森の若葉の香りと爽やかな果実香が調和した清々しい味わいです。
白州蒸溜所では、乳酸菌の働きを促すために昔ながらの「木桶発酵」を少し長めに行い、乳酸菌や微生物の働きを促進することで複雑な香味成分が生まれ、シングルモルトウイスキー「白州」特有のあの爽やかで味わい深い風味のモルト原酒が出来上がります。
また、フルーティな香りやクリーミーなコクがある「白州」独自の香味や味わいは、やはり白州の豊かな自然環境があってこそ完成するものなのです。
0.最新更新情報
2024年8月4日更新
この記事にも詳しく書かれておりますが、白州の特徴は柔らかなフルーティーさの中に若葉やミントのような爽やかさを感じさせるところです。
多くの方がハイボールで楽しみ、緑を感じる爽やかさから「森香るハイボール」として愛されています。気取らず楽しむ普段使いのウイスキーとして親しまれる白州NVですが、供給の安定などを目的に適度な価格改定が行われました。
最新のメーカー希望小売価格は税抜きで「7000円」となりました。心身を颯爽とリフレッシュしたい時などに最適なウイスキーです。南アルプスの天然水を使い、管理が複雑な木桶で発酵。大自然の恩恵を一身に受け、森から生まれたウイスキーで森林浴が出来るかも知れません。
商品名 | 旧価格 | 新価格 |
シングルモルト白州NV | 4,500円(税別) | 7,000円(税別) |
2022年6月16日更新
2022年4月1日のサントリーウイスキー価格改定に伴い、シングルモルト白州NVのメーカー希望小売価格が下記の通り改定となりました。
商品名 | 旧価格 | 新価格 |
シングルモルト白州NV | 4,200円(税別) | 4,500円(税別) |
1.商品名と写真
白州NV(ノンヴィンテージ)
Hakushu
2.特徴
ほのかに感じるスモーキーフレーバー
白州蒸溜所では原酒との相性などを研究し、現在はおもにスコットランド産のピートを使用しています。
2-1.テイスティングノート
香り | ドライでミントや若葉のような爽やか香り。柑橘系の香り |
味わい | 瑞々しいフルーツ、青りんご、洋梨 |
余韻 | ほろ苦い樽香から、ほのかにスモーキーな余韻 |
2-2.商品スペック
アルコール度数 | 43% |
酒別 | シングルモルトウイスキー |
樽種 | アメリカンオーク樽、シェリー樽ほか |
内容量 | 700ml |
販売本数 | ー |
希望小売価格 | 7,700円(税込) |
発売日 | 2012年5月29日 |
3.受賞歴
現時点での受賞歴はありません。
4.価格
4-1.メーカー希望小売価格
商品名 | サントリーシングルモルトウイスキー「白州」 |
容量 | 700ml |
希望小売価格 | 4,500円(税込:4,950円)※2022年4月1日改定価格 7,000円(税込:7,700円)※2024年4月1日改定価格 |
4-2.メルカリでの転売価格
メルカリでの転売価格は、13,000円前後となっています。(※2024/8/4時点)
メーカー価格改定により、2年前から約3000円程の高騰。
4-3.ヤフーオークション落札価格
ヤフーオークションでの落札価格は、 最安 9,351円 最高 14,520円 平均 11,751円 (※2024/8/4時点より過去180日間の統計情報)
4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon
楽天、ヤフー、Amazonなどの通販サイトでは、現在12,900円~14,000円前後で販売されているようです。(2024/8/4時点)
過去の情報によると、
通販サイトでも、11,800円~13,450円前後で販売されています。 (※2022/6/16時点)
との事でしたので、通販価格はメーカーの価格改定による大きな高騰には至っていません。むしろ、2022年時点での市場価格にメーカー側が合わせるように改定を行ったという方が正しい理解になるのではないでしょうか。
4-5.BAR新海での提供価格
当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:2310円、30ml:1540円、15ml:770円で提供しております。
5.メーカー
サントリースピリッツ株式会社
設立 | 1899年 |
本社所在地 | 〒135-8631 東京都港区台場2-3-3 |
