【レビュー】マルスモルト ル・パピヨン トリプルカスク『キベリタテハ』

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本坊酒造駒ヶ岳蒸溜所
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本坊酒造より新しいパピヨンシリーズが入荷!マルスモルト・ ル・パピヨン トリプルカスク『キベリタテハ』
三つの樽が描き出す、一つの蝶の輝き。

蝶の写真の美しいラベルで、ウイスキー愛好家なら知っている方も多いかと思います。
「マルスモルト ル パピヨン」シリーズ。これまでにもたくさんの種類がリリースされています。

本シリーズは、年に2回発売、抽選販売により入手のチャンスが訪れる仕組みとなっています。
今回のトリプルカスクは、842本限定。マルス駒ヶ岳蒸溜所で蒸留し、フレンチオーク樽で熟成したモルト原酒をヴァッティングしたトリプルカスク・シングルモルトウイスキーで非常に珍しい逸品です。

1.ボトルとラベルの写真

マルスモルト ル・パピヨン トリプルカスク『キベリタテハ』
MARS MALT Le Papillon Triple Cask Kiberitateha    

2.マルスモルト ル・パピヨン トリプルカスク『キベリタテハ』の特徴


今作はパピヨンシリーズ第22弾となり、2017年8月にマルス駒ヶ岳蒸溜所で蒸留した原酒を、フレンチオーク樽で熟成。3樽をブレンドした製品。

【フレンチオーク樽とは】
フレンチオーク樽は、フランス産のオーク材を使用して造られた木樽のこと。特にワイン業界では古くから使用されており、フランス・ブルゴーニュ地方やボルドー地方などのワイン熟成樽として有名です。
ウイスキーではバーボン樽などと比べると使用例が少なく、珍しい樽です。

「マルスモルト ル・パピヨン」は、ウイスキーの熟成環境を形成する日本の四季折々の気候風土、その自然環境の素晴らしさを、日本に生息する蝶をモチーフに表現したシリーズです。
本州では主に標高1,500~2,500m付近の広葉樹林に生息する「キベリタテハ」がモチーフ。翅の外側が黄色で縁取られ、その内側に瑠璃色に輝く斑紋が並び「高原の貴婦人」とも呼ばれる姿をイメージし、マルス駒ヶ岳蒸溜所で蒸留し、フレンチオーク樽で熟成したモルト原酒をヴァッティングしたトリプルカスク・シングルモルトウイスキーの逸品です。

2-1.テイスティングノート

香り 乾いた木炭、お香、ドライフルーツ、焦がしたキャラメル
味わい 甘さ控えめなべっこう飴、焦がしたバニラ、白胡椒
余韻 ビターなウッド感とスパイスが長く続き、最後にバニラの余韻が残る

2-2.商品スペック

アルコール度数 58%
酒別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
樽種 フレンチオーク樽
内容量 700ml
販売本数 842本
希望小売価格 15,400円(税込)
発売日 2026年8月下旬

3.受賞歴

現時点では受賞歴はありません。

4.定価とネット上の価格

4-1.メーカー希望小売価格

商品名 マルスモルト ル・パピヨン トリプルカスク『キベリタテハ』
容量 700ml
希望小売価格 15,400円(税込)

4₋2.メルカリでの転売価格

メルカリでの転売価格は、46,800円で確認できました。(※2026/9/1時点)

4-3.ヤフーオークション落札価格

ヤフーオークションでは出品が確認できませんでした。(※2026/9/1時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon

通販サイトででは、現在出品されていません。(※2026/9/1時点)

4-5.BAR新海での提供価格

当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、45ml:4,620円 30ml:3,080円、15ml:1,540円  などの少量でも提供しております。

「BAR新海」のご案内
Japanese Whisky Dictionaryが運営する「BAR新海」は、東京都港区に3店舗。当サイトで紹介しているジャパニーズウィスキーをはじめ、国産のジンやビールなども取扱い。オリジナルカクテル、フレッシュフルーツカクテルなども人気。食事も豊富で1件目からも利用可能。

5.マルスモルト ル・パピヨンシリーズについて

「マルスモルト ル・パピヨン」シリーズは、ウイスキーの熟成環境を形成する日本の四季折々の気候風土、その自然環境の素晴らしさを、日本に生息する蝶をモチーフに表現したシリーズです。

No 商品名 カスク ボトリング数 価格(税込)
第1弾 オオルリシジミ アメリカンホワイトオーク 599本 10,450円
第2弾 アオスジアゲハ バーボン樽 215本 9,900円
第3弾 ミヤマシロチョウ アメリカンホワイトオーク 585本 9,900円
第4弾 ツマベニチョウ バーボン樽 182本 12,100円
第5弾 ミヤマカラスアゲハ
※【WWA 金賞】
アメリカンホワイトオーク 560本 11,000円
第6弾 イシガケチョウ  シェリー樽 464本 11,000円
第7弾 ギフチョウ アメリカンホワイトオーク 576本 13,200円
第8弾 ヤクシマルリシジミ バーボン樽 469本 12,100円
第9弾 クモマツマキチョウ シェリーバット 643本 12,100円
第10弾 クジャクチョウ
※【WWACategory Winner
シェリーバット 635本 12,100円
第11弾 モンキアゲハ バーボンバレル 433本 11,000円
第12弾 マルスモルト ル・パピヨン 小松孝英 エディション アメリカンホワイトオーク 365本 297,000円
第13弾 アイノミドリシジミ 梅酒樽 567本 13,200円
第14弾 ヒメシロチョウ バーボンサクラヘッドカスク 567本 12,100円
第15弾 ミヤマシジミ シェリーカスク 818本 14,300円 
第16弾 ナガサキアゲハ シェリーカスク 621本 15,400円
第17弾 ルーミスシジミ バーボンバレル 578本 15,400円
第18弾 ミヤマモンキチョウ バーボンバレル 806本 15,400円
第19弾 ナミアゲハ ポートワイン&マルサラワイン 651本 15,400円
第20弾 ベニヒカゲ 赤ワインカスク 717本 15,400円
第21弾 オキナワカラスアゲハ ヘビリーピーテッドバーボンバレル 508本 15,400円
第22弾 キベリタテハ フレンチオーク樽 842本 15,400円

