【レビュー】シングルカスク駒ヶ岳2014 No.1841 AGED7 YEARS

ウィスキーレビュー
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本坊酒造駒ヶ岳蒸溜所

ごく少数限定で販売される「シングルカスク駒ヶ岳」。本記事でご紹介する『シングルカスク駒ヶ岳2014 No.1841 AGED7 YEARS』は、マルス信州蒸溜所で2014年4月に蒸留したヘビリーピーテッド原酒をシェリーホグスヘッドで7年以上熟成した、シングルカスクウイスキーです。限定287本。

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1.メーカー

本坊酒造株式会社

設立1872年
本社所在地〒891-0122; 鹿児島県鹿児島市南栄三丁目27番地
所有蒸留所マルス信州蒸溜所、マルス津貫蒸溜所

2.蒸留所

マルス信州蒸溜所

所在地〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31
操業開始1985年

鹿児島の地で日本の蒸留酒「焼酎」造りに邁進していた本坊酒造が、ウイスキー製造免許を取得したのが1949年。それ以来、「いつか日本の風土を活かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。
鹿児島でのウイスキー製造から数年経た後、1960年に山梨にワインとウイスキー製造のための工場「マルス山梨ワイナリー」を設立。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求めました。

澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれていることなど、ウイスキー造りのための自然条件は大変厳しいものがあります。
こうした条件を満たす土地を探し求め、1985年ウイスキー造りに最適な環境を求めて長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mの地にマルス信州蒸溜所を開設致しました。
1992年にウイスキー需要低迷により蒸留を休止。その後、世界的にジャパニーズウイスキーが評価されはじめる中、ウイスキー需要が回復傾向にあった2009年に蒸留再開を決意し2011年2月より再スタート。
2020年9月、35年ぶりの全面リニューアル。投資額は約12億円。

2019年5月から、老朽化した設備の改修とウイスキー増産を見据えた樽貯蔵庫施設の整備やウイスキー造りの見学を目的にしたウイスキー蒸留棟(樽貯蔵庫を含む)と、オリジナルウイスキーやグッズ販売などを目的にビジター棟を新設、既存の設備及び施設を改修。
新設したウイスキー蒸留棟は1,996㎡(延床面積、約2,500樽収容予定の樽貯蔵庫含む)、ビジター棟は746㎡。
引用:本坊酒造公式HP

■製造能力:原料麦芽1.1t/日
■原酒製造量:約700L/日、約185KL/年(2020年度予定)
■主要な設備:麦芽粉砕機1基、マッシュタンロイテル(糖化槽)6KL×1基、ステンレス発酵タンク6KL×3基、ダグラスファー木槽発酵タンク(移設)6KL×3基、初溜釜(移設)

画像出展:マルス信州蒸溜所公式HP

マルス信州蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

信州蒸溜所 | ジャパニーズウイスキーディクショナリー
Japanese Whisky Dictionary

3.商品名と写真

シングルカスク駒ヶ岳2014 No.1841 AGED7 YEARS

Single Cask Komagatake 2014 No.1841 AGED 7 YEARS

4.特徴

日本アルプス山系、駒ヶ岳の麓にある長野県上伊那郡宮田村。良質な水と豊かな自然に囲まれた標高798mに位置する静寂な森の中にマルス信州蒸溜所はあります。
「シングルカスク駒ヶ岳2014 No.1841 AGED 7 YEARS」は、信州の冷涼な環境の下で熟成されたモルトウイスキーの中から、シェリーホグスヘッドで7年以上熟成されたヘビリーピーテッド(50ppm)の原酒を1樽厳選して瓶詰めした、稀少なシングルカスクウイスキーの逸品です。
引用:ジャパニーズウイスキー|シングルカスク駒ヶ岳2014 No.1841 AGED 7 YEARS

4-1.テイスティングノート

香り

バニラ、キャラメルの甘い香り、若干のピート香

味わいバニラ、キャラメルを連想させる濃厚な甘み、熟成感。ザクロなどの果実味。粘度がある。程よいスモーキー。
余韻ビターチョコレートのような甘苦さが程よく続く。

4-2.商品スペック

アルコール度数59%
酒別シングルモルトウイスキー
樽種シェリー樽
内容量700ml
販売本数限定287本
希望小売価格14,080円(税込)
発売日2021年

5.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

 

商品名シングルカスク駒ヶ岳 2014 No.1841 AGED 7 YEARS
容量700ml
希望小売価格14,080円(税込)

6-2.メルカリでの転売価格

現在メルカリでの転売は無いようです(※2022/4/8時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

現在ヤフーオークションでの出品は無いようです(※2022/4/8時点)

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

現在通販サイトでの販売は無いようです(※2022/4/8時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,620円 、30ml:3,080円、15ml:1,540円で提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

7.まとめ

上品な甘みが特徴的です。シェリー樽の特徴をかなり色濃く出しつつも、モルトの風味や熟成感、59度のアルコール感を確かに感じます。

香り、味ともにまずは甘みを感じます。その後にモルト風味、果実味が現れます。

少量加水を行うと、香り、味ともにさらに甘みが強く主張し、アルコール感は薄れ、優しい飲み口に。

おすすめの飲み方はストレート、もしくはトワイスアップで。ストレートで濃厚な甘みとアルコールを感じていただき、徐々に加水をして、変化をお楽しみしただけたらと思います。

『シングルカスク駒ヶ岳』は、現在定期的に販売されています。ですがかなりの少数限定の為、入手はかなり困難なようです。飲むチャンスがあれば、飲み比べをしてみたいものですね。

BAR新海では、「シングルカスク駒ヶ岳 2014 No.1834 AGED 6 YEARS」「シングルカスク駒ヶ岳 2013 No.1663 AGED 7 YEARS」もご用意しております。是非こちらのレビューもご覧ください。

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マルス信州蒸留所で2014年蒸留、6年熟成のシングルカスク。熟成樽はシェリーホグスヘッド。限定242本の希少なウイスキー。
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■「本坊酒造・シングルモルト駒ヶ岳」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.44 2024年6月号

【巻頭特集】
ジャパニーズウイスキー、次の100年。【第2弾】
日本のグレーンウイスキー蒸留所
日本独自のグレーンウイスキー造りの可能性を検証。大手3社を含め、18の蒸留所のグレーンウイスキー造りについて紹介します。また、富士御殿場蒸溜所でブレンダーを務める竹重元気氏と土屋守編集長の特別対談もお届けします。

【第2特集】
沖縄 泡盛・ウイスキー紀行 & 宮古島 スピリッツ・泡盛紀行
沖縄本島および宮古島を巡り、個性的な蒸留酒造りを紹介します。

【編集長インタビュー】
サントリーが見据えるジンの未来予想図 その展望と戦略
ポール・ジョン 海辺の気候風土をまとったインド産シングルモルト

【企画】
マスター・オブ・ウイスキーの肖像
史上最多の合格者4名一挙インタビュー。それぞれの素顔に迫ります。

日本のクラフト蒸留所最前線 阿波乃蒸溜所
徳島県阿波市の吉野川沿いに誕生した、四国初のクラフトウイスキー蒸留所を取材。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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