【レビュー】シングルモルト 山崎12年

2022/6/16 【メーカー希望小売価格】等変更

日本のウイスキー発祥の地、山崎蒸溜所の竣工60年目の1984年に登場した、日本を代表するシングルモルトウイスキー。
山崎の四季を重ねて12年を超えた秘蔵モルト樽の中から生(き)で味わうにふさわしい円熟モルトを吟味・厳選。
その味わいは海外でも高く評価されています。

1.メーカー

サントリースピリッツ株式会社

設立 1899年
本社所在地 〒135-8631 東京都港区台場2-3-3
所有蒸留所 ●日本
山崎蒸溜所、白州蒸溜所、知多蒸溜所
●スコットランド
アードモア蒸留所、グレンギリー蒸留所、オーヘントッシャン蒸留所、ボウモア蒸留所、ラフロイグ蒸留所
●アイルランド
クーリー蒸留所キルベガン蒸留所
●アメリカ
ジムビーム蒸留所、メーカーズマーク蒸留所
●カナダ
ハイラムウォーカー蒸留所、アルバータ蒸留所

2.蒸留所

サントリー山崎蒸溜所

所在地 〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5丁目2−1
操業開始 1923年

サントリーが日本で最初のウイスキー事業に乗り出すのは1923年、京都に山崎蒸溜所を構えたのが始まり。

そこは、桂川と木津川、宇治川の3つの川が合流し、多湿で霧がとても多く立ち込める場所。その地で国産第一号のウイスキー「サントリー白札」を1929年に誕生させます。

しかし、日本人の味覚には当時スモーキーな香りは受け入れられず、苦戦をしいられる事になります。

その後、今だロングセラーを続ける角瓶を生み出し、1984年にはブレンデッドウイスキー全盛の時代の中シングルモルトウイスキー山崎12年を誕生させます。

画像出展:サントリー公式HP

3.商品名と写真

山崎12年
Yamazaki 12year

4.特徴

2003年、ISCで金賞。ジャパニーズウイスキーで初の快挙
2003年の受賞を皮切りに様々なコンクールで優秀な成績を収めたジャパニーズウイスキーの代表格。
熟成樽には「パンチョン樽」「シェリー樽」「ミズナラ樽」を使用。
その味わいのバランスは素晴らしく、ロックや水割り、ハイボールで飲んでもフルーティな甘さはしっかり感じられます。

4-1.テイスティングノート

香り ハチミツやバニラに近い甘い香り
味わい フルーティな甘さを感じた後、ミズナラを感じさせるウッディかつスパイシーな味わいに変化
余韻 最後にまた果実を連想させる上品な甘さがゆっくりと続く

4-2.商品スペック

アルコール度数 43%
酒別 シングルモルトウイスキー
樽種 パンチョン樽・シェリー樽ミズナラ樽
内容量 700ml
販売本数
希望小売価格 11,000円(税込)
発売日 1984年

5.受賞歴

2003年 ISC金賞
2009年 SWSC最優秀金賞
2010年 ISC金賞
2013年 SWSC最優秀金賞
2014年 SWSC金賞
2018年 ISC金賞

6.価格

6-1.メーカー希望小売価格

画像出展:サントリー公式HP
商品名 サントリーシングルモルトウイスキー「山崎12年」
容量 700ml
希望小売価格

10,000円(税込:11,000円)

6-2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、23,000円前後となっています。(※2022/6/16時点)

6-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでの落札価格は、最安20,500円、最高66,000円、平均32,822円(※2022/6/16時点より過去180日間の統計情報) 

 

6-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトでも、25,000円~30,000円前後で販売されています。 (※2022/6/16時点)
定価の約3倍近い価格で取引されることが一般的になってきました。市場への流通量が僅かである為、仕方ないのかもしれませんが早く定価で購入できるようになって欲しいですね。

6-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:3,300円で提供しております。

7.まとめ

ジャパニーズウイスキーの代名詞と言っても過言ではないほど、国内のみならず海外からも人気の高いウイスキーです。今となってはプレミア価格で取引されることが多く、品薄の状況が続いていますがジャパニーズウイスキーを取り扱っているBARには置いてあることが多いので、まだ飲まれたことない方は山崎NVと飲み比べしてみると熟成感などの違いを感じて頂けると思います。

山崎に関するその他の記事も是非ご覧ください。

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.34 2022年10月号

ウイスキー文化研究所が出版するウイスキーガロアの2022年10月号は、『日本の蒸留酒づくり最前線』世界のウイスキー市場がますます拡大を続ける中、ジンやラム、そして焼酎・泡盛にも世界が注目。今回はジャパニーズウイスキーのクラフト蒸留所、そして黒糖、泡盛、ラムの蒸留所など合計10ヵ所を紹介。SETOUCHI DISTILLERY、馬追蒸溜所は今回初公開。

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