【2023年8月中旬発売】静岡 ユナイテッドS 2023夏

発売情報
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ガイアフロー静岡蒸溜所

2022年12月にリリースした「ユナイテッドS 初版」。今後この「S」シリーズがスタンダードアイテムとしてリリースされていくなかで、今回リリースされたのが「シングルモルト日本ウイスキー 静岡ユナイテッドS 2023夏」
静岡蒸溜所から発売される商品は今回から500mlボトルでの発売に変更となります。バックラベルに「2023 夏」と表記し、今後はリリース時期に応じて名称を変更していくそうです。

原材料は、スコットランド産ノンピート麦芽、ピーテッド麦芽やビール用麦芽が中心。日本産大麦の原酒も使用。熟成樽はファーストフィルのバーボンバレルを主体に様々な樽を使用。

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2.シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ユナイテッドS 2023夏

静岡蒸溜所の特徴であるKとWという2種類の原酒をブレンドしたシングルモルト「Sシリーズ」の最新作です。
オクシズの間伐材を活用する薪を燃やし、800℃にも及ぶ力強い直火で蒸留する、蒸留機「W」。
スコットランドのフォーサイス社で造られたスティルと、国内のピザ窯メーカーのノウハウを活かした薪直火窯のコンビネーションは、世界でただひとつ。
焦げたような香ばしいテイスト、パワフルさ、豊かなボディを持つ原酒が生み出されます。
由緒ある蒸溜所から移設した蒸留機「K」は、日本製のポットスティル。蒸気加熱で繊細な調整を必要とするこの蒸留機は、細く長く伸びるネックを経て、丁寧に磨き上げられた華やかで軽やか、フルーティーなアロマを持つ原酒が造られます。
全く異なる個性を持つ、ふたつの初留蒸留機。これが静岡蒸溜所のウイスキーの個性を作り出しています。

引用:【新商品】「静岡 ユナイテッドS 2023 夏」初の500mlボトルで発売! | GAIAFLOW NEWS

製品名 シングルモルト日本ウイスキー 静岡ユナイテッドS 2023夏
酒 別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料 モルト(スコットランド産ノンピート麦芽・ピーテッド麦芽、日本産麦芽)
樽 種 バーボン樽ほか
販売数 10,000本
度 数 50.5%
価 格 希望小売価格:7,821円(税込)
製造所 ガイアフロー静岡蒸溜所
製造者 ガイアフローディスティリング株式会社

3.蒸留器「S」

そして静岡蒸溜所にもうひとつあるポットスティル、それが再留機「S」です。初留蒸留機「W」と「K」で造られた初留液は、どちらもこの「S」で2度目の蒸留を行います。
再留機Sはスコットランドのフォーサイス社製。加熱には、最新式のプレートヒーター方式を採用しています。
バルジ型と呼ばれる、ボディとネックの間に膨らみのある形。これは、蒸留中に揮発したアルコール分を循環させるためで、雑味が少なくスムースな味わいをつくり上げるのです。

引用:【新商品】「静岡 ユナイテッドS 2023 夏」初の500mlボトルで発売! | GAIAFLOW NEWS

4.静岡蒸溜所のその他のシングルモルト

4-1.シングルモルト日本ウイスキー静岡 ユナイテッドS 初版

商品名の「S」とは2021年11月に発売されたコンタクトSの後継であることを示すだけでなく、「静岡」「スピリッツ」「シングルモルト」「スフィア(天球)」の頭文字をとったものです。「ユナイテッド」は「コンタクト」で遭遇した2つの原酒が調和し融合したという更なる進化を意味しています。

【レビュー】シングルモルト日本ウイスキー静岡ユナイテッドS 初版
シングルモルト日本ウイスキー静岡ユナイテッドS 初版は、ガイアフロー静岡蒸溜所より2022年12月中旬発売。9,845円(税込)。原材料は国産大麦麦芽主体、スコットランド産ノンピート麦芽・ピーテッド麦芽やビール用麦芽を使用。

4-2.シングルモルト日本ウイスキー静岡 コンタクトS

シングルモルトウイスキー静岡の第三弾。静岡蒸溜所ではK(軽井沢蒸留所から移設された蒸留機)とW(薪直火蒸留機)という2基の初留蒸留機を使い、2種類の個性が異なった原酒を生み出しています。その両方の原酒を初めてブレンドしたシングルモルトが「コンタクトS」です。

【レビュー】シングルモルトウイスキー静岡 コンタクトS
静岡蒸留所ではKとWという2基の初留蒸留機を使い、2種類の個性が異なった原酒を生み出しています。その両方の原酒を初めてブレンドしたシングルモルトが「コンタクトS」です。蒸気加熱のKがフルーティーな香りとライトな味わい、薪直火によるWがヘビーな味わいと長い余韻を感じさせます。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
深瀬 悠二

北海道札幌市出身。
2005年、大手スポーツ用品販売チェーンに就職→2019年1月、BAR新海に就職しウイスキーの魅力に引き込まれ虜となる。初めて飲んだウイスキーはアードベッグ10年。ほぼ毎日ウイスキーを飲む中で更なる知識習得を目指し、ウイスキー検定2級とJC級(ジャパニーズクラフトウイスキー)を取得。
造り手の想いをしっかりと表現し、飲み手の方々に正しい情報を伝えたい。ウイスキーの魅力をたくさんの方に伝えたいという思いでウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」の編集を担当。

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