長濱浪漫ビール株式会社の公式HPにて「AMAHAGAN ワールドモルト エディション ピーテッド」の発売情報がリリースされました。発売日は7月20日。
長濱浪漫ビールONLINE SHOPにて先行予約受付中となっております。発送については、2021年7月20日以降順次発送とのこと。
約1年5か月ぶりとなるAMAHAGANの定番シリーズでのリリースとなり、シリーズ5作目にして初となるピートタイプのブレンデッドモルトウイスキーです。
6月に限定品として「AMAHAGAN ワールドブレンデッド エディション サマー」が長濱蒸溜所として初となるピ―トタイプがリリースされたばかりで、今回は定番シリーズ初となるピートタイプのリリースとなります。
1.AMAHAGAN ワールドモルト エディション ピーテッド
この「エディション ピーテッド」は、2020年2月にリリース致しました「エディション山桜」から、約1年5か月ぶりとなるAMAHAGANの定番商品であり、初めてとなるピートタイプのブレンデッドモルトウイスキーです。長濱蒸溜所のモルト原酒に、海外産のピートモルト原酒とノンピートモルト原酒を絶妙にブレンド。その一部をバーボン樽で追加熟成することで、スモーキーな風味に加えて華やかなアロマをまとった、複雑で飲みごたえある味わいを実現しました。
引用:ニュース|「AMAHAGAN ワールドモルト エディション ピーテッド」 2021年7月20日(火)新発売
製品名 | AMAHAGAN ワールドモルト エディション ピーテッド |
---|---|
酒 別 | ブレンデッドモルトウイスキー |
原材料 | モルト |
樽 種 | 一部バーボン樽にて追加熟成 |
詰本数 | ー |
度 数 | 47% |
価 格 | 希望小売価格:5,940円(税込) |
製造所 | 長濱蒸溜所 |
製造者 | 長濱浪漫ビール株式会社 |
2.長濱蒸溜所について
滋賀県びわ湖北部にある日本最小クラスの長濱蒸溜所は、クラフトビールの醸造所とレストランを併設しています。大手ウイスキーメーカーを含めてもレストランを併設している蒸留所は少なく、クラフトウイスキー蒸留所となればごく稀な存在です。
設置された個性的なポットスチルの形状はウイスキーづくりのまさに原点を感じさせます。
長濱蒸溜所は元々は江戸時代から米蔵だったところを改修し、1996年からビールづくりが始まりました。その後、2016年にウイスキーづくりのための設備を導入。建物の中は吹き抜けになっていて、1階に糖化槽と蒸留器を設置、2階に粉砕機と発酵槽が設置してあります。
ポットスチルは初留2基、再留1基で、加熱方式は間接蒸気のひょうたんのような形をしたアランビックタイプのポットスチルで、ブランデーの蒸留に使われることが多いポットスチルを使用しています。このアランピックタイプのポットスチルは日本のクラフト蒸留所の中では現在長濱蒸溜所だけが使用しています。特徴としては、酒質がクリアで柔らかく雑味の少ないものが出来るメリットがあります。
創業から今に至るまでの間で試行錯誤が繰り返されてきました。大きな変更点は麦芽の粉砕比率を変更したり、発酵時間を当初60時間だったところを今では72時間に変更。また、蒸留器を2基から3基に増設。創業時は初留釜が1000リットル、再留釜が500リットルでしたが、再留釜も入れ替えて、3基全て1000リットルに統一。あとはスコットランドの蒸留所に倣って、再留器の洗浄をほとんどしていない。など、創業後およそ4年間で様々な変化をしてきた蒸留所です。


3.AMAHAGANシリーズのラインナップ
3-1 AMAHAGAN Edition No.1
<テイスティングノート>
長濱モルト由来の円みのある麦芽の香りと、オレンジチョコレートを連想させるフルーティさと深みが複雑に絡み合い、全体をバニラの甘い香りが包み込みます。口に含むとコクのあるアタックの後に、鼻に抜ける華やかな余韻をお愉しみいただけます。
(2023/03/23 05:04:38時点 楽天市場調べ-詳細)
3-2 AMAHAGAN Edition No.2 Red Wine Wood Finish
<テイスティングノート>
レーズンやベリーといった赤ワイン由来の風味と、長濱蒸溜所特有のモルティーさが絶妙に調和。最後に爽やかなオレンジピールを感じます。穀物の甘みが全体に広がり、程よいビターさが味わいを引き締めます。
(2023/03/23 05:04:38時点 楽天市場調べ-詳細)
3-3 AMAHAGAN Edition No.3 Mizunara Wood Finish
<テイスティングノート>
外観は淡い琥珀色。グラスに溢れる長濱モルトらしい甘い麦芽の香りは、オレンジや赤りんごなど暖かみある果実と混じりあい、より芳醇に。時間が経過するにつれ、ミズナラに由来する香木のニュアンスはさらに引きたち、最後は甘いキャラメルのようなウッディネスを感じます。口に含めばオレンジの焼き菓子や、香ばしい黒糖の風味。甘味の後には、ビターなチョコレートを口の中でゆっくり溶かしているような豊かな余韻が残ります。
3-4 AMAHAGAN Edition YAMAZAKURA
<テイスティングノート>
外観は赤みがかった琥珀色。長濱モルトらしさのモルティーな甘さはそのままに、山桜由来の品のある甘く優しい麗らかな香り立ち。桜餅や梅を連想させる『和』のフレーバー。アマハガンシリーズ特有の穏やかなオレンジピールや黒蜜、口の中で広がる華やかで上品な甘さ。アフターには紅茶の様なリーフィーな心地よい渋みが訪れます。
(2023/03/23 05:04:39時点 楽天市場調べ-詳細)
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.34 2022年10月号
ウイスキー文化研究所が出版するウイスキーガロアの2022年10月号は、『日本の蒸留酒づくり最前線』世界のウイスキー市場がますます拡大を続ける中、ジンやラム、そして焼酎・泡盛にも世界が注目。今回はジャパニーズウイスキーのクラフト蒸留所、そして黒糖、泡盛、ラムの蒸留所など合計10ヵ所を紹介。SETOUCHI DISTILLERY、馬追蒸溜所は今回初公開。
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。