帯広のBAR fishborn様の15周年記念。
厚岸蒸溜所謹製のプライベートボトルがリリースされました。年数表記付きの厚岸の味わいをレビュー。
1.商品名と写真
厚岸 7年 バーボンバレルヘビリーピーテッド for BAR fishborn 15th Anniversary
THE AKKESHI 7 Years Old Bourbon Barrel Heavily Peated for BAR fishborn 15th Anniversary
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2.厚岸 7年 バーボンバレルヘビリーピーテッド for BAR fishborn 15th Anniversary
おかげさまで15周年です。本日、5月14日で当店は開店15周年を迎えました。当店に関わったすべての方に感謝申し上げます。ありがとうございます。また、15周年記念で厚岸蒸溜所様の協力の元、プライベートボトルを販売させていただく事となりました。スペックは以下の通りです。蒸溜・2018年樽詰・2026年5月8日熟成・7年樽種・バーボンバレルピート・ヘビリーピーテッドアルコール度数・57%アウトターン・212本ここまででお気づきの方も多いかと思いますが、前回の「厚岸5年シロップ」とほぼ同スペックのこのボトルが7年熟成となり、どのような熟成を遂げたのか。あえてティスティングコメントは書きません。「厚岸シロップ5年」を召し上がっていただいた方、楽しみにしていただいて、期待していただいて結構です。簡単に言えば「厚岸フルーツあります!」決してご期待を裏切らない厚岸です。
2-1.テイスティングノート
| 香り | スモークした生ハムメロン、あずきバー、小梅、焼けたリンゴ、洗濯のり |
| 味わい | 燻製した赤肉のメロン、クレープシュゼット、スモークライムソルト |
| 余韻 | フルーティーな燻製感のある酸味が口内に広がり、長く残る |
2-2.商品スペック
| アルコール度数 | 57% |
| 酒別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
| 樽酒 | バーボンバレル |
| 内容量 | 700ml |
| 販売本数 | 212本 |
| 発売日 | 2026年5月15日 |
3.受賞歴
現時点での受賞歴はありません。
4.価格
| 商品名 | 厚岸 7年 バーボンバレルヘビリーピーテッド for BAR fishborn 15th Anniversary |
| 容量 | 700ml |
| 販売価格 | 38,500円(税込) |
当サイトを運営するバー新海では 1杯 45ml:9,240円 30ml:6,160円 15ml:3,080円で提供しております。
5.メーカー
堅展実業株式会社
| 設立 | 1982年 |
| 本社所在地 | 〒100-0011 東京都千代田区内幸町1丁目1-1 帝国ホテル東京内 |
| 所有蒸留所 | 厚岸蒸溜所 |
6.蒸溜所
厚岸蒸溜所
| 所在地 | 〒088-1124 北海道厚岸郡厚岸町宮園4丁目109-2 |
| 操業開始 | 2016年10月 |
2015年 蒸溜所建設を開始
2016年 10月蒸溜開始
2017年 第2熟成庫完成
2018年 2月厚岸蒸溜所として初商品リリース。第3熟成庫完成
2020年 2月初のシングルモルトウイスキー「サロルンカムイ」をリリース。
4月第4熟成庫完成。
10月二十四節気シリーズ第一弾「シングルモルト寒露」をリリース。
2021年 精麦棟の新設(稼働は2022年)
2023年4月 第5熟成庫完成。
2025年 堅展実業の第2蒸溜所となる「富良野蒸溜所」の建設が発表。2028年を目標に建設予定
2026年 厚岸蒸溜、富良野熟成ウイスキーが製品化
二十四節気シリーズの全24種が6年かがりで完結。
ただ、 ちゃんとつくる ということが実は一番大変なことで、原酒がジャパニーズウイスキーになるためには木樽で 3 年以上寝かさなければなりません。
週にして 1 5 0 週以上。 1 週間は 1 % にも満たない時間です。その 1 週 1 週をぶれ の無いように、造りのところで一切の妥協を許さない。すべての手順書・記録書を厳密に管理し、 一本線のようにウイスキーをつくる。
「スコットランドの伝統的な製法で、アイラモルトのようなウイスキーを造りたい」という強い想いのもと、設備はスコットランドのフォーサイス社製のものを導入。施工はすべてフォーサイス社の職人が来日して実施。
ポットスチルの形状はストレートヘッドのオニオンシェイプで、アイラ島のいくつかの蒸留所のものと似ています。加熱はラジエーター方式(間接加熱)、付属するコンデンサーはシェル&チューブ式でマッシュタンはセミロイター式です。
