【2022年8月下旬発売】厚岸ブレンデッドウイスキー大暑(堅展実業・厚岸蒸溜所)

発売情報
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厚岸蒸溜所

堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所 Facebookページより、2022年8月下旬に新商品の発売が発表されました。

厚岸ブレンデッドウイスキー大暑(たいしょ)』

厚岸ウイスキー「二十四節気シリーズ」の第八弾となります。
中国から伝わった二十四節気。一年を24等分して季節を表す名称を付けたもので、立春や夏至などもこれにあたります。

 

北海道産ミズナラ樽などで熟成させた厚岸モルトがどのような味わいに仕上がっているのか注目です。

限定10,000本、価格は税込13,200円。

1.二十四節季の「大暑」とは?

厚岸蒸溜所では、2020年10月のシングルモルト寒露のリリースを皮切りに、「二十四節季シリーズ」として3カ月毎に新商品を販売しています。

 発売日二十四節気名
第一弾2020年10月28日寒露(かんろ):10月8日頃
第二弾2021年2月28日雨水(うすい):2月19日頃
第三弾2021年5月28日芒種(ぼうしゅ):6月6日頃
第四弾2021年8月下旬処暑(しょしょ):8月23日頃
第五弾2021年11月下旬立冬(りっとう):11月7日頃
第六弾2022年2月下旬大寒(だいかん):1月20日頃
第七弾2022年5月下旬清明(せいめい):4月5日頃
第八弾2022年8月下旬大暑(たいしょ):7月23日頃

今回発売となる第八弾は、「大暑(たいしょ)」です。
「大暑」とは二十四節気の中では12番目に当たる日で、夏至から約1か月後で8月8日ころの立秋までの大暑の期間は、一年中でもっとも気温の高い季節にあたります。体力を保つために鰻を食べる「土用の丑」や、各地でのお祭りや花火大会もこの期間にたくさん行われ、夏の風物詩的なイベントが目白押しです。

2022年の大暑は7月23日。また、次の二十四節気の第13節、立秋(8月8日頃)の前日までの約15日間ぐらいを指します。

2.厚岸ブレンデッドウイスキー大暑(たいしょ)

二十四節季シリーズのブレンデッドウイスキーは雨水処暑大寒と個性あるウイスキーで進化していく過程を感じ取れました。

北海道産ミズナラ樽で熟成させた厚岸モルトがどのような役割をしているのか楽しみです。

柑橘系の爽やかさやハチミツなどの甘みと強めのピートとスパイシーさ。厚岸湾の潮風に育まれた厚岸モルトとグレーンの調和。どのように仕上がっているのか待ち遠しいです。

ラベルは厚岸の夏祭りの浴衣をイメージしたもの。

 

厚岸蒸溜所からリリースされた情報は以下に掲載いたします。

二十四節気シリーズ第八弾となる「厚岸ブレンデッドウイスキー大暑」。
太鼓と笛のお囃子にあわせ、獅子が舞う厚岸町の夏。今年の豊漁を願い、自然の神々に祈りを捧げます。
厚岸湾の潮風に育まれた厚岸モルトとグレーンの、爽快な調和をお楽しみください。
 

テイスティングノート

黒糖,ピンクグレープフルーツ,オレンジ,シリアル,ハチミツ
オレンジ,レモン,ハッサク様の酸味と甘味,潮,醤油様の塩味,レモングラス,セージ様のスパイシー
ホワイトペッパー,ライムピール,チョコレート様甘味

 

引用:堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所 Facebookページ

製品名厚岸ブレンデッドウイスキー大暑
酒 別ブレンデッドウイスキー
原材料モルト、海外グレーン
樽 種北海道産ミズナラ樽ほか
販売数限定10,000本
度 数48%
内容量700ml
価 格13,200円(税込)
製造者堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所

3.厚岸蒸溜所の魅力

2021年12月に「北海道HACCP認証」を取得。

国内のクラフトウイスキー蒸溜所として初のHACCP外部認証取得しました。

食品の安全性と品質管理を徹底し常に安全で安心な製品を作るという「会社理念」に基づき、HACCP認証取得を実現しました。

数々の困難を乗り越え徹底した品質管理にこだわり、操業6シーズン目での取得。日本のもの造りへのこだわりを感じます。更なる酒質の向上に期待してしまいます。

 

