厚岸蒸溜所より二十四節気シリーズ最新作にして最終作が発売開始。シングルモルト厚岸『秋分(しゅうぶん)』。一つの終わりにしてこれからの始まり。
秋分は、二十四節気のひとつで、昼と夜の長さがほぼ等しくなる頃を指します。天文学的には、太陽が秋分点を通過する日とされ、例年9月22日または23日頃にあたります。2026年の秋分は9月23日です。
春分と並び、「二至二分」のひとつに数えられる特別な節気であり、季節の大きな節目として古くから大切にされてきました。秋分を境に日照時間は徐々に短くなり、暑さも和らぎ、本格的な秋へと移り変わっていきます。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、秋分の頃は、夏の名残と秋の訪れが交差する時期でもあります。秋分の日を中日とした前後3日を含めた7日間は「秋のお彼岸」とされ、仏教では「西方浄土」といって西に極楽があると考えられています。
そのため、太陽が真西に沈む「秋分の日」にその極楽浄土にいるご先祖様を敬い、ご供養を行います。それとともに自然の恵みに感謝する日本ならではの文化が今も受け継がれています。
「ニューボーン ファウンデーション4」と同様の赤を基調としたボトルデザインが採用されており、紅葉を思わせる色鮮やかな化粧箱と相まって、「秋分」の名にふさわしい装いとなっています。
特筆すべきは年数表記が記載されている事。これまで二十四節気シリーズでは熟成年数を前面に打ち出してこなかっただけに、「秋分」がシリーズの集大成として特別な位置付けのボトルであることを強く感じさせます。
| 第1弾 | シングルモルトウイスキー寒露 | 2020年10月28日発売 |
| 第2弾 | ブレンデッドウイスキー雨水 | 2021年2月28日発売 |
| 第3弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー芒種 | 2021年5月28日発売 |
| 第4弾 | ブレンデッドウイスキー処暑 | 2021年8月25日発売 |
| 第5弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー立冬 | 2021年11月25日発売 |
| 第6弾 | ブレンデッドウイスキー大寒 | 2022年2月25日発売 |
| 第7弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー清明 | 2022年5月30日発売 |
| 第8弾 | ブレンデッドウイスキー大暑 | 2022年8月26日発売 |
| 第9弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー大雪 | 2022年12月5日発売 |
| 第10弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー啓蟄 | 2023年2月27日発売 |
| 第11弾 | ブレンデッドウイスキー小満 | 2023年5月31日発売 |
| 第12弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー白露 | 2023年8月24日発売 |
| 第13弾 | ブレンデッドウイスキー小雪 | 2023年11月22日発売 |
| 第14弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー立春 | 2024年2月22日発売 |
| 第15弾 | ブレンデッドウイスキー穀雨 | 2024年5月25日発売 |
| 第16弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー小暑 | 2024年8月26日発売 |
| 第17弾 | ブレンデッドウイスキー霜降 | 2024年11月27日発売 |
| 第18弾 | シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー冬至 | 2025年2月22日発売 |
| 第19弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー立夏 | 2025年5月27日発売 |
| 第20弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー立秋 | 2025年8月27日発売 |
| 第21弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー小寒 | 2025年11月26日発売 |
| 第22弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー春分 | 2026年3月25日発売 |
| 第23弾 | シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー夏至 | 2026年5月28日発売 |
| 第24弾 | シングルモルトジャパニーズウイスキー秋分 | 2026年8月26日発売 |
1.商品名と写真
厚岸 シングルモルトジャパニーズウイスキー 秋分
THE AKKESHI Single Malt Japanese Whisky Shubun “Autumnal Equinox”

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2.厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー 秋分の特徴