発酵槽(ウォッシュバック)は全てステンレス製。年によって変わる気候や自然に任せながら、クラフトマンが調整を行い、発酵のタイミングを見極めます。
熟成庫は現在、第1~第5熟成庫まで。第1はダンネージ式、第2熟成庫(充填棟の隣)は現在出荷前の製品保管に使用。第3~第5熟成庫はラック式を採用、厚岸湾を望む丘の上にあり海の香り漂う「海霧」が厚岸町全体を包み込みモルトの熟成を深めるなど、ウイスキーの特性に良い影響を与えています。
熟成樽はバーボン、シェリーに加え、北海道産の「ミズナラ」も使用。さらにワインやラム、ブレンデー樽などを使用し、多層的なレイヤーを重ね、ブレンドが行われています。
また、ウイスキーの原料となる大麦を厚岸内で栽培し、ピートや熟成のための木樽も含めてすべて厚岸産でおこない、将来的には「厚岸オールスター」のウイスキー造りを目指しています。
2021年8月には、厚岸蒸溜所で蒸留した原酒を試験的に富良野で熟成させるという取組みも始まりました。
出来上がったウイスキーは厚岸熟成特有の塩味はなく、富良野という土地ならではのフローラルなウイスキーに。
地元の厚岸のみならず「北海道」という偉大な個性を活かす、テロワール。
ワイン通の人は良く耳にしてきたであろう「テロワール」の考えをウイスキーに取り入れ、「厚岸という個性」と「北海道という個性」を融合し、それらの土地のテロワールを活かしたウイスキー造りは魅力的であり期待値は無限大です。
厚岸町周辺の厚岸湖と別寒辺牛湿原はラムサール条約の登録湿地です。ラムサール条約とは、1971年2月2日にイランのラムサールで採択された湿地に関する条約で、水鳥をはじめとする野生動物の生息地となっている湿地を、国際的な協力のもと保全および賢明に利用することを目的としています。
ウイスキーに使用する上水の取水口は、蒸留所のそばを流れる尾幌川上流のホマカイ川。ピートの層を通ったその水は茶褐色をしています。
その周辺は湿原地帯で、清流にしか生息しないといわれるバイカモの生息地。夏季に咲く小さな白い花は豊かな水のシンボル。
この水が厚岸のウイスキーを育みます。
引用元:厚岸蒸溜所公式HP
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厚岸蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。
https://jpwhisky.net/manufacturer/akkeshi/
7.まとめ
BAR fishborn様。15周年おめでとうございます。
そしてその記念すべきプライベートボトルとなった「厚岸 7年 バーボンバレル ヘビリーピーテッド for BAR fishborn 15th Anniversary」。
厚岸らしい潮風を思わせるミネラル感と、熟成によって引き出された豊かな果実味が見事に調和しています。
ヘビリーピーテッドでありながら荒々しさはなく、7年という歳月がもたらした円熟したピート感が印象的です。
プライベートボトルならではの個性と、年数表記付き原酒の魅力を存分に堪能できる一本と言えるでしょう。特に過去の「厚岸5年シロップ」を楽しんだ方であれば、その熟成による進化をより鮮明に感じられるはずです。
15周年という節目にふさわしい、BAR fishbornと厚岸蒸溜所の特別なコラボレーション。厚岸ファンはもちろん、熟成を重ねたピーテッドジャパニーズウイスキーに興味のある方にもぜひ味わっていただきたい1本です。
■「厚岸蒸溜所・厚岸ウイスキー」に関するその他の記事も是非ご覧ください。



最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.56 2026年6月号
[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第6弾 エンペラドール・ディスティラーズ/モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン
スピリッツメーカー2社の6蒸留所を一挙紹介!
ダルモア/アイル・オブ・ジュラ/タムナヴーリン/フェッターケアン
マグレンモーレンジィ/アードベッグ
[第2特集]
日本のクラフト蒸留所最前線
マルス駒ヶ岳蒸溜所/軽井沢ウイスキー蒸留所/御代田蒸留所
◆ジャパニーズクラフトの開拓者たち 第8回 木内酒造 木内敏之
◆ウイスキー文化研究所設立25周年記念 ウイスキー激動の25年史
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。
















