~7.5%と高めなのが特徴のビールです。

「IPA」の製造に使用したあとの空き樽を追熟(フィニッシュ)に使用したウイスキーが、「シングルモルト駒ヶ岳IPAカスクフィニッシュ」です。

駒ヶ岳蒸溜所に隣接する「南信州ビール駒ヶ岳醸造所」でIPAの製造に使用された樽を使用している為、毎年数量限定で非常に希少性が高く、IPAカスクフィニッシュならではのキレのある味わいは是非一度お試し頂きたい一本です。

1.ボトルとラベルの写真

シングルモルト駒ヶ岳 IPAカスクフィニッシュ Bottled in 2026
Single Malt Komagatake IPA Cask Finish 2026

 

2.駒ヶ岳IPAカスクフィニッシュ2026の特徴

「シングルモルト駒ヶ岳 IPAカスクフィニッシュ」は、南信州ビール駒ヶ岳醸造所でホップをふんだんに使用して醸造した中濃色ビール、インディア・ペールエール(IPA)を熟成した空き樽でフィニッシングしたシングルモルトウイスキーです。ミントやシトラスを想わせる爽やかな香り、グレープフルーツやライムのような果実感とクリアな甘み、ホップ由来のビターで清涼感のある余韻があり、ハイボールとの相性が抜群の1本に仕上がりました。

引用:本坊酒造公式サイト

-1.テイスティングノート

香り バニラや蜂蜜、グレープフルーツピール、洋梨、ミント
味わい バニラクリーム、洋梨のコンポート、ビターな飲み口の後にミントのような清涼感
余韻 樽由来のバニラ香、ホップ由来の爽やかさや苦味が後から包み込む

2-2.商品スペック

アルコール度数 52%
酒別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽種 バーボンバレル主体(追加熟成:南信州ビール IPA樽)
内容量 700ml
販売本数 不明。昨年は限定2,682本
希望小売価格 9,900円(税込)
発売日 2026年7月下旬

3.受賞歴

SFWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)2026 最高金賞

4.定価とネット上での価格

4-1.メーカー希望小売価格

 

商品名 シングルモルト駒ヶ岳 IPAカスクフィニッシュ Bottled in 2026
容量 700ml
希望小売価格 9,900円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、14,000円前後となっています。(※2026/8/6時点)

 

4-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、現在確認できませんでした。
2025年度のものは11,000円前後での落札が確認できました。(※2026/8/6時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでは、11,880円で販売されています。 (※2026/8/6時点)

Amazonや楽天市場でも、販売数自体が非常に少なく希少性の高さが際立っています。

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:2,970円 、30ml:1,980円、15ml:990円で提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.製造メーカーについて

本坊酒造株式会社

設立 1872年
本社所在地 〒891-0122; 鹿児島県鹿児島市南栄三丁目27番地
所有蒸溜所 マルス信州蒸溜所、マルス駒ヶ岳蒸溜所

6.蒸溜所について

マルス駒ヶ岳蒸溜所

蒸溜所は、長野県の宮田村に位置する「マルス信州蒸溜所」。
2024年3月から名称を【駒ヶ岳蒸溜所】へと変更しております。

所在地 〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31
操業開始 1985年

鹿児島の地で日本の蒸留酒「焼酎」造りに邁進していた本坊酒造が、ウイスキー製造免許を取得したのが1949年。それ以来、「いつか日本の風土を活かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。
鹿児島でのウイスキー製造から数年経た後、1960年に山梨にワインとウイスキー製造のための工場「マルス山梨ワイナリー」を設立。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求めました。

澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれていることなど、ウイスキー造りのための自然条件は大変厳しいものがあります。
こうした条件を満たす土地を探し求め、1985年ウイスキー造りに最適な環境を求めて長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mの地にマルス信州蒸溜所を開設致しました。
1992年にウイスキー需要低迷により蒸留を休止。その後、世界的にジャパニーズウイスキーが評価されはじめる中、ウイスキー需要が回復傾向にあった2009年に蒸留再開を決意し2011年2月より再スタート。
2020年9月、35年ぶりの全面リニューアル。投資額は約12億円。

2019年5月から、老朽化した設備の改修とウイスキー増産を見据えた樽貯蔵庫施設の整備やウイスキー造りの見学を目的にしたウイスキー蒸留棟(樽貯蔵庫を含む)と、オリジナルウイスキーやグッズ販売などを目的にビジター棟を新設、既存の設備及び施設を改修。
新設したウイスキー蒸留棟は1,996㎡(延床面積、約2,500樽収容予定の樽貯蔵庫含む)、ビジター棟は746㎡。
引用:本坊酒造公式HP

■製造能力:原料麦芽1.1t/日
■原酒製造量:約700L/日、約185KL/年(2020年度予定)
■主要な設備:麦芽粉砕機1基、マッシュタンロイテル(糖化槽)6KL×1基、ステンレス発酵タンク6KL×3基、ダグラスファー木槽発酵タンク(移設)6KL×3基、初溜釜(移設)

マルス駒ヶ岳蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

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7.まとめ

IPAカスクフィニッシュだからこそ感じられるホップ由来の爽快なビター感と、駒ヶ岳蒸溜所らしいバニラや柑橘系のフルーティーな甘みが見事に調和した一本です。

特にアルコール度数52%を感じさせない軽快な飲み口が魅力的で、ハイボールにするとバニラや蜂蜜の甘みとホップの個性がより鮮明になり、グラスからいつの間にか消えてしまうような一杯で暑い季節にピッタリです!

またウイスキーに対して、南信州ビールでは、シングルモルトウイスキー「駒ヶ岳」の熟成に用いられた樽を再利用し、発酵・熟成を行ったIPAビールも展開しております。こちらも、ぜひ併せてお楽しみいただきたい逸品です。

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.57 2026年8月号

スコッチ蒸留所名鑑」第7弾。
[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第7弾 イアンマクロード/アンガスダンディ
ボトラーズ出身の2社が所有する6蒸留所を一挙紹介!
グレンゴイン/タムドゥー/ローズバンク/ラーガンベイ
トミントール/グレンカダム

[第2特集]
スコッチウイスキー最前線2026 第1弾
アバフェルディ/ポート・オブ・リース/グレンギリー/ケアン

[特集]
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2026 受賞結果
◆ハイボール缶大試飲会 2026夏
◆新たなリミテッドシリーズが始動 「竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ 2026」
◆シーバスリーガル×日本が切り拓く新境地
◆マスター・オブ・ウイスキーの肖像

[イベントリポート]
◆Whisky&Spirits Festival 2026 in YOKOHAMA

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
OTSUKASHOTA

山梨県出身。BAR新海 芝大門店所属。
バーテンダーとして経験を積む中で、「BARはお酒を提供する場所ではなく、一杯を通して人と物語を繋ぐ場所」であることを実感。ジャパニーズウイスキーの味わいはもちろん。その歴史や蒸留所の背景、造り手の思いに惹かれ、日々知識を深めている。
JWDでは、初心者から愛好家まで楽しめる記事を目指し、現場ならではの視点で情報を発信する。

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