AMAHAGANなどを手掛ける長濱ロマンビール公式サイトから『シングルモルト長濱 THE Mont-Pérat BATCH 』が2024年4月23日(火)発売。
シングルモルト長濱の第四弾、 THE Mont-Pérat BATCHの発売情報がリリースされました。
今回のキーモルトは今回は2017年蒸溜のバーボン樽原酒を、アイラクォーター樽で後熟。その後、2021年10月にCh. Mont-Pératの赤ワイン樽と白ワイン樽に分けてさらに追熟した2つの原酒。
すでに公式オンラインショップで予約購入が可能です。
1.シングルモルト長濱 THE Mont-Pérat BATCH
2024年4月23日(火)、自社蒸留原酒のみをヴァッティングしたシングルモルトの第4弾「シングルモルト長濱THE Mont-Pérat BATCH(ザ・モンペラバッチ)」を販売開始いたします。
本製品を生み出すにあたり、「一醸一樽」の精神のもと熟成庫に眠る原酒の中から、最上級のモルト原酒のみを厳選。今回は2017年蒸溜のバーボン樽原酒を、アイラクォーター樽で後熟。その後、2021年10月にCh. Mont-Pératの赤ワイン樽と白ワイン樽に分けてさらに追熟し、2つの原酒を「AMAHAGAN」で培った技術と経験を用いて、慎重にヴァッティングを行いました。赤ワイン樽原酒のエレガントかつフラワリーな華やかさと、白ワイン樽由来のマスカットやグレープフルーツなどの瑞々しい果実が響き合い、絶妙なバランスを実現しています。Ch.Mont-Pérat樽後熟の特別な味わいを、心ゆくまでお愉しみください。
2.長濱蒸溜所とCh. Mont-Pératついて
2₋1.長濱蒸溜所
所在地 | 〒526-0056 滋賀県長浜市朝日町14-1 |
操業開始 | 2016年(平成28年)11月1日 |
滋賀県びわ湖北部にある日本最小クラスの長濱蒸溜所は、クラフトビールの醸造所とレストランを併設しています。大手ウイスキーメーカーを含めてもレストランを併設している蒸留所は少なく、クラフトウイスキー蒸留所となればごく稀な存在です。
設置された個性的なポットスチルの形状はウイスキーづくりのまさに原点を感じさせます。
長濱蒸溜所は元々は江戸時代から米蔵だったところを改修し、1996年からビールづくりが始まりました。その後、2016年にウイスキーづくりのための設備を導入。建物の中は吹き抜けになっていて、1階に糖化槽と蒸留器を設置、2階に粉砕機と発酵槽が設置してあります。
ポットスチルは初留2基、再留1基で、加熱方式は間接蒸気のひょうたんのような形をしたアランビックタイプのポットスチルで、ブランデーの蒸留に使われることが多いポットスチルを使用しています。このアランピックタイプのポットスチルは日本のクラフト蒸留所の中では現在長濱蒸溜所だけが使用しています。特徴としては、酒質がクリアで柔らかく雑味の少ないものが出来るメリットがあります。
創業から今に至るまでの間で試行錯誤が繰り返されました。大きな変更点は麦芽の粉砕比率を変更したり、発酵時間を当初60時間だったところを今では72時間に変更。また、蒸留器を2基から3基に増設。創業時は初留釜が1000リットル、再留釜が500リットルでしたが、再留釜も入れ替えて、3基全て1000リットルに統一。あとはスコットランドの蒸留所に倣って、再留器の洗浄をほとんどしていない。など、創業後およそ4年間で様々な変化をしてきました。
「一醸一樽」の精神のもとにウイスキーを作り続けています。
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2₋2.Ch. Mont-Pératについて
250年に渡りワインを造り続ける、デスパーニュ家。歴史あるこの一家がモンペラを所有したのは1998年のことです。
そしてこのテロワールを表現したコンサルタントはミッシェル・ロラン氏。「ル・パン」や「シャトー・クリネ」など右岸のシンデレラワインや、カリフォルニアのカルトワインとして知られる「ハーラン・エステート」なども手掛けた、Mr.メルロと称される天才醸造家です。
豊かなテロワールで行う、格付けシャトー並みの厳格な栽培により、信じられないほどの高コスパワインが誕生しました。
引用:エノテカオンライン
3.商品スペック
製品名 | シングルモルト長濱 THE Mont-Pérat BATCH |
酒別 | シングルモルトウイスキー |
樽酒 | バーボン樽、アイラクオーター樽、Ch. Mont-Pératの赤ワイン樽と白ワイン樽後熟 |
瓶詰本数 | 4,000本 |
希望小売価格 | 12,100円(税込み) |
4.シングルモルト長濱の過去作
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。