木々が赤く色づき始める秋麗のみぎり。
今回も、北海道産大麦の豊かな風味と鮮烈なピート香とが混然一体となり、
北の大地のポテンシャルが余すところなく発揮されたウイスキーとなりました。
お陰様で、6年に亘った二十四節気シリーズも。大団円のうちに幕を閉じることが出来ます。
二〇二六年八月下旬
発売予定「二十四節気のグランドフィナーレであり、新章の序章。」
立崎チーフブレンダーがそう表す、厚岸ウイスキー「二十四節気シリーズ」最後の一本、「秋分」。
二十四の節気を巡りながら積み重ねてきた、時間、季節、そして原酒との対話。
そのすべてを、一つの形に結びました。
甘さや柑橘の奥から、思いがけないほろ苦さや刺激が姿を見せる。
飲み進めるほどに、グラスの中に残された仕掛けを一つずつ見つけていくような味わいです。
最終作でありながら、飲み終えたあとに、これからの厚岸を想起させる一本を。テイスティングノート
<香 り>蜂蜜カステラの甘さに、オレンジ、八朔、ライム、レモンの柑橘、黒糖、砂糖をかけた甘夏
<味わい>オレンジを中心に、レモンとライムがきりっと広がる爽快なレイヤー
<余 韻>すりおろした生姜とホワイトペッパーの穏やかな刺激、レモンライムの酸味、
グレープフルーツ様のほろ苦さとシロップ調の甘みの名残
2-1.テイスティングノート
| 香り | 甘美なフルーツジュース、柚子ミックスの柑橘ソルベ、雨の日の落ち葉、塩ミルクのソフトクリーム、グラスの残り香に浜辺の貝殻 |
| 味わい | 柑橘ピールのビターと柑橘のサワー、あんこ入りの人形焼き |
| 余韻 | 爽やかな柑橘は早めに抜け、ビターでどっしりとした甘みがいつまでも残る |
2-2.商品スペック
| アルコール度数 | 55% |
| 酒別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
| 樽酒 | キーモルト:オール北海道産ウイスキー (北海道麦芽、厚岸蒸溜、北海道産ミズナラ樽使用原酒) |
| 内容量 | 700ml |
| 販売本数 | ー |
| 発売日 | 2026年8月26日 |
3.受賞歴
現時点での受賞歴はありません。
4.価格
4-1.メーカー希望小売価格

| 商品名 | 厚岸 シングルモルトウイスキー 秋分 |
| 容量 | 700ml |
| 希望小売価格 | 29,700円(税込) |
4-2.メルカリでの転売価格
メルカリでの転売価格は、現時点ではありませんでした。(※2026/8/26時点)
4-3.ヤフーオークション落札価格
ヤフーオークションでの価格は、定価以上の価格でにゅうさ(※2026/8/26時点)

4-4.楽天、ヤフーショッピング、Amazon
通販サイトでは、現在定価での販売が確認できました。(※2026/8/26時点)
4-5.BAR新海での提供価格
当サイトが運営する「BAR新海」では、1杯、 45ml:7,920円、30ml:5,280円、15ml:2,640円で提供しております。

