【2021年4月発売】北海道/厚岸町限定ブレンデッドウイスキー

発売情報
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厚岸蒸溜所

堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所より、2021年4月に新商品が発売される模様です。本日3/23に公式Facebookページより情報が公開されました。

北海道 / 厚岸町限定 ブレンデッドウイスキー

詳細はわかりませんが、商品名から推測するに北海道及び厚岸町限定発売になるのではないかと思われます。先日発売された「厚岸ブレンデッドウイスキー雨水」と比べてどう違うのか、ジャパニーズウイスキー愛好家、厚岸ウイスキーファンの方々は飲んでみたい逸品ですね。

<商品説明>
ひがし北海道で一から始めたウイスキー造り。2021年、いよいよ6シーズン目を迎えます。厚岸町の清澄な大自然に囲まれ、海霧に抱かれて熟成を重ねた厚岸モルトを贅沢に用いて、同じく厚岸の丘上で熟成したグレーンと融合させました。
容量:200ml
アルコール度数:48%
希望小売価格:4,070円(うち消費税額等370円)
発売日:令和3年4月
(記事引用:厚岸蒸溜所公式Facebookページ

Facebookページの方では、商品説明の最後に丁寧に以下の記載がありました。2021/4/1より施行される日本洋酒酒造組合が定める「ジャパニーズウイスキーの自主基準」に関する補足を明記されており、当たり前かもしれませんが、改めて厚岸蒸溜所の信頼性の高さを感じました。

「本製品に使用されるモルト原酒は厚岸蒸溜所にて製造・熟成されたものです。また、グレーン原酒は全て未熟成のまま輸入し、厚岸蒸溜所にて樽詰め後に熟成を重ねたものです。よって、本製品は日本製ではありますが、グレーン原酒の製造場所により、日本洋酒酒造組合が定めるジャパニーズウイスキーには分類されません。」(記事引用:厚岸蒸溜所公式Facebookページ

これまでのリリース

【レビュー】厚岸ブレンデッドウイスキー雨水(うすい)
厚岸ブレンデッドウィスキー雨水は、未熟成のまま輸入し たスコットランド産グレーンは厚岸蒸留所で樽詰めして3年以上熟成。厚岸モルトと隣同士で熟成させた結果、厚岸モルトと非常に相性の良いグレーンウィスキーに仕上がりました。厚岸モルト特有の甘く薫り高いピート感とグレーンの軽やかさが相俟って醸し出される華やかなハーモニー。
【レビュー】厚岸シングルモルトウイスキー寒露(かんろ)
2020年10月28日に発売された厚岸蒸留所初のフルボトル。限定約15,000本。二十四節気をシリーズ化した第一作目「寒露」。ワイン樽・バーボン樽・シェリー樽・ミズナラ樽の3年熟成原酒をブレンド。スモーキーな香りとドライフルーツやチョコレートの甘味。原酒の品質の高さがうかがえる逸品。
【レビュー】厚岸シングルモルトウイスキー サロルンカムイ
2020年2月27日発売。3年の熟成を経た厚岸蒸留所初のシングルモルトウイスキー「サロルンカムイ」。2016年に樽詰めしたノンピートのバーボン樽とシェリー樽、赤ワイン樽とピーテッドのミズナラ樽の4原酒をブレンド。「サロルンカムイ」とは、アイヌ語で「タンチョウ=湿地にいる神」を意味する。
【レビュー】厚岸ニューボーンファンデーション4
シェリー樽などで13〜30か月熟成したブレンデッド。 60%以上を占めるモルトについては、厚岸蒸留所にて蒸留・熟成した原酒のみを使用。 グレーンについては、スコットランド産のニューメイクを厚岸蒸留所にて樽詰し熟成された原酒のみを使用。 モルト中の50%以上にシェリー樽熟成原酒を使用。
【レビュー】厚岸ニューボーン ファンデーション3
厚岸ニューボーンシリーズ第3弾。北海道産ミズナラ樽で8~23ヶ月熟成した原酒の中から十数樽を選びブレンド。柑橘のアロマを含んだ複雑な香りの中に、ミズナラ由来のオリエンタルな風味と濃密な味わいを持つ至極の逸品です。2019年3月5日発売。6,380円(税込)
【レビュー】厚岸ニューボーン ファンデーション2
厚岸ウイスキーニューボーンシリーズ第2弾。バーボン樽で8~17ヶ月熟成したピーテッドモルト原酒をバッティング。厚岸蒸留所 初となるピーテッドタイプ。アルコール度数は58度。ピーティーさと相まって、海霧と風によってもたらされた塩味、柑橘類などの風味も。
【レビュー】厚岸ニューボーン ファンデーション1
厚岸ニューボーンファンデーション1は、熟成段階のウィスキーとしては前代未聞の快挙。ジム・マレー氏の「ウイスキーバイブル2019」で、100点満点中88.5点という高得点を獲得。バーボン樽で5~14ヵ月熟成したノンピートモルト原酒をバッティング。アルコール度数は60度。

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(2).Whisky Galore Vol.25 2021年4月号

ウイスキー文化研究所が発行する「ウイスキーガロア」の2021年4月号。
★ジャパニーズウイスキー大全★と題して、ジャパニーズウイスキーの定義、日本のウイスキー最新として、蒸留所24ヵ所を一挙掲載。サントリーチーフブレンダーの福與伸二氏のインタビューも掲載された、ジャパニーズウイスキーファン必見の一冊。

(3).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

この記事を書いた人
新海 博之

1981年7月17日 北海道北広島市出身
大学卒業後、NTTデータカスタマサービス㈱へ新卒入社。
2010年「麻布十番BAR新海」を開業 → 2016年、名物「薬膳カレー」を開発 → 2018年「虎ノ門BAR新海」、2019年には「芝大門BAR新海」を開業 → 2020年 ウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」をスタート。
バーテンダーの私達だから出来る事として、ジャパニーズウイスキーの魅力を日々発信する。

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