こちらのシリーズすべてが少量でボトリングされているので、毎回限定本数はとても少なく、希少性の高いジャパニーズウイスキーのひとつです。

商品詳細と過去シリーズはコチラ

5.製造メーカーについて

本坊酒造株式会社

設立 1872年
本社所在地 〒891-0122  鹿児島県鹿児島市南栄3丁目27番地
所有蒸溜所 マルス信州蒸溜所、マルス駒ヶ岳蒸溜所

6.蒸溜所について

マルス駒ヶ岳蒸溜所

蒸溜所は、長野県の宮田村に位置する「マルス信州蒸溜所」。
2024年3月から名称を【駒ヶ岳蒸溜所】へと変更しております。

所在地 〒399-4301 長野県上伊那郡宮田村4752-31
操業開始 1985年

鹿児島の地で日本の蒸留酒「焼酎」造りに邁進していた本坊酒造が、ウイスキー製造免許を取得したのが1949年。それ以来、「いつか日本の風土を活かした本物のウイスキーを造りたい」と夢を抱き続けていました。
鹿児島でのウイスキー製造から数年経た後、1960年に山梨にワインとウイスキー製造のための工場「マルス山梨ワイナリー」を設立。そして、本格的にウイスキー造りに取り組むために、さらなる理想の地を探し求めました。

澄んだ空気の寒冷地であり、しかも適度な湿度と良質な水に恵まれていることなど、ウイスキー造りのための自然条件は大変厳しいものがあります。
こうした条件を満たす土地を探し求め、1985年ウイスキー造りに最適な環境を求めて長野県中央アルプス駒ヶ岳山麓標高798mの地にマルス信州蒸溜所を開設致しました。
1992年にウイスキー需要低迷により蒸留を休止。その後、世界的にジャパニーズウイスキーが評価されはじめる中、ウイスキー需要が回復傾向にあった2009年に蒸留再開を決意し2011年2月より再スタート。
2020年9月、35年ぶりの全面リニューアル。投資額は約12億円。

2019年5月から、老朽化した設備の改修とウイスキー増産を見据えた樽貯蔵庫施設の整備やウイスキー造りの見学を目的にしたウイスキー蒸留棟(樽貯蔵庫を含む)と、オリジナルウイスキーやグッズ販売などを目的にビジター棟を新設、既存の設備及び施設を改修。
新設したウイスキー蒸留棟は1,996㎡(延床面積、約2,500樽収容予定の樽貯蔵庫含む)、ビジター棟は746㎡。
引用:本坊酒造公式HP

■製造能力:原料麦芽1.1t/日
■原酒製造量:約700L/日、約185KL/年(2020年度予定)
■主要な設備:麦芽粉砕機1基、マッシュタンロイテル(糖化槽)6KL×1基、ステンレス発酵タンク6KL×3基、ダグラスファー木槽発酵タンク(移設)6KL×3基、初溜釜(移設)

マルス駒ヶ岳蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。

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7.まとめ

本坊酒造が手がけるパピヨンシリーズ第22弾、「キベリタテハ」は、マルス駒ヶ岳蒸溜所で蒸留し、フレンチオーク樽で熟成したモルト原酒をヴァッティングしたトリプルカスクで、シリーズの中でも珍しい逸品です。
フレンチオーク樽によるトリプルカスクという構成が、甘さが前面に出るウイスキーではなく、乾いた炭や焦がしたキャラメルのような複雑な奥行きを生み出しています。

二次流通では常に価格が高騰しており、その希少性と味わいでファンの多さがうかがえます。

高原を力強く華やかに飛ぶ蝶を想像できるような、力強さとほろ苦い味わいは是非、一度は飲んでいただきたいウイスキーです。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.57 2026年8月号

スコッチ蒸留所名鑑」第7弾。
[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第7弾 イアンマクロード/アンガスダンディ
ボトラーズ出身の2社が所有する6蒸留所を一挙紹介!
グレンゴイン/タムドゥー/ローズバンク/ラーガンベイ
トミントール/グレンカダム

[第2特集]
スコッチウイスキー最前線2026 第1弾
アバフェルディ/ポート・オブ・リース/グレンギリー/ケアン

[特集]
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2026 受賞結果
◆ハイボール缶大試飲会 2026夏
◆新たなリミテッドシリーズが始動 「竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ 2026」
◆シーバスリーガル×日本が切り拓く新境地
◆マスター・オブ・ウイスキーの肖像

[イベントリポート]
◆Whisky&Spirits Festival 2026 in YOKOHAMA

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
OTSUKASHOTA

山梨県出身。BAR新海 芝大門店所属。
バーテンダーとして経験を積む中で、「BARはお酒を提供する場所ではなく、一杯を通して人と物語を繋ぐ場所」であることを実感。ジャパニーズウイスキーの味わいはもちろん。その歴史や蒸留所の背景、造り手の思いに惹かれ、日々知識を深めている。
JWDでは、初心者から愛好家まで楽しめる記事を目指し、現場ならではの視点で情報を発信する。

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