【発売情報】シングルモルト駒ヶ岳

発売情報
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本坊酒造駒ヶ岳蒸溜所

リミテッドエディションのみで発売されていたシングルモルト駒ヶ岳。なんと定番販売商品となって登場。

これまでリミテッドエディションとして展開されてきたシングルモルト「駒ヶ岳」が、ついに定番商品としてラインナップに加わりました。

国内のシングルモルト市場において、1万円以内で手に入る良質な一本は決して多くありません。その中でも「駒ヶ岳」シリーズは、同価格帯の他蒸留所製品にはない味わいで満足感を提供する存在として評価されてきました。

今回、さらに価格を抑えたうえで、いつでも楽しめる定番品として登場しました。

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1.シングルモルト駒ヶ岳

 「シングルモルト駒ヶ岳」は、これまで品質を最優先に、年に一度の限定本数のエディションとして長らくご愛顧をいただいておりました。2011年の蒸留再開から14年。長期の熟成と原酒管理の取り組みにより、複数の熟成年原酒の確保が実を結び、年間を通じてシングルモルトウイスキーを供給できる体制が整いました。

「駒ヶ岳」が目指すクリーンでリッチな味わい。“爽やかで繊細ながらも、ふくよかな味わい”を継承し、蒸溜所が保有する多種多彩な原酒から、ブレンドの技で香味の一貫性を追求したシングルモルトウイスキーになります。定番となる「シングルモルト駒ヶ岳」の誕生により、特別な一杯をいつでもお客様に楽しんでいただけます。

【製品説明】
雄大な山々が連なる中央アルプス山系駒ヶ岳の麓に位置するマルス駒ヶ岳蒸溜所。「シングルモルト駒ヶ岳」は、花崗岩層で濾過された雪解け水、冷涼で澄んだ空気と豊かな自然環境、蒸溜所を取り巻く気候風土と造り手の技が響和し、クリーンでリッチな味わいを表現した「駒ヶ岳」ブランドを代表するシングルモルトウイスキーです。アップルティーやあんず、熟した柿を想わせる華やかな香味、スムースな口当たりと心地よく続く余韻をお楽しみいただける一本です。

引用:マルス駒ヶ岳蒸溜所 シングルモルトの定番となるジャパニーズウイスキー 「 シングルモルト駒ヶ岳 」 9月上旬 新発売 | 本坊酒造株式会社のプレスリリース

2.商品スペック

製品名 シングルモルト駒ヶ岳
酒 別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料 モルト
樽 種 不明
詰本数 通年品
度 数 45%
価 格 希望小売価格:7,920円(税込)
製造所 マルス駒ヶ岳蒸溜所

3.シングルモルト駒ヶ岳の過去シリーズ

【レビュー】シングルモルト駒ヶ岳2024エディション
Single Malt Komagatake 2024 Edition, released in late August 2024. The blend this time consists mainly of bourbon casks, with sherry and wine casks, and is a bottle with aromas of apple tea and ripe persimmon. List price 9020 yen (tax included)

バーボンバレル、シェリー、ワイン カスク 他

香り アップルティー、青りんご、バニラ、蜂蜜
味わい 熟した柿、酸味のある果実、しっとりした焼き菓子
余韻 芳醇で香ばしい甘さと、爽やかでフレッシュな余韻
【レビュー】シングルモルト駒ヶ岳2023エディション
シングルモルト駒ヶ岳2023は、本坊酒造より2023年9月上旬発売。8,800円(税込)。バーボンバレル、シェリーカスク、ポートカスク熟成原酒をバランス良くヴァッティングした2023年限定瓶詰のシングルモルトウイスキー。

バーボン熟成の原酒を主体に、シェリーカスク熟成原酒とポートカスク熟成原酒でアクセントをつけた。

香り あんず、バニラ、ミルクチョコレート
味わい グレープフルーツのフレッシュな酸味と苦み、チョコレートのコクと甘み
余韻 焼き菓子の香ばしくも甘い香りと爽やかでフレッシュな余韻

4.マルス駒ヶ岳蒸溜所について

蒸溜所は、長野県の宮田村に位置する「マルス信州蒸溜所」。2024年3月から名称を【駒ヶ岳蒸溜所】へと変更しております。

蒸留所名 マルス駒ヶ岳蒸溜所
所在地 〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31
操業開始 1985年

鹿児島の地で日本の蒸留酒「焼酎」造りに邁進していた本坊酒造が、ウイスキー製造免許を取得したのが1949年。それ以来、「いつか日本の風土を活かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。
鹿児島でのウイスキー製造から数年経た後、1960年に山梨にワインとウイスキー製造のための工場「マルス山梨ワイナリー」を設立。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求めました。

澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれていることなど、ウイスキー造りのための自然条件は大変厳しいものがあります。こうした条件を満たす土地を探し求め、1985年ウイスキー造りに最適な環境を求めて長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mの地にマルス信州蒸溜所を開設致しました。

1992年にウイスキー需要低迷により蒸留を休止。その後、世界的にジャパニーズウイスキーが評価されはじめる中、ウイスキー需要が回復傾向にあった2009年に蒸留再開を決意し2011年2月より再スタート。
2020年9月、35年ぶりの全面リニューアル。投資額は約12億円。

2019年5月から、老朽化した設備の改修とウイスキー増産を見据えた樽貯蔵庫施設の整備やウイスキー造りの見学を目的にしたウイスキー蒸留棟(樽貯蔵庫を含む)と、オリジナルウイスキーやグッズ販売などを目的にビジター棟を新設、既存の設備及び施設を改修。
新設したウイスキー蒸留棟は1,996㎡(延床面積、約2,500樽収容予定の樽貯蔵庫含む)、ビジター棟は746㎡。
引用:本坊酒造公式HP

■製造能力:原料麦芽1.1t/日
■原酒製造量:約700L/日、約185KL/年(2020年度予定)
■主要な設備:麦芽粉砕機1基、マッシュタンロイテル(糖化槽)6KL×1基、ステンレス発酵タンク6KL×3基、ダグラスファー木槽発酵タンク(移設)6KL×3基、初溜釜(移設)

マルス駒ヶ岳蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

駒ヶ岳蒸溜所
「駒ヶ岳蒸溜所」の記事一覧です。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.50 2025年6月号

『ウイスキーガロア』6月号、巻頭特集はシングルモルトを世界に知らしめたディアジオ特集・後編。
メーカー別に蒸留所を集成・徹底解説する新シリーズ「スコッチ蒸留所名鑑」を始動。
第1弾ではスコットランドに30の蒸留所を擁するディアジオ社が登場!
最新号ではスペイサイド・アイラの20蒸留所を一挙掲載します。
[巻頭特集]
スコッチ蒸留所名鑑 [第1弾 ディアジオ 後編]
ディアジオ社の蒸留所を一挙紹介 <スペイサイド・アイラ編>
カードゥ/モートラック/クラガンモア/グレンエルギン/ローズアイル/カリラ/ラガヴーリン/ポートエレン/オスロスク/ベンリネス/ダルユーイン/ダフタウン/グレンダラン/グレンロッシー/マノックモア/リンクウッド/インチガワー/ストラスミル/グレンスペイ/ノッカンドオ
◆Chinese Whisky ――国家級 中国威士忌 最新事情
叠川(チュアン)蒸留所/沃林(オーリン)クーパレッジ/青島(チンタオ)蒸留所
◆日本のクラフト蒸留所最前線
新道蒸溜所/朝倉蒸溜所
◆ジャパニーズクラフトの開拓者たち[第6回] 小正嘉之助蒸溜所 小正芳嗣氏

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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