【発売情報】YUZA Signature Blend

発売情報
発売情報
遊佐蒸溜所

山形県の遊佐蒸溜所から定番品としてブレンデッドが発売決定。代表的な製品に位置づけされるYUZA Signature Blend。商品詳細を紹介。

山形県の遊佐蒸溜所は国内でも小規模な蒸溜所の一つですが、なんと定番品としてのジャパニーズブレンデッドウイスキーの発売が発表されました。

以前に発売されたクラシカルブレンドよりも、グレーン比率を高めた構成の様ですが、どのような味わいにしあがっているのでしょうか?

スポンサーリンク

1.YUZA Signature Blend

1-1.商品情報

2025年3月上旬、ブレンデッドジャパニーズウイスキー「YUZA Signature Blend」を発売いたします。

国産のグレーン原酒に、ミズナラ樽をはじめとする遊佐蒸溜所熟成の多彩なモルト原酒をふんだんにブレンドしました。

遊佐蒸溜所らしい甘くフルーティなアロマやフレーバーを堪能できる、シグネチャーの名にふさわしい仕上がりの1本です。
くつろぎのひとときに、遊佐らしさをたっぷりと感じる一杯をどうぞお楽しみください。

香り・味わいの特徴
蒸溜所を象徴するフルーティで甘いアロマとフレーバーに、さわやかなピートのニュアンスが調和した、バランスの良い仕上がりです。

引用:新商品情報 | 遊佐蒸溜所

 

1-2.商品スペック

アルコール度数 48%
酒別 ブレンデッドジャパニーズウィスキー
樽種 キーモルト:ミズナラ原酒
内容量 700ml
希望小売価格 8,250円(税込)
発売日 2025年3月上旬

2.遊佐蒸溜所について

遊佐蒸溜所

株式会社金龍が2018年に山形県遊佐町に開設した、東北地方3か所目のウイスキー蒸溜所です。

新鮮で澄んだ空気と、「水の郷百選」に選ばれた、名峰鳥海山の伏流水に恵まれた遊佐町は、最高品質のウイスキー造りに適した土地。

使用するポットスチルはフォーサイス社製、発酵槽は5つ、カナダ産のベイマツを使用しています。製法や熟成方法もスコットランドの方式を採用、若いウイスキーは樽出しせず、納得のいくまで十分に熟成を重ねたウイスキーだけを、シングルモルトのみに絞って製造。大量生産ができない小さな蒸溜所だからこそ、細部までとことん手を尽くし、こだわりを詰め込んだ最高品質のウイスキーをつくります。

遊佐蒸溜所ウイスキーの
コンセプト「TLAS」

遊佐蒸溜所で造るウイスキーは、
Tiny(ちっぽけな)
Lovely(かわいい)
Authentic(本物の)
Supreme(最高の)
上記の頭文字を取った「TLAS(トラス)」をコンセプトとしています。

遊佐蒸溜所は、敷地面積約4,550㎡、蒸溜所面積は約620㎡と、ウイスキー蒸溜所としてはとても小規模な蒸溜所です。外観は小さく可愛らしくも見えますが、造るウイスキーは本格的かつ最高品質のものを目指します。伝統的な製法を用いつつも、日本らしい「ものづくり」に対するこだわりを持って造る、世界に一つのジャパニーズウイスキーです。

遊佐公式HPより引用

画像出展:遊佐蒸溜所公式HP

所在地 〒999-8302 山形県飽海郡遊佐町吉出字 カクジ田20番地
操業開始 2018年

遊佐蒸溜所の詳細情報は、こちらの記事もご覧ください。

メーカー(蒸留所) 遊佐蒸溜所 | ジャパニーズウイスキー...
「遊佐蒸溜所」の記事一覧です。

3.最後に

YUZAが一万円以内で買えるのは嬉しいニュースです。しかもグレーンも国産。前回のクラシカルブレンドと同じグレーンかと思われますが、どの蒸溜所のグレーン原酒かは、いまだに非公開となっています。

今年にはYUZAスプリングインジャパンに続くシリーズのシングルモルトも発売されるかと思いますので、今後も遊佐蒸溜所をお見逃しなく。

■「遊佐蒸溜所」に関するその他の記事も是非ご覧ください。

【レビュー】YUZA Classical Blend
㈱金龍の遊佐蒸溜所から新製品「YUZA Classical Blend」。国内蒸溜所より提供されたグレーウイスキーを使用したジャパニーズブレンデッドウイスキーが発売開始。価格は11,000円(税込)。特徴や味わいを合わせて紹介。
【レビュー】YUZA Spring in Japan 2024
山形の遊佐蒸溜所の最新リリース。YUZA Spring in Japan 2024。最新作のシングルモルトをレビュー。価格は16,500円(税込)。これまでのEditionシリーズとは違い、Spring in Japanと題されたウイスキー。ボトルのカラーも桜色で華やかなカラーとなっています。

スポンサーリンク

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号

【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
土地それぞれの風土から様々な味わいが作り出される日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

Ryuhei Oishiをフォローする
タイトルとURLをコピーしました