11/12(日)「日置・嘉之助蒸留祭2023」と「津貫蒸溜所祭り2023」が同時開催。両蒸留所を結ぶシャトルバスも

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本坊酒造津貫蒸溜所嘉之助蒸溜所

日置・嘉之助蒸留祭2023、津貫蒸溜所祭り2023が2023年11月12日(日)に同時開催。開催内容を解説。

「日置・嘉之助蒸留祭2023」と「津貫蒸溜所祭り2023」がどちらも4年ぶりに開催。嘉之助蒸留所は竣工1年を記念した2018年、津貫蒸溜所は竣工1年を記念した2017年からそれぞれ毎年「蒸留所祭り」と称したイベントを開催していましたが、2020年以降コロナ禍の影響もありそうした現地イベントの開催は見送られていました。それが今年はどちらも4年ぶりの現地開催が決定され、日程も同日開催となり更には両会場同士を結ぶシャトルバスの運行もあるという、1日で2つの蒸留所のイベントを見て回れる4年ぶりの開催に相応しい特大ボリュームのイベントとなっています!それぞれのイベントの詳細について解説していきます。

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1.日置・嘉之助蒸留祭2023概要

1-1.会場詳細

会場
日置蒸溜蔵
〒899-3101 鹿児島県日置市日吉町日置3309-3
 
〒899-2421 鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
アクセス

日置蒸溜蔵

JR鹿児島本線伊集院駅より車で約11分

嘉之助蒸溜所

JR鹿児島本線伊集院駅より車で約15分

※当日は伊集院駅より日置蒸溜蔵‐日吉支所(臨時駐車場)‐嘉之助蒸溜所を結ぶシャトルバスの運行有。

開催日時 2023年11月12日 (日)10時~16時まで ※小雨決行
価格 入場無料

当日は日置蒸溜蔵、明信寺、日置市役所日吉支所に臨時駐車場が設けられ、駐車場間と嘉之助蒸溜所を結ぶ無料シャトルバスが運行されます。嘉之助蒸溜所には駐車が出来ないそうなのでお車でご参加の方は注意が必要です。シャトルバスの時刻表については後述の項目をご覧ください。

1-2.予定イベント

蒸溜所祭限定ボトル(700ml)数量限定抽選販売

画像出典:NEWS|嘉之助蒸溜所

製品名 KANOSUKE SINGLE MALT JAPANESE WHISKY DISTILLERY FEST. 2023 IN KAGOSHIMA JAPAN 
酒 別 シングルモルトジャパニーズウイスキー
原材料 モルト
樽 種 焼酎リチャー樽、ラム樽(追熟)
詰本数
度 数 57%
価 格 希望小売価格:16,500円(税込)
製造所 嘉之助蒸溜所
製造者 小正嘉之助蒸溜所株式会社

販売方法:嘉之助蒸溜所にてご応募頂いた後に抽選

応募期間:11月1日(水)午前10時~11月12日(日)午後4時まで

購入上限:1本

抽選結果:当選者にのみ11月20日にメール連絡にて購入用URLとパスワードを送付

ウイスキーセミナー

午前中に有料試飲付セミナー(先着30名 1名様税込1,500円)、午後に嘉之助蒸溜所長×日置蒸溜蔵長の対談(無料)を各1回開催予定。有料試飲セミナーは当日蒸溜所ショップにて申込みとのこと。

その他

蒸溜所フリー見学(10:00~15:30)、チャーリング(樽焼き)実演、樽にお絵かき(小学生まで)、クイズラリー(小学生まで)、バグパイプ演奏等が予定されているそうです。

1-3.シャトルバス時刻表

画像出典:NEWS|嘉之助蒸溜所

無料シャトルバスの時刻表は上記の通りとなっています。第一駐車場となっている「小正醸造駐車場」にはバスの停留がないとのことで、こちらにお車を停める方は徒歩約3分の「第二駐車場 明信寺」まで移動が必要になるとのことです。

