父の日の贈り物はお決まりですか?
年に一回の父の日だからこそ、日頃の感謝の気持ちを込めて喜んでもらえるものを贈りたいですよね。父の日の人気の贈り物は、「1位 食べ物・グルメギフト」、「2位 お酒」、「3位 グラス・タンブラー」、「4位 癒し・リラックスグッズ」、「5位 ファッション」が選ばれているようですが、2位の『お酒』でも特に近年大人気なのが「ウイスキー」です。
ウイスキーは今、世界的にも、日本国内でも急上昇中のトレンドであり、特にジャパニーズウイスキーはその稀少性の高さより贈り物としてはかなり価値が高く、喜ばれるものになっています。
さて、当サイトでは2023年の父の日の贈り物として喜ばれるであろうジャパニーズウイスキーを予算別に10商品に厳選して紹介いたします!
1.予算~5,000円
予算5000円だと、かなり選択肢は限られてしまいますが、それでも十分良いものは選べます。
1-1.イチローズモルトホワイトラベル(ギフトボックス付き)
秩父蒸溜所の原酒を含む、世界5カ所の原酒をブレンドした「ワールドブレンデッドウイスキー」。秩父蒸溜所の「美味しいウイスキーを造る」という情熱を体現したイチローズモルトの中でも比較的入手しやすく、非常にコストパフォーマンスの高い商品です。ブレンドに使用する世界5カ所のウイスキー原酒は、それぞれ個性的であるにもかかわらず、非常にバランスよく仕上げられたブレンデッドウイスキーです。父の日の贈り物として相応しいギフトボックス付きで。
1-2.三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール
「ヘビリーピーテッドスタイルのウイスキーしか造らない」と豪語するのは富山県の三郎丸蒸留所。リリースされるウイスキーはどれもヘビリーピーテッドで、まるでアイラモルトのラフロイグやラガヴーリンを彷彿とさせます。そんな三郎丸蒸留所のピーテッド原酒を使用したハイボール缶が、おつまみとセットになって贈り物に最適なのです。能登ふぐトリュフと、能登塩を使ったスモークナッツをつまみに、三郎丸のスモーキーなハイボールを頂く。贅沢な時間を贈り物にしてみるのはいかがでしょうか。
2.予算~10,000円
ご予算10000円まででお考えでしたら、100%ジャパニーズウイスキーも選択肢に入って参ります。近年のジャパニーズウイスキーは定価自体も高くなっており、更に楽天やAmazonでの販売価格も高騰していますが、正統派ジャパニーズウイスキーでも10000円以内で購入できるものはあります!
2-1.キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー富士
キリンが運営する富士御殿場蒸留所で造られるウイスキーは、昨今のジャパニーズウイスキーの中でも比較的お求めやすいお値段で販売されており、生産量も多く比較的入手しやすくなっています。販売中の商品には、「シングルグレーンウイスキー富士」、「ブレンデッドジャパニーズウイスキー富士」がありますが、今回おすすめしたいのは先日発売したばかりの「シングルモルトジャパニーズウイスキー富士」です。
この3つの違いはというと、構成される「モルト」と「グレーン」の割合が異なります。シングルモルトは、富士御殿場蒸留所で製造されたモルト原酒を100%使用しており、これまでの富士シリーズで最もリッチな構成になりますので、父の日のギフトとしても相応しいのではないでしょうか?
