キリンビール株式会社の富士御殿場蒸溜所より、「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」を2022年6月7日より通年(初年度出荷分約4,700ケース)で、「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士 2022マスターピース」を2022年4月19日よりキリンオンラインショップDRINXにて約1,000本の数量限定で販売します。
また2022年の事業方針として、「陸」の大幅なリニューアルと、「富士」の中国やオーストラリアへの輸出を計画。より強固なブランド育成を行う予定です。
1.キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士
モルトとグレーンを同一の蒸溜所でつくる富士御殿場蒸溜所ならではの世界的にも珍しい、新しいスタイルの商品。全ての原酒を同じ富士の伏流水・つくり手・自然環境で造り込み、熟練のブレンド技術が生んだ「味わいまで美しい」多彩な香味の調和を追求したウイスキーです。
引用:PR TIMES
製品名 | キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士 |
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発売日 | 2022年6月7日 |
酒 別 | シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト、グレーン |
購入方法 | 全国の飲食店、量販店、キリンオンラインショップDRINX |
販売数 | 約4,700ケース(2022年出荷分) |
度 数 | 43% |
内容量 | 700ml |
価 格 | 6,600円(税込) |
製造者 | キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所 |
2.キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士 2022マスターピース
富士御殿場蒸溜所の特長が凝縮された、希少で貴重な長期熟成原酒を贅沢に使用した秀逸なブレンドです。熟した果実香、カスタードのリッチさ、フローラル、スパイシーなど、彩り豊かな香味が複層的に感じられる味わいです。
引用:PR TIMES
製品名 | キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士 2022マスターピース |
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発売日 |
2022年3月1日(富士御殿場蒸溜所販売店) 2022年4月19日(キリンオンラインショップDRINX) |
酒 別 | シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト、グレーン |
購入方法 | 富士御殿場蒸溜所販売店、キリンオンラインショップDRINX |
販売数 | 限定約1,000本 |
度 数 | 50% |
内容量 | 700ml |
価 格 | 54,780円(税込) |
製造者 | キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所 |
3.富士御殿場蒸溜所について
富士御殿場蒸溜所
所在地 | 〒412-0003 静岡県御殿場市柴怒田970番地 |
操業開始 | 1973年11月 |
1972年8月 キリンビール株式会社(日本)、JEシーグラム社(米、当時)、シーバースブラザーズ社(英)3社合弁によりキリン・シーグラム株式会社設立
1973年11月 富士御殿場蒸溜所完成、製造開始
1974年2月 国産ウイスキー「ロバートブラウン」発売
2002年7月 社名を「キリンディスティラリー株式会社」と変更(キリンビール株式会社の100%出資会社化)
2005年9月 国産ウイスキー「キリンウイスキー富士山麓 樽熟50°」「キリンウイスキー富士山麓シングルモルト18年」発売
2016年3月 「キリンウイスキー 富士山麓 ブレンデッド 18年」発売、「キリンウイスキー富士山麓 樽熟原酒50°」発売
2018年8月 「富士山麓 Signature Blend (シグニチャーブレンド)」発売
2020年4月 「キリンシングルグレーンウイスキー富士」発売
富士山のふもとに位置する「キリンディスティラリー(株)富士御殿場蒸溜所」はモルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまで一貫して行う、世界でも珍しいウイスキー蒸留所です。
豊富な富士の伏流水、冷涼な気候、一年を通して幾度となく発生する霧、恵まれた自然環境の中で、ウイスキーをはじめ、ミネラルウォーターや缶チューハイなど、キリングループの多種多様な製品を製造しています。
2019年2月、将来のさらなるウイスキーの販売数量増加に備えて生産設備を増強、約80億円を投資。
多様なモルトウイスキー原酒を製造するため、小型の発酵タンク4基と蒸留器2系列4基を新設し原酒製造能力を約2倍に、樽熟成庫のリニューアル・大型化等により、樽の保管能力を約2割増強。将来にわたり高品質なウイスキーを安定して供給できる生産体制を目指す。稼働開始時期は2021年6月の予定。
富士御殿場蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。
4.「陸」リニューアル
先述した通り、富士御殿場蒸溜所のミドルスタンダード「陸」の大幅なリニューアルを行います。
富士御殿場蒸溜所内にある多彩な原酒を主体にブレンド比率を見直し、味わいを強化。
パッケージ面では、「売り場で商品を認知しづらい」「デザインが現代的すぎてウイスキーらしくない」といった課題点を、ロゴを大きくし、識別性を強化。金帯を用いることで品質の良さ、ウイスキーらしさをアピールすることでクリア。
さらに、50万人規模のサンプリングを行うほか、国産ウイスキーでは17年ぶりにテレビCMを投入します。
「陸」ブランドの2022年の売り上げ計画は、前年比147%増の19億円を掲げています。
↓「陸」旧デザイン ↓「陸」新デザイン
5.「富士」ブランド展開
富士御殿場蒸溜所のフラッグシップブランド、「富士」。
2021年9月にアメリカでの販売を開始した「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」を、2022年4月より中国、オーストラリアで販売を開始します。「富士」というストレートな日本らしさのあるネーミングを武器に、世界規模の認知度の更なるアップを狙います。
海外進出に加え、先述した「富士」の新商品2種の発売で、2022年の売り上げ計画は前年比202%増の12億円を掲げます。
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。