2.津貫蒸溜所祭り2023概要

2-1.会場詳細

会場

津貫蒸溜所内特設会場

〒899-3611 鹿児島県南さつま市加世田津貫6594

アクセス 南さつま市「加世田バスセンター前」からシャトルバス運行あり
開催日時 2023年11月12日 (日)10時~16時まで ※小雨決行
価格 入場無料

2-2.予定イベント

記念ボトル抽選販売(数量限定)受付

記念ボトル① シングルモルト津貫 7th Anniversary of MARS TSUNUKI DISTILLERY
記念ボトル② Japanese GIN 和美人 Port Cask Finish

上記2本の記念ボトルの抽選販売受付を事務所前の総合受付にて受付予定。

ウイスキーセミナー(2回開催)

時間 午前の部10:30~11:20/午後の部13:30~14:20
講師 草野辰郎(チーフディスティリングマネージャー兼ブレンダー)
会場 旧津貫小学校多目的ホール
定員 各回30名(先着順)
受付 総合受付(事務所前)
参加費 1,500円(税込)/記念品・テイスティング有

焼酎蔵見学ツアー

時間 12:00~12:45
講師 本坊龍二(匠の技を継承し長年に渡り杜氏を務めたシニアアドバイザー)
定員 先着30名ほど
受付 総合受付(事務所前)
参加費 無料

その他

その他本格芋焼酎「貴匠蔵」の振舞い酒、チケット制による有料ドリンクの販売、グルメ屋台に物販コーナーからステージイベントもあり、バグパイプやカクテルパフォーマンス等様々なイベントが予定されています。

2-3.シャトルバス時刻表

画像出典:本坊酒造公式サイト

無料シャトルバスの時刻表は上記の通りとなっています。会場内にも駐車場があるので車での来場も出来ますが、会場では試飲セミナーや振る舞い酒、有料ドリンク等の提供があるのでシャトルバスを活用してお酒を思う存分楽しみたいですね。

3.蒸溜所間シャトルバス

画像出典:NEWS|嘉之助蒸溜所

12:00より1時間に1本蒸溜所間を結ぶシャトルバスが運行されるそうです。時刻表は嘉之助蒸溜所から津貫蒸溜所行のものですが、同じ時刻で津貫蒸溜所から嘉之助蒸溜所へ向かうバスも運行されるとのことで蒸溜所間の相互の移動が可能となっております。

4.まとめ

嘉之助蒸溜所、津貫蒸溜所ともに4年ぶりの開催に相応しいボリュームなのではないでしょうか。限定ボトルの販売や試飲セミナー、蒸溜所見学等お酒好きな方ならマストで抑えたいイベントからグルメ屋台やステージイベント等、お酒を飲まない方やお子様までも楽しめる内容となっており、ご家族総出で楽しめる「お祭り」の名に相応しい一大イベントになるかと思われます。蒸溜所間を結ぶシャトルバスの運行もありますので、是非二つの蒸留所を巡って4年ぶりのお祭りを楽しまれてはいかがでしょうか。

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.46 2024年10月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第1弾]」
【第2特集】
「ガロア的 東京のバー、パブ巡り」
【連載】
「ジャパニーズクラフトの開拓者たち」
前号からスタートしたこの連載。第2回では厚岸蒸溜所の樋田恵一氏を編集長がインタビューします。

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
櫻井 和人

茨城県つくば市出身
嗜好品をこよなく愛し、クラフトジンの多様性に感動した勢いのまま30歳にしてバーテンダーへの道へと進む。
バーテンダーとして日々を重ねる中でBAR新海を訪れ、多種多様なジャパニーズクラフトウイスキーに触れより深く勉強をしたいとBAR新海へと入社。
最上の嗜好品に触れる楽しさをより多くの方に感じて貰えるよう、現場でもウェブでも全力投球の日々を送る。

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