因みに、「シングルグレーン富士」オリジナルグラス付のギフト向け商品もあるので、そちらもおすすめです。
2-2.シングルモルト駒ヶ岳2022エディション
本坊酒造マルスウイスキー 信州蒸留所で製造される「シングルモルト駒ヶ岳」の最新エディションは、まだ10000円未満で購入する事が出来ます。2021年以前のエディションになると、10000円を超えてきますので、2021エディションを10000円未満で購入できるのも今のうちではないかと思われます。
駒ヶ岳は、100%信州蒸留所で製造されたモルト原酒を使用しているので正統派ジャパニーズウイスキーの一つです。
2-3.シングルモルト津貫2023エディション
同じく、本坊酒造マルスウイスキーのこちらは鹿児島の津貫蒸溜所で製造される「シングルモルト津貫」の最新エディションです。こちらも駒ヶ岳同様に過去のエディションは10000円以上のプレミア価格となっており、10000円未満で購入できるのは今のうちではないかと思われます。
100%自社製造のモルト原酒を使用した正統派ジャパニーズウイスキー。父の日のギフトとしても自信を持って贈れるウイスキーです。
2-4.シングルモルト余市(ギフトボックス入り)
ニッカウヰスキーの「シングルモルト余市」は、大手メーカーのジャパニーズウイスキーの中では、比較的入手しやすい商品の一つであり、ギフトボックス付きの商品も用意されているので、父の日のギフトとしても非常に適しています。余市蒸留所は、竹鶴正孝がサントリーを離れ、最初に操業した蒸留所であり、ジャパニーズウイスキー100年の歴史に於いてもかなり重要な人物であり蒸留所である事は間違いありません。ジャパニーズウイスキーのストーリーとしても父の日の贈り物に相応しいのではないでしょうか。
2-5.シングルモルト宮城峡(ギフトボックス)
同じくニッカウヰスキーの「シングルモルト宮城峡」
余市とは異なる個性の原酒造りを求めて作られた、ニッカウヰスキー第二の蒸留所。スモーキーで力強いテイストの余市とは対照的にフルーティーで甘く飲みやすいタイプのウイスキーです。
好みのテイストに合わせて、余市か宮城峡かを選んでみても良いかもしれませんね。
3.予算~15,000円
「本当に良いジャパニーズウイスキーを贈りたい!」とお考えの方に15000円までのご予算で紹介したい厳選のジャパニーズウイスキー3商品を紹介します。
3-1.イチローズモルト ダブルディスティラリーズ
ウイスキー愛好家ならイチローズモルトの「リーフシリーズ」はご存知のはず。ワインウッドリザーブ、ミズナラウッドリザーブ、そして、ダブルディスティラリーズの3種類。実は、リーフシリーズの中で1つだけ100%ジャパニーズウイスキーがあります。それが「ダブルディスティラリーズ」なのです。原酒の構成は、今や希少となった羽生蒸留所の原酒と、秩父蒸留所の原酒のブレンドとなっており、現在は約9割が秩父蒸留所原酒になっているとようで、イチローズモルトの商品の中でも秩父原酒の味を堪能するには最も適したウイスキーと言っても過言ではないかもしれません。色々なウイスキーを経験されているウイスキー愛好家のお父様ならきっと刺さる贈り物になるはず。
3-2.YUZAシングルモルト2023
2016年に操業開始した山形県の遊佐蒸留所の最新シングルモルトであるこちら「YUZAシングルモルト2023」
伝統的なスコットランドの製法を教科書通り、基本に忠実に実践する事をポリシーとして高品質なウイスキー造りを徹底している遊佐蒸留所。「美味しくなるまで商品化しない」と言われていたほど頑固に品質にこだわる佐々木社長のもと、遊佐蒸溜所のオフィシャル商品としては第3弾。明確でブレないポリシーをもっているからこそ、安心・安定のクオリティを愉しませてくれます。
最新作でもありこの価格での購入は、困難になること間違いでしょう。
3-3.シングルモルト嘉之助
同じく2016年に操業開始した鹿児島の嘉之助蒸留所の「シングルモルト嘉之助」
嘉之助蒸留所では、これまで毎年1回〜2回のリミテッドエディションのリリースを行っていましたが、今年新たに発表したのが通年販売の、定番品となる「シングルモルト嘉之助」
嘉之助蒸留所の一番の特徴でもある先代から続くメローコズル(熟成焼酎)で使用した樽のリチャーカスクで熟成したウイスキー原酒がキーモルモとなった、まさに嘉之助蒸留所の特徴やコンセプトを感じられるハウススタイルウイスキーと言えるでしょう。
焼酎造りで培った蒸留酒製造のノウハウをウイスキー造りにも活かして造られる高品質なジャパニーズウイスキー。焼酎好きのお父様にも知って頂きたい日本のウイスキーです。
最後に
昨今、ジャパニーズウイスキーは新旧様々なメーカーから発売され酒屋さんの売り場にもたくさんのウイスキーが並んでいます。理念やコンセプト、製造方法までこだわって作られる素晴らしいジャパニーズウイスキーがたくさん発売される一方、ジャパニーズウイスキーのような外観やラベルを装いながら、中身は海外から輸入したバルクウイスキーを詰めているフェイクジャパニーズウイスキーも市場に多く出回っているのが現状です。
父の日の贈り物として、大切なお父様へ飲んで頂くウイスキーは、フェイクではなく、正統派ジャパニーズウイスキーを贈り、味だけでなくそのストーリーまで味わって頂き、楽しさや喜び、そしてロマンを感じて頂きたいですよね。
本記事で紹介したウイスキーは、予算~5000円以下を除き全て正統派ジャパニーズウイスキーです。「父がジャパニーズウイスキーに興味があるが、何を買ったら良いのかわからない」という方は是非参考にして頂けたら幸いです。