【レビュー】山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION

ウィスキーレビュー
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サントリー山崎蒸溜所

山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION
大門店のみの限定入荷。特徴や価格、購入サイトを紹介。

100余年の歴史をもつ山崎蒸溜所のものづくりや、紡いできたものがたりを紐解く一本。
昨年と同様に、ミズナラ樽原酒、スパニッシュオーク樽原酒、ホワイトオーク樽原酒を使用しており、山崎蒸溜所ならではの多彩なモルトをブレンドして造られています。

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1.ボトルとラベルの写真

山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION
YAMAZAKI Story of the Distillery 2025 EDITION

2.山崎 Story of the Distillery 2025 EDITIONの特徴

シングルモルトウイスキー「山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION」のボトルの隣に、蒸溜所竣工当初の写真が3枚置いてある様子

シングルモルトウイスキー「山崎 Story of the Distillery」は、
100余年の歴史をもつ山崎蒸溜所のものづくりや、
紡いできたものがたりを紐解く一本。
山崎蒸溜所にまつわるものがたりを綴った
限定リーフレットとともにお届けします。

シリーズ第2弾となる今回は、
ボトルが纏う越前和紙のラベルや化粧箱に
蒸溜所竣工当時の乾燥塔(キルン)の姿を記しました。

2025 EDITION では、蒸溜所建設に至るまでの想いや
ウイスキーの品質向上に向けた研鑽の日々など、
黎明期に紡いできた山崎蒸溜所のものがたりをご紹介します。

山崎蒸溜所が歩んできた100余年の日々。
積み重ねてきた時間を想いながら
ゆっくりとお愉しみいただければ幸いです。

色:赤みのある琥珀色
香り:干し柿(濃厚な甘さ)、丁子のアクセント
味:芳醇で複雑、オレンジマーマレード、小豆の甘さ
フィニッシュ:スモーキー、スパイシーなど、複雑な余韻が長く続く

引用:「山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION」|山崎倶楽部|シングルモルトウイスキー山崎|サントリー

2-1.テイスティングノート

香り ドライイチジク、シトラスティー、クローブ、大学芋
味わい メープル、あんこ、トーストの様な香ばし風味
余韻 スパイシーと樽由来の香りオーキーさ、穀物の甘みが長く残る

2-2.商品スペック

アルコール度数 43%
酒別 シングルモルトウイスキー
樽種 ミズナラ樽、スパニッシュオーク樽、ホワイトオーク樽等
内容量 700ml
販売本数 数量限定
希望小売価格 16,500円(税込)
発売日 2025年5月27日

3.受賞歴

現時点での受賞歴はありません。

4.定価とネット上での価格

4-1.メーカー希望小売価格



商品名 山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION
容量 700ml
希望小売価格 16,500円(税込)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は21,500円前後となっています。(※2025/6/18時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は 20,000前後での取引があります。(※2025/6/17時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、25,000円前後で販売されています。 (※2025/6/18時点)

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,950円30ml:3,300円、15ml:1,650円などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.サントリー株式会社とは?

2023年でウイスキー造り100周年を迎えました。鳥井信治郎がサントリーの前身となる寿屋として創業。日本の3つの蒸溜所だけでなく、世界中にたくさんのウイスキー蒸溜所を保有しています。

会社名 サントリースピリッツ株式会社
設立 1899年
本社所在地 〒135-8631 東京都港区台場2-3-3
所有蒸留所 ●日本
山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所
●スコットランド
アードモア蒸留所、グレンギリー蒸留所、オーヘントッシャン蒸留所、ボウモア蒸留所、ラフロイグ蒸留所
●アイルランド
クーリー蒸留所キルベガン蒸留所
●アメリカ
ジムビーム蒸留所、メーカーズマーク蒸留所
●カナダ
ハイラムウォーカー蒸留所、アルバータ蒸留所

6.山崎蒸留所

蒸留所名 サントリー山崎蒸溜所
所在地 〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5丁目2−1
操業開始 1923年

山崎蒸溜所は、日本で最初のモルトウイスキー蒸留所として1923(大正12)年に開設。時代はまだウイスキーが一般の人には珍しいお酒だった頃。「日本人の繊細な味覚にあった、日本のウイスキーをつくりたい」。その熱い想いを胸に、鳥井信治郎はウイスキーづくりに乗り出した。
信治郎は、あくまでも日本的な風土にこだわった。特に重要だったのが、「水」と「環境」。山崎は万葉の歌にも詠まれた水生野(みなせの)と言われる名水の里
茶人・千利休も愛したこの地の水はウイスキーづくりに最適であった。さらに自然環境も申し分なかった。
京都の南西、天王山の麓の竹林が生い茂る山崎は、四季折々の変化が感じられる自然豊かな地。桂川、宇治川、木津川が合流する地点にあり、辺り一帯を山に囲まれているため、濃い霧がたちこめやすく温暖かつ湿潤な気候は、ウイスキーの熟成にとってまさに好条件でした。

「いいウイスキーをつくるには、この水とこの気候を持つ、山崎しかない」と、信治郎はこの場所をウイスキーのふるさとと決めました。

引用:YAMAZAKI MOMENTS

【サントリー山崎蒸溜所】
1923年 山崎蒸溜所建設。国内初のウイスキー蒸留所
1929年 国産ウイスキー第1号「白札」発売
1937年 「角瓶」発売
1984年 シングルモルトウイスキー「山崎」発売
1992年 シングルモルトウイスキー「山崎18年」発売
1998年 シングルモルトウイスキー「山崎25年」発売

山崎蒸溜所の詳細はこちらの記事もご覧ください。

山崎蒸溜所
「山崎蒸溜所」の記事一覧です。

7.まとめ

 

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.50 2025年6月号

『ウイスキーガロア』6月号、巻頭特集はシングルモルトを世界に知らしめたディアジオ特集・後編。
メーカー別に蒸留所を集成・徹底解説する新シリーズ「スコッチ蒸留所名鑑」を始動。
第1弾ではスコットランドに30の蒸留所を擁するディアジオ社が登場!
最新号ではスペイサイド・アイラの20蒸留所を一挙掲載します。
[巻頭特集]
スコッチ蒸留所名鑑 [第1弾 ディアジオ 後編]
ディアジオ社の蒸留所を一挙紹介 <スペイサイド・アイラ編>
カードゥ/モートラック/クラガンモア/グレンエルギン/ローズアイル/カリラ/ラガヴーリン/ポートエレン/オスロスク/ベンリネス/ダルユーイン/ダフタウン/グレンダラン/グレンロッシー/マノックモア/リンクウッド/インチガワー/ストラスミル/グレンスペイ/ノッカンドオ
◆Chinese Whisky ――国家級 中国威士忌 最新事情
叠川(チュアン)蒸留所/沃林(オーリン)クーパレッジ/青島(チンタオ)蒸留所
◆日本のクラフト蒸留所最前線
新道蒸溜所/朝倉蒸溜所
◆ジャパニーズクラフトの開拓者たち[第6回] 小正嘉之助蒸溜所 小正芳嗣氏

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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