【レビュー】シングルカスク津貫 AGED 6 YEARS Cask No.T121

ウィスキーレビュー
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本坊酒造津貫蒸溜所

マルス津貫蒸溜所の限定品。シングルカスク津貫AGED 6 YEARS Cask No.T121をレビュー。特徴や価格、購入方法を解説。

WWA 2024 シングルカスク部門 ベストジャパニーズ シングルカスク(日本最高賞)を受賞した製品です。

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1.メーカー

「本坊酒造株式会社」は、焼酎をメインに製造している鹿児島県の会社。ウイスキー製造免許を1949年に取得するなど、ウイスキーの歴史も長い。

会社名 本坊酒造株式会社
設立 1872年
本社所在地 〒891-0122; 鹿児島県鹿児島市南栄三丁目27番地
所有蒸留所 マルス信州蒸溜所、マルス津貫蒸溜所

2.マルス津貫蒸溜所とは?

所在地 〒899-3611 鹿児島県南さつま市加世田津貫6594
操業開始 2016年

南さつま市加世田津貫。ここ薩摩半島南西の緑溢れる山あいの中に佇む、本土最南端のウイスキー蒸留所「マルス津貫蒸溜所」

薩摩半島南西部に位置する津貫は、万之瀬川支流の加世田川に沿って長くのびている盆地にあります。東を蔵多山(475m)、西を長屋山(513m)の山々に囲まれ、地形が盆地状のため、夏は暑く、冬の寒さは、南薩摩にあっては、ことのほか厳しい地域です。
良質な水資源(蔵多山湧水)もあり”天の恵み”といっていいほどの自然環境を有し、山の傾斜地を有効に利用したみかん栽培も盛んで、”津貫みかん”として知られています。
温暖な気候と良質な水資源に恵まれる津貫は、本坊酒造発祥の地。薩摩を代表する特産物「さつま芋」を使って焼酎造りを始めてから百有余年、この土地の水と気候風土を知り抜き、酒造りの伝統を今に伝える津貫の地で、ウイスキー造りに取り組んでいます。
引用:マルス津貫蒸溜所公式HP

マルス津貫蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

津貫蒸溜所 | ジャパニーズウイスキーディクショナリー
Japanese Whisky Dictionary

3.ボトルの写真と購入できるサイト

シングルカスク津貫AGED 6YEARS Cask No.T121
Single Cask Tsunuki 6years  Cask No.T121

4.シングルカスク津貫AGED 6 YEARS Cask No.T121の特徴

限定215本 シングルカスクウイスキー
薩摩半島南西の緑あふれる山間にある本坊酒造発祥の地「津貫」。温暖ながらも寒暖差のある盆地に位置し、良質な湧水に恵まれたこの地にマルス津蒸溜所はあります。
「シングルカスク津貫 AGED 6 YEARS Cask No.T121」は、津貫で蒸留・熟成されたモルトウイスキーの中から、バーボンバレルで6年以上熟成されたライトリーピーテッド(3.5ppm)の原酒を1樽厳選して瓶詰した、稀少なシングルカスクウイスキーの逸品です。
 

引用:シングルカスク津貫 AGED 6 YEARS Cask No.T121 | ジャパニーズウイスキー | 本坊酒造 公式サイト (hombo.co.jp)

4-1.テイスティングノート

香り 最中、柑橘入りのカスタード、ミント
味わい 芋羊羹、調和のとれた津貫らしい甘みとフレッシュな酸味
余韻 甘みと香ばしさが長く続く

4-2.商品スペック

アルコール度数 53%
酒別 シングルモルト(カスク)ジャパニーズウイスキー
樽種 バーボンバレル(樽番号:T121)
内容量 700ml
販売本数 215本
希望小売価格 13,200円(税込)
発売日 2024年4月

5.受賞歴

WWA 2024 シングルカスク部門

ベストジャパニーズ シングルカスク(日本最高賞)

6.定価とネット上の価格

6-1.メーカー希望小売価格

商品名 シングルカスク津貫AGED 6 YEARS Cask No.T121
容量 700ml
希望小売価格 13,200円(税込)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、確認できませんでした。(※2024/5/7時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

現在ヤフーオークションでの出品は無いようです。(※2024/5/7時点)

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでは、販売は確認されませんでした。 (※2024/5/7時点)

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,620円 、30ml:3,080円、15ml:1,540円で提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

7.まとめ

津貫蒸溜所もすでに8年目に突入しており、ローカルバーレイへの着手や、WWAの受賞など、様々な露出も増えてきました。

また、関連のある火の神蒸溜所や山鹿蒸溜所などと共に鹿児島のウイスキーシーンを盛り上げる先駆者としても津貫蒸溜所を応援したいですね。

■「本坊酒造・マルスウイスキー」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
自身の知識の少なかった日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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