【レビュー】山崎工藝コレクション ピーテッドモルト スパニッシュオーク

ウィスキーレビュー
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サントリー山崎蒸溜所
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煙の向こうに見える、もうひとつの山崎
日本国内未発売の山崎の味わい。

100余年の歴史をもつ山崎蒸溜所。
今回新入荷したのは、日本国内未発売で免税店限定の特別な「山崎」です。山崎の中でもリリースがないピーテッドモルトとスパニッシュオーク樽。この2つの個性が重なることで、レギュラー品とは異なる力強い表情に注目な一本です。

1.ボトルとラベルの写真

山崎 工藝コレクション ピーテッドモルト スパニッシュオーク
Yamazaki Craft Collection Peated Malt Spanish Oak

2.特徴と商品スペック



山崎蒸溜所周辺を流れる、3つの川が織りなす静謐さを表現しており、金の模様が漂う雲を思わせるエレガントさを添えています。

このウイスキーは、山崎蒸溜所の職人技が光る「ピーテッドモルト」と「スパニッシュオーク樽」を使い、繊細かつ奥深い味わいを追求したシングルモルトです。
デザインは、1555年の創業以来、日本の優れた着物づくりで高い評価を得ている京友禅着物の老舗「千總」とコラボ。千總の伝統技法であるぼかし染めを施し、山崎と白州のウイスキーの物語を表現しています。
ピート香のスモーキーな個性とスパニッシュオーク由来の濃厚な風味が絶妙に調和しています。

2-1.テイスティングノート

香り ダークモカ、レーズン、乾いた木材
味わい ローストアーモンド、ドライプラム、ダークチョコレート、カカオ
余韻 乾いたスモーキーさとカカオのようなほろ苦さが長く残る

2-2.商品スペック

アルコール度数 43%
酒別 シングルモルトウイスキー
樽種 スパニッシュオーク樽
内容量 700ml
希望小売価格 39,600円(税込 / 本体36,000円)
発売日 2024年4月1日

3.受賞歴

現時点での受賞歴はありません。

4.定価とネット上での価格

4-1.メーカー希望小売価格



商品名 山崎 工藝コレクション ピーテッドモルト スパニッシュオーク
容量 700ml
希望小売価格 39,600円(税込 / 本体36,000円)

4-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、40,000円前後となっています。(※2026/10/6時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は 29,000円前後での取引があります。(※2026/10/6時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、35,000円前後で販売されています。 (※2026/10/6時点)

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:9,570円、 30ml:6,380円、15ml:3,190円などの少量でも提供しております。

Information about "BAR Shinkai"
Japanese Whisky Dictionary operates three BAR Shingai stores in Minato Ward, Tokyo. In addition to the Japanese whiskeys introduced on this site, they also handle domestic gin and beer. Original cocktails and fresh fruit cocktails are also popular. There is also a wide variety of food available for the first time.

5.サントリー株式会社とは?

2023年でウイスキー造り100周年を迎えました。鳥井信治郎がサントリーの前身となる寿屋として創業。日本の3つの蒸溜所だけでなく、世界中にたくさんのウイスキー蒸溜所を保有しています。

会社名 サントリースピリッツ株式会社
設立 1899年
本社所在地 〒135-8631 東京都港区台場2-3-3
所有蒸留所 ●日本
山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所
●スコットランド
アードモア蒸留所、グレンギリー蒸留所、オーヘントッシャン蒸留所、ボウモア蒸留所、ラフロイグ蒸留所
●アイルランド
クーリー蒸留所、キルベガン蒸留所
●アメリカ
ジムビーム蒸留所、メーカーズマーク蒸留所
●カナダ
ハイラムウォーカー蒸留所、アルバータ蒸留所

6.山崎蒸留所

蒸留所名 サントリー山崎蒸溜所
所在地 〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5丁目2−1
操業開始 1923年

