【レビュー】竹鶴ピュアモルト 新ラベル

2022/6/20 【メーカー希望小売価格】等変更

北の海に鍛えられたモルトと、緑の峡谷で育まれたモルトを磨きあげ、組みあわせ、まとめあげた比類ないウイスキー。 力強さや華やかさ、重厚さ、かろやかさなど、多様な香りや味わいが共存しつつ、ひとつの世界をつくりあげる、異色のピュアモルト。 その裏には、ニッカウヰスキーが培ってきた芸術的なまでのブレンドの技があります。 星の数ほどの原酒を探求し尽くして身につけた、深い知見をもとに、未来を見つめながら、かつてない調和を形づくる。 新しい「竹鶴ピュアモルト」です。

1.メーカー

ニッカウヰスキー株式会社

設立 1934年(昭和9年)
本社所在地 〒107-8616 東京都港区南青山5丁目4番31号
所有蒸留所 余市蒸溜所、宮城峡蒸溜所、ベンネヴィス蒸留所

2.蒸留所

余市蒸溜所

所在地 〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7丁目6
操業開始 1936年

日本のスコットランドと称されている北海道の「余市蒸溜所」。マッサンこと竹鶴政孝により前身の大日本果汁株式会社が1934年に設立。 竹鶴政孝はスコットランドに似た冷涼で湿潤な気候、豊かな水源と凛と澄んだ空気がそろった場所こそが理想のウイスキーづくりには欠かせないと考え、様々な候補地の中から小樽の西、積丹半島の付根に位置する余市を選びました。 竹鶴政孝が最初の蒸留所で目指したのは、重厚で力強いモルトウイスキーづくりでした。本場スコットランドの蒸留所で学んだウイスキーづくりの手法を、一切の妥協を許さずそのまま再現することにこだわりました。そのこだわりの象徴が「石炭直火蒸留」です。 自らが学んだロングモーン蒸留所の方式にならい、この蒸留方法を採用。本物のウイスキーをつくるために必要なことであれば、たとえ非効率的であっても守り抜いていく。そんなニッカウヰスキーの原点とも言える情熱と竹鶴政孝の夢への思いが今もなお受け継がれています。

余市蒸溜所公式HPはこちら

余市蒸溜所の詳細情報は、こちらの記事もご覧ください。

宮城峡蒸溜所

所在地 〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地
操業開始 1969年

北海道・余市で第一の蒸留所をスタートさせてから約30年。 「異なる蒸留所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴政孝にとって、第二の蒸留所はどうしても必要でした。 竹鶴が選んだ地は仙台・宮城峡。広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷。竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。その場で蒸留所建設を決定したと言われています。 宮城峡蒸溜所が誇るのが「カフェ式連続式蒸留機」。 導入当時、すでに旧式とされていた蒸留機です。旧式だからこそ雑味となる成分が残りやすいのですが、技術によってそれを原料本来の香りや甘みに変えることができるため、竹鶴はあえてこの旧式蒸留機を選びました。宮城峡蒸溜所では、今なお竹鶴の情熱を受け継ぐ人々がウイスキーのおいしさを求め、さまざまな試みを続けています。

画像出展:宮城峡蒸溜所|NIKKA WHISKY

宮城峡蒸溜所の詳細情報は、こちらの記事もご覧ください。

3.商品名と写真

竹鶴ピュアモルト 新ラベル
Taketsuru Pure Malt

4.特徴

余市のモルト原酒比率を高めた新竹鶴ピュアモルト
余市モルトの原酒使用比率を高めることで、香りやコクの余韻が付け足されました。また、ラベルがブラックからベージュ色に変更されると共に、デザインも新しいものに変更されるなど、ウイスキーファンから再注目されている銘柄です。

画像出展:NIKKA WHISKY|商品紹介|竹鶴ピュアモルト

4-1.テイスティングノート

香り りんごや杏のようなフレッシュで甘酸っぱい果実香、トーストやバニラを思わせる甘くやわらかな樽香
味わい バナナやネーブルオレンジのようなフルーティーさ、軽快でありながらしっかりとしたモルトの厚みやピートのコクが感じられる味わい
余韻 ビターチョコのような甘くほろ苦い余韻が、穏やかな樽香やピート香を伴い心地よく続く

4-2.商品スペック

アルコール度数 43%
酒別 ピュアモルトウイスキー
樽種 シェリー樽ほか
内容量 700ml
販売本数 年間販売数量22,000ケース(700ml×12本)限定
希望小売価格 4,950円(税込)
発売日 2020年3月31日

5.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名 竹鶴ピュアモルト 新ラベル
容量 700ml
希望小売価格 4,500円(税込:4,950円)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、7,000円~10,000円前後となっています。(※2022/6/20時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、最安6,200円、最高6,500円、平均6,370円 (※2022/6/20時点より過去180日間の統計情報)

 

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、8,200円~10,780前後で販売されています。 (※2022/6/20時点)

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6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:1,760円にて提供しております。

7.まとめ

2020年3月をもって竹鶴17年竹鶴21年竹鶴25年終売となり、竹鶴ピュアモルト(年数表記なし)はリニューアル。いわゆる「竹鶴」を名乗るウイスキーはこの「竹鶴ピュアモルト 新ラベル」のみとなってしまいました。
これによりニッカが現行で販売するウイスキーからヴィンテージ(年数表記あり)ウイスキーは姿を消してしまいました。 その竹鶴ピュアモルト 新ラベルも年間22,000ケース販売とのことですが、なかなか目にすることはできない状況が続いています。

2021年1月に発表されたDRINKS INTERNATIONAL ANNUAL BRANDS REPORT 2021の「WORLD WHISKY部門」で6年連続NO.1のニッカ