【発売情報】毛利隆雄氏監修『東京ウイスキー2024』(長濱蒸溜所)

発売情報
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長濱蒸溜所

日本を代表するバーテンダー『MORI BAR』オーナーバーテンダー毛利隆雄氏監修の「東京ウイスキー2024」が長濱蒸溜所より発売決定!10月11日(金)より発売開始。

毛利氏といえばなんといっても伝説とまで言われる毛利マティーニ。冷凍庫に入れたブードルスジンを使用したマティーニが有名。日本のバー業界を牽引するバーテンダーです。

そんな毛利氏が監修したウイスキー『東京ウイスキー2024』。どのような味わいになっているのでしょうか?

発売詳細はまだ不明ですが、おそらく長濱蒸溜所公式オンラインショップからの購入が可能かと思われます。購入希望される方は細かくチェックされることをオススメします。

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1.東京ウイスキー2024

 

1-1.蒸留所コメント&テイスティングノート

このウイスキーには、長濱蒸溜所のシングルモルトノンピートシェリー樽熟成原酒、ミズナラ樽熟成原酒に加え、海外から購入した1990年蒸溜の30年熟成モルトや、1996年蒸溜のモルトなど、合計7種類のモルト原酒がブレンドされています。これら多様な原酒のブレンドによる複層的な味わいと、熟成感がもたらす深い風味、そしてモルティな余韻を心ゆくまでお楽しみいただければ幸いです。

同梱の風呂敷は、江戸初期の1615年創業。てぬぐいや風呂敷の製造・販売を行う京都の日本最古の綿布商『永楽屋』様に製造頂きました。この風呂敷には、京都から滋賀県長浜、そして東京へと続くイメージをデザインに取り入れております。このデザインと共に「東京ウイスキー」をお楽しみいただければ、嬉しい限りです。

【テイスティングノート】

煌びやかなアンバーカラー。フローラルな香り立ち。青林檎や西洋梨を想わせるエステリーなアロマ。ミドルからは樽香由来のバニラや蜂蜜。シナモン様のスパイスなアクセントが心地よく広がる。滑らかな口当たり。ラムレーズン様のコク。しっかりとしたウッディーな樽感。オリエンタル且つ、華やかな余韻。

引用:毛利隆雄氏監修の「東京ウイスキー2024」を2024年10月11日(金)より新発売 | 長浜浪漫ビール株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

1-2.商品スペック

製品名 東京ウイスキー2024
酒 別 ブレンデッドモルトウイスキー
原材料 モルト
樽 種 長濱蒸溜所のシングルモルトノンピートシェリー樽熟成原酒、ミズナラ樽熟成原酒、海外の1990年蒸溜の30年熟成モルトや、1996年蒸溜のモルトなど、合計7種類のモルト原酒
詰本数 3,000本
度 数 50%
価 格 33,000円(税込)

2.蒸留所紹介

長濱蒸溜所

所在地 〒526-0056 滋賀県長浜市朝日町14-1
操業開始 2016年(平成28年)11月1日

滋賀県びわ湖北部にある日本最小クラスの長濱蒸溜所は、クラフトビールの醸造所とレストランを併設しています。大手ウイスキーメーカーを含めてもレストランを併設している蒸留所は少なく、クラフトウイスキー蒸留所となればごく稀な存在です。

設置された個性的なポットスチルの形状はウイスキーづくりのまさに原点を感じさせます。
長濱蒸溜所は元々は江戸時代から米蔵だったところを改修し、1996年からビールづくりが始まりました。その後、2016年にウイスキーづくりのための設備を導入。建物の中は吹き抜けになっていて、1階に糖化槽と蒸留器を設置、2階に粉砕機と発酵槽を設置。
ポットスチルは初留2基、再留1基で、加熱方式は間接蒸気のひょうたんのような形をしたアランビックタイプのポットスチルで、ブランデーの蒸留に使われることが多いポットスチルを使用しています。このアランピックタイプのポットスチルは日本でも少ないタイプの蒸溜機です。特徴としては、酒質がクリアで柔らかく雑味の少ないものが出来るメリットがあります。

創業から今に至るまでの間で試行錯誤が繰り返されました。大きな変更点は麦芽の粉砕比率を変更したり、発酵時間を当初60時間だったところを今では72時間に変更。その後は原酒の造り分けの為に発酵時間を調整しながらの蒸溜。蒸留器は2基から3基に増設。創業時は初留釜が1000リットル、再留釜が500リットルでしたが、再留釜も入れ替えて、3基全て1000リットルに統一。あとはスコットランドの蒸留所に倣って、再留器の洗浄をほとんどしていない。創業後からこれまで様々な変化をしてきました。

それでもコンセプトの「一醸一樽」の精神は変わらずににウイスキーを作り続けています。

引用:ウイスキー|長濱浪漫ビール

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
自身の知識の少なかった日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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