サントリーは、「サントリープレミアムハイボール〈山崎〉350ml缶」を8月8日(火)より全国で数量限定で発売することを発表。価格は660円(税込)。
サントリーウイスキーの100周年記念、第二弾の商品です。前回の第一弾はプレミアムハイボール白州でした。間もなくの6月6日発売となります。
その他、山崎NV、山崎12年、白州NV、白州12年のそれぞれ100周年記念ラベルの発売もされてます。そろそろ入手された方が増えてきている印象ですね。せっかくなので4種類の100周年記念ラベルを揃えたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
1.プレミアムハイボール山崎 どこで買える?
サントリー ザ・プレミアムモルツ マスタードリームとのセットですが、Amazonや楽天で予約受付中となっています。お早めに!!
2.サントリーウイスキー100周年、2023年事業方針
2-1.100周年記念、限定商品の発売
サントリーウイスキー100周年を記念し第一弾として、ハイボールに合う白州モルト原酒のみを厳選した「サントリープレミアムハイボール〈白州〉350ml缶」を6月6日(火)より数量限定で発売。引き続き第二弾として「サントリープレミアムハイボール〈山崎〉350ml缶」を8月8日(火)より数量限定で発売。
また、ものづくりの現場である蒸溜所のデザインをあしらった、2023年限定デザインラベルの「サントリーシングルモルトウイスキー山崎」「同 12年」「サントリーシングルモルトウイスキー白州」「同 12年」を4月中旬から順次発売中。サントリーウイスキーの未来への思いを蒸溜所が描かれたデザインで表現。中身は現行と同じだと言われておりますが、まさに争奪戦となっているようです。
2-2.設備投資
山崎蒸溜所・白州蒸溜所において、さらなる品質向上や蒸溜所魅力訴求の強化を主な目的として、2024年にかけて100億円規模の設備投資を実施。
2-3.山崎蒸溜所・白州蒸溜所「フロアモルティング」導入
水に浸した麦を床に広げて何度も攪拌する「フロアモルティング」を導入する。かなりの労力(人手と手間)がかかるため現在ではスコットランドでもごく一部の蒸溜所でしか行われていない伝統製法です。サントリーはウイスキーづくりへのチャレンジの象徴としてフロアモルティングを導入し、さらなる「美味品質」を目指していく。
2-4.山崎蒸溜所「電気式加熱式蒸溜釜(ポットスチル)」導入
山崎蒸溜所では、「パイロットディスティラリー」という小規模蒸溜施設で、1968年より、サントリーウイスキー全体の品質向上に向けた新たな技術開発・原酒のつくり分けに挑戦してきました。今回、直火加熱に加えて電気式加熱も可能な蒸溜釜を導入することで更なる品質向上等の研究を始めるとともに、ウイスキーづくりにおけるチャレンジの象徴として活動していく目的のようです。導入されるポットスチルの形状・大きさ・メーカーなどは公表されておりません。
2-5.白州蒸溜所「酵母培養プロセス」導入
白州蒸溜所では、原料の一つである「酵母培養プロセス」を導入し、継続的に高品質な酵母の調達を図るのが狙い。原料にまでこだわることでさらなる「美味品質」の向上を実現していく。
3.サントリープレミアムハイボール山崎
キャッチフレーズは「ミズナラの深い余韻」
前作のプレミアムハイボール白州と同じ価格で一見すると660円は高い!!と思うところもありますが、BARや飲食店で飲むと山崎のハイボールは1杯1,000円~1,500円が相場(安くても800円くらいでしょうか)なので山崎好きの人であれば一度は飲んでおきたいと思う商品なのではないでしょうか。
アルコール度数9%とやや高めであり、仮に700mlボトルで9%のハイボール350mlを作ろうと思うと約9杯となりますので、660円が高すぎる!!というわけではないのかなと思います。あとはお店で飲む山崎ハイボールとの味わいの違いが気になるところです。
中味は、ハイボールに合う山崎モルト原酒のみを厳選して使用した、厚みのある味わいとミズナラ樽由来の深い余韻が特長です。グラスに氷を入れておいしくお飲みいただけるようブレンドしました。
パッケージは、「山崎」のブランドカラーをベースに山崎蒸溜所を描き、「山崎」の文字を大きく配することで本格感を表現しました。さらに、「ミズナラの深い余韻」の文言で商品の特長を伝えています。
引用:「サントリープレミアムハイボール〈山崎〉350ml缶」数量限定新発売 2023年5月30日 ニュースリリース サントリー
製品名 |
サントリープレミアムハイボール山崎 |
---|---|
酒 別 | ー |
原材料 | モルト |
樽 種 | ー |
詰本数 | 数量限定 |
度 数 | 9% |
価 格 | 希望小売価格:660円(税込) |
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。