【2021年9月28日発売】シングルモルト余市ノンピーテッド・シングルモルト宮城峡ピーテッド

発売情報

〈8月25日追記〉

これまでの余市・宮城峡の限定品は2017年モスカルウッドフィニッシュ、2018年マンサニーリャウッドフィニッシュ、2020年アップルブランデーウッドフィニッシュのように「ウッドフィニッシュの樽種の違い」でそれぞれに個性を与えてきました。
今回の限定品は「原材料の違い」によって、シングルモルト余市・宮城峡の魅力を活かしつつ、隠れていた意外な個性を引き出したウィスキーです。
2024年のニッカウヰスキー創業90周年に向け、NIKKA DISCOVERYシリーズ”第1弾としてのリリース。2022年に第2弾、2023年に第3弾が予定されているようです。次回はどのようなDISCOVERYを見せてくれるのか期待してしまいますね。

シングルモルト余市ノンピーテッド
ラベルはやわらかな味わいを想起させるペールブルーと上質な白を採用。ボトルは透明瓶を使用することで、隠れていた意外な一面を表現した。
【テイスティングコメント】

香り華やかでフルーティ。ほのかなミルキーさや蜂蜜の甘さ、ココナッツの香ばしい香り。
味わいベリーや洋ナシ、りんごを思わせる甘酸っぱさと、しっかりとしたモルトのコク。やさしくやわらかな甘さが全体を包み込む。
余韻キャラメルのような滑らかでコクのある余韻がほのかなビターを伴い穏やかに続く。

シングルモルト宮城峡ピーテッド
ラベルはピートをイメージしたアースカラーと上質な白を採用。ボトルは透明瓶を使用することで、隠れていた意外な一面を表現した。
【テイスティングコメント】

香り蜂蜜や熟した果実を思わせる濃厚な甘さと樽由来のウッディさ、バニラやシナモンがピート香と調和した香り。
味わいレーズン、ドライチェリーの甘さ、軽快だがしっかりしたピート感。
余韻ビターチョコのようなコクのある余韻と、きりっとしたピートの余韻が長く続く。

 

アサヒビール株式会社の公式HPにて「シングルモルト余市ノンピーテッド・シングルモルト宮城峡ピーテッド」の発売情報がリリースされました。
発売日は9月28日。公式では抽選販売などについては特に言及されておりません。
それぞれ限定10,000本で定価22,000円と昨今のジャパニーズウィスキーのリリースはほぼノンヴィンテージものばかりですが、それにしてもやや高い印象でしょうか。ただ間違いなく入手困難なボトルになることは想像できます。公式でも「業務用を中心とした展開」と記していることもあり、一般の方が入手するのはなかなか難しそうです。

気になる味わいは今までの印象とは異なるようで、余市なのに「ノンピーテッド」、宮城峡は「ピーテッド」でのリリースとなります。まさか余市でノンピーテッド麦芽での仕込みをしていたなんて、、、宮城峡も然り。それぞれがどのような味わいになっているのかとても気になりますね。

今までの「余市」・「宮城峡」の印象(香り・味わいなど)
余市ピート、スモーク、ソルティ、麦芽香、力強い、重厚
宮城峡ノンピート、フルーティ、スィート、まろやか、甘く華やか

今回発売される2商品は、2024年に創業90周年を迎えるニッカウヰスキーが保有する多様な原酒や、原料や発酵などの製造工程によるウィスキーのつくり分けの歴史が生み出す奥深さに焦点を当てた“NIKKA DISCOVERYシリーズ”第1弾商品です。ウィスキーの多様性や奥深さ、意外性を「発見する」シリーズとして展開。業務用を中心とした展開を予定。海外でも欧州を中心とした販売を予定。通年商品のスモーク瓶とは異なり透明瓶を採用し、通年商品では隠されていた“ウィスキーの個性”が現れることを表現。

1.シングルモルト余市ノンピーテッド

■『シングルモルト余市 ノンピーテッド』
力強く厚みのある味わいの『シングルモルト余市』を、あえてノンピーテッドモルト原酒だけを使用してつくりました。余市モルトの特徴である石炭直火蒸溜による力強さはそのままに、ピートの奥に隠れていた余市モルトのやわらかな果実味、なめらかでコクのある甘さが姿を現します。ベリーや洋ナシ、りんごを思わせる甘酸っぱさと、しっかりとしたモルトのコクが調和した味わいを実現しました。華やかでフルーティーな香りとキャラメルのような滑らかでコクのある余韻が心地よく続きます。余市ならではの味わいとともに、ノンピーテッドモルト原酒だけでつくることによってもたらされる香味特徴をバランスよく感じることのできるアルコール分47%を採用しました。
引用:ニュースリリース|アサヒビール

製品名シングルモルト余市ノンピーテッド
酒 別シングルモルトウィスキー
原材料モルト
樽 種
詰本数10,000本限定
度 数47%
価 格希望小売価格:22,000円(税込)
製造所余市蒸留所
製造者ニッカウヰスキー株式会社