山崎蒸溜所は、日本で最初のモルトウイスキー蒸留所として1923(大正12)年に開設。時代はまだウイスキーが一般の人には珍しいお酒だった頃。「日本人の繊細な味覚にあった、日本のウイスキーをつくりたい」。その熱い想いを胸に、鳥井信治郎はウイスキーづくりに乗り出した。
信治郎は、あくまでも日本的な風土にこだわった。特に重要だったのが、「水」と「環境」。山崎は万葉の歌にも詠まれた水生野(みなせの)と言われる名水の里。
茶人・千利休も愛したこの地の水はウイスキーづくりに最適であった。さらに自然環境も申し分なかった。
京都の南西、天王山の麓の竹林が生い茂る山崎は、四季折々の変化が感じられる自然豊かな地。桂川、宇治川、木津川が合流する地点にあり、辺り一帯を山に囲まれているため、濃い霧がたちこめやすく温暖かつ湿潤な気候は、ウイスキーの熟成にとってまさに好条件でした。

「いいウイスキーをつくるには、この水とこの気候を持つ、山崎しかない」と、信治郎はこの場所をウイスキーのふるさとと決めました。

引用:YAMAZAKI MOMENTS

【サントリー山崎蒸溜所】
1923年 山崎蒸溜所建設。国内初のウイスキー蒸留所
1929年 国産ウイスキー第1号「白札」発売
1937年 「角瓶」発売
1984年 シングルモルトウイスキー「山崎」発売
1992年 シングルモルトウイスキー「山崎18年」発売
1998年 シングルモルトウイスキー「山崎25年」発売

山崎蒸溜所の詳細はこちらの記事もご覧ください。

山崎蒸溜所
「山崎蒸溜所」の記事一覧です。

7.まとめ

今回の「山崎 工藝コレクション ピーテッドモルト スパニッシュオーク」は、普段イメージする華やかで繊細な山崎とは、少し異なる表情を見せてくれる一本です。
ピーテッドモルト由来の力強い煙、スパニッシュオークがもたらす濃厚な樽香。そして、ダークモカやレーズン、ローストカカオを思わせる、ほろ苦く奥行きのある味わい。

一見すると個性の強い要素ばかりですが、それらが重なり合った先には、確かに「山崎」らしい複雑さと奥行きがあります。

免税店限定という希少性もさることながら、この一本の魅力は、「山崎には、まだこんな表情があったのか」と思わせてくれるところにあるのかもしれません。

いつもの山崎を知っている方にこそ、一度味わっていただきたい。
煙の向こうに広がる、もうひとつの「山崎」を、ぜひグラスの中で探してみてください。

■サントリー製品に関するその他の記事も是非ご覧ください。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.58 2026年10月号

[巻頭特集]
スコッチウイスキー最前線2026 第2弾
バルヴェニー/モートラック/オルトモア/グレントファース/カブラック/ダンフェイル/ボニントン/グレンモーレンジィ
◆ビル・ラムズデン博士が語る グレンモーレンジィ ハリソン・フォード リミテッドエディション

[第2特集]
日本のクラフト蒸留所最前線
SAKURAO DISTILLERY FOREST SITE/SETOUCHI DISTILLERY/丹丘蒸留所/野沢温泉蒸留所
◆野沢温泉蒸留所 ヨネダイサム氏 2つの製法が融合 初リリースの舞台裏

[ブランド解説&インタビュー]
◆サラ・バージェス氏に聞く 200周年を迎えるオールドプルトニーの魅力
◆二十四節気シリーズ完結! 厚岸蒸溜所の第二章 樋田恵一氏/立崎勝幸氏
◆五島つばき蒸溜所 東の果てと西の果て 二つの風景が重なるピーテッドジン
◆スピリッツ・リキュール工房ツアーで体感するサントリーのものづくり

[イベントリポート]
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2026授賞式
◆Whisky Festival 2026 in OSAKA

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
OTSUKASHOTA

山梨県出身。BAR新海 芝大門店所属。
バーテンダーとして経験を積む中で、「BARはお酒を提供する場所ではなく、一杯を通して人と物語を繋ぐ場所」であることを実感。ジャパニーズウイスキーの味わいはもちろん。その歴史や蒸留所の背景、造り手の思いに惹かれ、日々知識を深めている。
JWDでは、初心者から愛好家まで楽しめる記事を目指し、現場ならではの視点で情報を発信する。

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