まだ厚岸蒸溜所の事を知らない方や、厚岸蒸溜所についてもっと詳しく知りたいという方は、2020年12月にBSフジのウィスキペディアで特集をしていましたので、そちらの配信を是非ご覧ください。
厚岸ウイスキーの魅力だけでなく、厚岸町の自然や厚岸の牡蠣漁を中心とした漁業、そしてウイスキーと厚岸産牡蠣のマリアージュなど、厚岸の魅力がたっぷりと詰まった番組となっています。

https://jpwhisky.net/2020/12/13/wiskipediaakkeshi/

https://www.jalan.net/kankou/spt_01662aa6712106165/

4.過去に発売された厚岸ウイスキー「二十四節気シリーズ」

厚岸蒸溜所が過去に発売した二十四節季シリーズをおさらいしておきましょう。

4-1.2020年のリリース

■厚岸シングルモルトウイスキー寒露(かんろ)(2020/10/28発売)

【レビュー】厚岸シングルモルトウイスキー寒露(かんろ)
2020年10月28日に発売された厚岸蒸留所初のフルボトル。限定約15,000本。二十四節気をシリーズ化した第一作目「寒露」。ワイン樽・バーボン樽・シェリー樽・ミズナラ樽の3年熟成原酒をブレンド。スモーキーな香りとドライフルーツやチョコレートの甘味。原酒の品質の高さがうかがえる逸品。

4-2.2021年のリリース

■厚岸ブレンデッドウイスキー雨水(うすい)(2021/2/28発売)

【レビュー】厚岸ブレンデッドウイスキー雨水(うすい)
厚岸ブレンデッドウィスキー雨水は、未熟成のまま輸入し たスコットランド産グレーンは厚岸蒸留所で樽詰めして3年以上熟成。厚岸モルトと隣同士で熟成させた結果、厚岸モルトと非常に相性の良いグレーンウィスキーに仕上がりました。厚岸モルト特有の甘く薫り高いピート感とグレーンの軽やかさが相俟って醸し出される華やかなハーモニー。

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー芒種(ぼうしゅ)(2021/5/28発売)

【レビュー】厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー芒種(ぼうし...
キーモルトにミズナラ樽ピーテッド原酒を使用。厚岸モルトのコクのある甘味に誘われて、蛍もやってくるかもしれません。厚岸湾の潮騒を聞きながら育ったモルトで、初夏のひとときをお楽しみください。芒種のラベルデザインは深い緑をベースに、蛍が描かれております。

■厚岸ブレンデッドウイスキー処暑(しょしょ)(2021/8下旬発売)

【レビュー】厚岸ブレンデッドウイスキー処暑(しょしょ)
熟成年数4年の原酒をメインに使用。原酒の構成はバーボン樽原酒主体でシェリー樽、ワイン樽原酒にて調整。複雑さと深みを増した熟成感。


■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立冬(りっとう)(2021/11下旬発売)

https://jpwhisky.net/2021/11/26/akkeshi_ritto/

4-3.2022年のリリース

厚岸ブレンデッドウイスキー大寒(だいかん)(2022/2下旬発売)

https://jpwhisky.net/2022/03/01/akkeshi_daikan/

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー清明(せいめい)(2022/5下旬発売)

https://jpwhisky.net/2022/06/02/akkeshi_seimei/

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最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍

世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。

(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.40 2023年10月号

【巻頭特集】日本のクラフト蒸留所2023 前編 ―― 最新の現場12ヵ所をリポート
利尻蒸留所/八郷蒸溜所/小諸蒸留所/軽井沢ウイスキー蒸留所/御代田蒸留所/北軽井沢蒸留所/秩父蒸溜所/長濱蒸溜所/琵琶湖蒸溜所/Distillery Water Dragon/新潟亀田蒸溜所/越後薬草蒸留所
【特集】
・東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2023 授賞式リポート
・TWSC 2023ベスト蒸留所賞
・テイスター座談会 世界各国のウイスキートレンド

「ブランド解説」
・世界で最も風光明媚な地に立つ レイクス蒸留所からの最新リリース

「人気連載」
土屋守の全国ぶらり旅 軽井沢編
・The Tasting 話題の30本をテイスティング!

(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー

世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。

(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)

日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。

(4).新世代蒸留所からの挑戦状

2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。

(5).ウイスキーライジング

2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。

(6).ウイスキーと風の味

1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。

この記事を書いた人
深瀬 悠二

北海道札幌市出身。
2005年、大手スポーツ用品販売チェーンに就職→2019年1月、BAR新海に就職しウイスキーの魅力に引き込まれ虜となる。初めて飲んだウイスキーはアードベッグ10年。ほぼ毎日ウイスキーを飲む中で更なる知識習得を目指し、ウイスキー検定2級とJC級(ジャパニーズクラフトウイスキー)を取得。
造り手の想いをしっかりと表現し、飲み手の方々に正しい情報を伝えたい。ウイスキーの魅力をたくさんの方に伝えたいという思いでウェブメディア「Japanese Whisky Dictionary」の編集を担当。

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