2.シングルモルト宮城峡ピーテッド

■『シングルモルト宮城峡 ピーテッド』
華やかで軽やかな味わいの『シングルモルト宮城峡』を、あえてピーテッドモルト原酒だけを使用してつくりました。宮城峡モルトの特徴であるエレガントな華やかさはそのままに、ピートと調和した宮城峡モルトの芳醇な甘み、しっかりとしたボディ感が姿を現します。レーズンやドライチェリーの甘さ、軽快だがしっかりとしたピート感を味わえます。宮城峡ならではの味わいとともに、ピーテッドモルト原酒だけでつくることによってもたらされる香味特徴をバランスよく感じることのできるアルコール分48%を採用しました。
引用:ニュースリリース|アサヒビール

製品名シングルモルト宮城峡ピーテッド
酒 別シングルモルトウィスキー
原材料モルト
樽 種
詰本数10,000本限定
度 数48%
価 格希望小売価格:22,000円(税込)
製造所宮城峡蒸留所
製造者ニッカウヰスキー株式会社

3.余市蒸留所について

日本のスコットランドと称されている北海道の「余市蒸留所」。マッサンこと竹鶴政孝により前身の大日本果汁株式会社が1934年に設立。 竹鶴政孝はスコットランドに似た冷涼で湿潤な気候、豊かな水源と凛と澄んだ空気がそろった場所こそが理想のウィスキーづくりには欠かせないと考え、様々な候補地の中から小樽の西、積丹半島の付根に位置する余市を選びました。 竹鶴政孝が最初の蒸留所で目指したのは、重厚で力強いモルトウィスキーづくりでした。本場スコットランドの蒸留所で学んだウィスキーづくりの手法を、一切の妥協を許さずそのまま再現することにこだわりました。そのこだわりの象徴が「ストレートヘッド型ポットスチル」と石炭直火蒸留です。それにより重厚で香ばしいヘビーピートの原酒が出来上がり、ピートの香りとソルティさを感じる個性的なシングルモルトが出来上がります。 竹鶴自らが学んだロングモーン蒸留所の方式にならい、この蒸留方法を採用。本物のウィスキーをつくるために必要なことであれば、たとえ非効率的であっても守り抜いていく。そんなニッカウヰスキーの原点とも言える情熱と竹鶴政孝の夢への思いが今もなお受け継がれています。

余市蒸留所公式HPはこちら

4.宮城峡蒸留所について

北海道・余市で第一の蒸留所をスタートさせてから約30年。 「異なる蒸留所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウィスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴政孝にとって、第二の蒸留所はどうしても必要でした。 竹鶴が選んだ地は仙台・宮城峡。広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷。竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。その場で蒸留所建設を決定したと言われています。 宮城峡蒸留所が誇るのが「カフェ式連続式蒸留機」。 導入当時、すでに旧式とされていた蒸留機です。旧式だからこそ雑味となる成分が残りやすいのですが、技術によってそれを原料本来の香りや甘みに変えることができるため、竹鶴はあえてこの旧式蒸留機を選びました。宮城峡蒸留所では、今なお竹鶴の情熱を受け継ぐ人々がウィスキーのおいしさを求め、さまざまな試みを続けています。

画像出展:宮城峡蒸留所|NIKKA WHISKY

5.余市・宮城峡の限定シリーズのラインナップ

5-1 余市アップルブランデーウッドフィニッシュ

力強く厚みのある味わいの『シングルモルト余市』を、アップルブランデーの樽でさらに熟成させることで、芳醇な甘さとピートのコクが調和した味わいを実現しました。りんごのコンポートのような甘い芳香とモルティで豊かな香り、アップルパイやフルーツクッキーを思わせる焼き菓子のような香ばしくスイートな味わいで、ほのかなピートと麦の甘さが心地よく続きます。

 

5-2 宮城峡アップルブランデーウッドフィニッシュ

華やかで軽やかな味わいの『シングルモルト宮城峡』を、アップルブランデーの樽でさらに熟成させることで、爽やかな甘さとやわらかな渋みが調和した味わいを実現しました。落ち着いたウッディな樽の香りと甘く華やかな香り、フレッシュなりんごのみずみずしさ、フルーツケーキを思わせる甘酸っぱい味わいで、樽のほろ苦さと甘さが、シナモンのようなスパイシーさとともにゆっくり続きます。

 

5-3 余市マンサニーリャウッドフィニッシュ

力強く厚みのある味わいの「シングルモルト余市」を、マンサニーリャ樽でさらに熟成させ、フルーティーな甘さとコク、香ばしいピートが調和した味わいが特長です。ピーチやパパイヤのようなトロピカルフルーツの香りと、ショートケーキを思わせる甘酸っぱい香りに加え、焚火を思わせるようなピートの余韻をお楽しみいただけます。



5-4 宮城峡マンサニーリャウッドフィニッシュ

華やかで軽やかな味わいの「シングルモルト宮城峡」を、マンサニーリャ樽でさらに熟成させ、まろやかな甘さとやわらかな苦みが調和した味わいが特長です。ドライフルーツや、ココナッツ、ミルクチョコレートを思わせる甘い香りに加え、樽由来の少しほろ苦い余韻をお楽しみいただけます。

 

最後に:ジャパニーズウィスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウィスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウィスキー

世界的にも有名なウィスキー評論家で、ウィスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウィスキー」です。
ウィスキーの基礎知識、日本へのウィスキーの伝来、ジャパニーズウィスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウィスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウィスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(2).ウィスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

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(3).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

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(4).ウィスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

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