5.メーカー
堅展実業株式会社
| 設立 | 1982年 |
| 本社所在地 | 〒100-0011 東京都千代田区内幸町1丁目1-1 帝国ホテル東京内 |
| 所有蒸留所 | 厚岸蒸溜所 |
6.蒸溜所
| 所在地 | 〒088-1124 北海道厚岸郡厚岸町宮園4丁目109-2 |
| 操業開始 | 2016年10月 |
2015年 蒸溜所建設を開始
2016年 10月蒸溜開始
2017年 第2熟成庫完成
2018年 2月厚岸蒸溜所として初商品リリース。第3熟成庫完成
2020年 2月初のシングルモルトウイスキー「サロルンカムイ」をリリース。
4月第4熟成庫完成。
10月二十四節気シリーズ第一弾「シングルモルト寒露」をリリース。
2021年 精麦棟の新設(稼働は2022年)
2023年4月 第5熟成庫完成。
2025年 堅展実業の第2蒸溜所となる「富良野蒸溜所」の建設が発表。2028年を目標に建設予定
2026年 厚岸蒸溜、富良野熟成ウイスキーが製品化
二十四節気シリーズの全24種が6年かがりで完結。
「スコットランドの伝統的な製法で、アイラモルトのようなウイスキーを造りたい」という強い想いのもと、設備はスコットランドのフォーサイス社製のものを導入。施工はすべてフォーサイス社の職人が来日して実施。
ポットスチルの形状はストレートヘッドのオニオンシェイプで、アイラ島のいくつかの蒸留所のものと似ています。加熱はラジエーター方式(間接加熱)、付属するコンデンサーはシェル&チューブ式でマッシュタンはセミロイター式です。
発酵槽(ウォッシュバック)は全てステンレス製。年によって変わる気候や自然に任せながら、クラフトマンが調整を行い、発酵のタイミングを見極めます。
熟成庫は現在、第1~第5熟成庫まで。第1はダンネージ式、第2熟成庫(充填棟の隣)は現在出荷前の製品保管に使用。第3~第5熟成庫はラック式を採用、厚岸湾を望む丘の上にあり海の香り漂う「海霧」が厚岸町全体を包み込みモルトの熟成を深めるなど、ウイスキーの特性に良い影響を与えています。
熟成樽はバーボン、シェリーに加え、北海道産の「ミズナラ」も使用。さらにワインやラム、ブレンデー樽などを使用し、多層的なレイヤーを重ね、ブレンドが行われています。
また、ウイスキーの原料となる大麦を厚岸内で栽培し、ピートや熟成のための木樽も含めてすべて厚岸産でおこない、将来的には「厚岸オールスター」のウイスキー造りを目指しています。
2021年8月には、厚岸蒸溜所で蒸留した原酒を試験的に富良野で熟成させるという取組みも始まりました。
出来上がったウイスキーは厚岸熟成特有の塩味はなく、富良野という土地ならではのフローラルなウイスキーに。
地元の厚岸のみならず「北海道」という偉大な個性を活かす、テロワール。
ワイン通の人は良く耳にしてきたであろう「テロワール」の考えをウイスキーに取り入れ、「厚岸という個性」と「北海道という個性」を融合し、それらの土地のテロワールを活かしたウイスキー造りは魅力的であり期待値は無限大です。
厚岸町周辺の厚岸湖と別寒辺牛湿原はラムサール条約の登録湿地です。ラムサール条約とは、1971年2月2日にイランのラムサールで採択された湿地に関する条約で、水鳥をはじめとする野生動物の生息地となっている湿地を、国際的な協力のもと保全および賢明に利用することを目的としています。
ウイスキーに使用する上水の取水口は、蒸留所のそばを流れる尾幌川上流のホマカイ川。ピートの層を通ったその水は茶褐色をしています。
その周辺は湿原地帯で、清流にしか生息しないといわれるバイカモの生息地。夏季に咲く小さな白い花は豊かな水のシンボル。
この水が厚岸のウイスキーを育みます。
引用元:厚岸蒸溜所公式HP
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厚岸蒸溜所の情報はこちら↓もご覧ください。
https://jpwhisky.net/manufacturer/akkeshi/
7.まとめ
特別なボトルと位置付けられる「二至二分」ボトル。その4本目にして、二十四節気シリーズの締めくくりとなる「秋分」。
まさに集大成と呼ぶにふさわしい、北海道、そして厚岸ならではの個性が凝縮された味わい。
ボトルに施された意匠、そして「5年」という熟成年数の表記。
その全てがこれまで歩んできた道のりと、さらなる未来へとつながっていく、そんな意思を感じる特別なボトルとなりました。
筆者自身、長く厚岸ウイスキーを追い、その歩みを記事として紹介してきました。レビューを書き始めたのは第13弾「小雪」からではありますが、二十四節気シリーズの最終作まで立ち会うことができたことを、一人のウイスキーファンとして嬉しく思います。
今後のウイスキー業界では、より価格競争が進み、日常的に楽しめる「常飲酒」としてのウイスキーが、これまで以上に求められていくと思われます。
もちろん、それもウイスキーというお酒が、より多くの人に親しまれる為に大切なことだと思います。
しかしその一方で、手間を惜しまず、時間をかけ、コストをかけて造り上げる。大量に消費するためではなく、人生の特別な一日や、誰かと過ごす大切な時間のために選ばれる。
そんな【特別な日のための嗜好品】としてのウイスキーがあってもいいのではないでしょうか?
「秋分」は、厚岸蒸溜所がこれまで積み重ねてきたものを味わうと同時に、これから先の未来にも思いを馳せることのできる一本です。二十四節気という長い旅路の終わりに、この一本を味わえることを、ひとりのアッケシストとして嬉しく思います。
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