所有蒸留所 | ●日本 山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所 ●スコットランド アードモア蒸留所、グレンギリー蒸留所、オーヘントッシャン蒸留所 ボウモア蒸留所、ラフロイグ蒸留所 ●アイルランド クーリー蒸留所、キルベガン蒸留所 ●アメリカ ジムビーム蒸留所、メーカーズマーク蒸留所 ●カナダ ハイラムウォーカー蒸留所、アルバータ蒸留所 |
6.蒸留所
サントリー白州蒸溜所
所在地 | 〒408-0316 山梨県北杜市白州町鳥原2913-1 |
操業開始 | 1973年 |
日本で初めてウイスキーづくりを始めてからちょうど50年を迎えた1973年、豊かな自然に恵まれた南アルプス甲斐駒ヶ岳のふもとに約82万平方メートルの豊かな森に、白州蒸溜所は完成しました。
仕込み水は森の湿潤な大気に包まれて、白州モルトは花崗岩に磨かれた清らかでやわらかな南アルプスの天然水を使用。日本ならではの四季の変化の中で長い間熟成され、香り立ちがよくすっきりした「白州」の味わいの源となっています。
2014年に新たに導入された2基のポットスチルを含め、サイズや形状が異なるバラエティ豊かなポットスチルで原酒の作り分けをしています。貯蔵庫は天井の高いラック式。温度や湿度などは一切人の手で管理されず、自然に任せた状態で管理されています。
1923年 白州蒸溜所建設
1994年 白州12年発売
2006年 白州18年発売
2008年 白州25年発売
画像出展:サントリー公式 森の蒸留所
白州蒸溜所の詳細はこちらの記事もご覧ください。
■世界的に評価されるジャパニーズウイスキー白州。そのこだわりとは。も是非ご覧ください。
■「白州」に関するその他の記事も是非ご覧ください。
7.まとめ
白州蒸溜所では、昔ながらの「木桶の発酵槽」で発酵を行っております。今主流のステンレス製の発酵槽より洗浄やメンテナンスなどの手間はかかりますが、木桶発酵は乳酸菌の働きを促し爽やかで味わい深い風味をもたらします。木桶発酵槽を長年にわたって使い続けることで、木桶に棲みついた乳酸菌がウイスキーをよりおいしくしてくれるということです。まさに森の恵みを使ってつくられています。
オススメの飲み方はハイボール。白州の特徴は柔らかくフルーティな味わい。特にそのフルーティーさは「森香るハイボール」と称される程に瑞々しく爽やかです。まるで若葉やミントのよう。
口に含むとやわらかな甘さに包まれ、その後はじっくりした旨みが口の中に広がります。そしてフィニッシュはすっきりとしたキレの良い味わいが存分に感じられます。
とてもすっきりして飲みやすいので、ウイスキー初心者の方でも楽しめるのが白州ハイボール。クセがないウイスキーが好きな方にもおすすめです!
2021年1月8日サントリーがウイスキーの出荷制限を11年ぶりに緩和する。とニュースリリースがありウイスキー業界は一瞬ざわつきました。
対象となるのは「知多」と「碧Ao」で、知多の販売数量前年比116%、碧Aoの販売数量前年比249%の目標。
自宅で気軽に楽しめるようにと、知多・碧Aoともにハーフボトル(350ml)を3月23日から発売。
ただ残念だったのは「山崎」「白州」「響」については引き続き出荷制限を継続していくということです。
2021年1月19日、サントリーは「白州12年」を3月30日に数量限定で再販売する。とニュースリリースがありました。
これは嬉しいニュースですね。なんとしても手に入れたいウイスキーですね。
毎週なにかしらのウイスキーに関するニュースがあちこちから出ています。特に今年に入って大きな動きを見せているのはサントリー。対するニッカウヰスキーはなにか秘策はあるのでしょうか。きっとなにか仕掛けてくるのでは!!と期待せずにはいられない毎日です。
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。 【巻頭特集】 世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。 日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。 2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。 2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。 1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
(5).ウイスキーライジング
(6).ウイスキーと風の味
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。