今年も例年通り12月に開催決定!ウイスキーフェスティバル2024 in 東京。開催概要や現時点での出展企業等を紹介。
入場チケットはすでに完売。
1.開催概要
会場 | 〒169-0072 東京都新宿区大久保 3-8-2 住友不動産新宿ガーデンタワー ベルサール高田馬場 イベントホール |
アクセス | 高田馬場駅から徒歩5分 |
開催日時 |
【各部1,200名限定】 |
価格 | 前売りチケット 5,000円(税込) 各部 1,200名の合計4,800名限定 |
主催 | 株式会社ウイスキー文化研究所 |
2.現在の出展決定企業
出展企業(103社 2024年9月現在)
明石酒類醸造 海峡蒸溜所/赤屋根製造所/安積蒸溜所/アサヒビール株式会社/株式会社ePower/井川蒸溜所/Whiskey&Co. Distillery Water Dragon/ウイスキー専門店MALKS/ウイスキー・チェイサーズ/株式会社ウィスク・イー/江井ヶ嶋蒸留所/有限会社エィコーン/叡醂酒造株式会社/エシカル・スピリッツ/有限会社エス・シー・ティー/MHD モエ ヘネシー ディアジオ/オーシャン貿易株式会社、SCAPEGRACE/お酒の美術館/尾鈴山蒸留所/雄山株式会社/ガイアフロー静岡蒸溜所/月光川蒸留所株式会社/嘉之助蒸溜所/Kamui Whisky株式会社/CAMPARI JAPAN株式会社/木内酒造八郷蒸留所/黄桜 丹波蒸溜所/株式会社キムラ/キリンビール株式会社/KING’s BARREL/久住蒸溜所/Ken’s Choice Japan合同会社/堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所/神戸蒸溜所/株式会社コートーコーポレーション/国分グループ本社株式会社/小牧醸造株式会社/コルドンヴェール株式会社/COMPASS BOX WHISKY/株式会社サイズ/サクラオブルワリーアンドディスティラリー/三郎丸蒸留所/サントリー株式会社/三陽物産株式会社/Shelbourne Liquor/株式会社ジャパンインポートシステム/CHOCOLATIER PALET D’OR/株式会社シングルキャスクジャパン、有限会社麻屋商店/ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ株式会社/スコッチモルト販売株式会社/株式会社スマイル/株式会社スリーアローズ/スリーリバーズ/Diageo Japan/TL Pearce蒸溜所/天星酒造 菱田蒸溜所/東京クラフトリキュール、秩父令和商会/都光、コーヴァル/TORABHAIG蒸溜所/長浜浪漫ビール株式会社 長濱蒸溜所/南島酒販株式会社/新潟亀田蒸溜所/西酒造株式会社 御岳蒸留所/21世紀コーヒー/株式会社ニセコ蒸溜所/日光街道 小山蒸溜所/日本酒類販売株式会社/Highlander Inn/BIRDY./バカルディジャパン株式会社/飛騨高山蒸溜所/株式会社Big Picture International/火の神蒸溜所/The Factory Spirits/福島県南酒販株式会社/藤桂京伊株式会社/富士北麓蒸留所/ブラウンフォーマンジャパン株式会社/フロンティア物産株式会社/ヘリオス酒造株式会社/株式会社ベンチャーウイスキー/ventura spirits/ボニリジャパン株式会社/本坊酒造株式会社/馬追蒸溜所/株式会社都商会/ミリオン商事株式会社/株式会社明治屋/モルトヤマ/養父蒸溜所/株式会社山鹿蒸溜所/yumarrest/遊佐蒸溜所/横浜君嶋屋/横浜燻製工房株式会社/RUDDER LTD.、THE ULTIMATE SPIRITS/リードオフジャパン株式会社/リカーズハセガワ本店/リカーマウンテン、ウイスキーメッセ/六甲山蒸溜所
引用:9月25日(水)より入場チケットを販売開始!ウイスキーの大規模試飲イベント!「ウイスキーフェスティバル2024 in 東京」 | 株式会社ウイスキー文化研究所のプレスリリース (prtimes.jp)
今回筆者が注目のクラフト蒸溜所は
- 本坊酒造グループの薩摩酒造が手掛け、モルトウイスキーだけでなく、グレーンウイスキーも蒸留し、日本でも稀有なクーパレッジまでをも備える、鹿児島の火の神蒸留所
- 日本酒を醸している酒蔵ならではの発酵技術を用いて、100%清酒酵母で吟醸香を醸すモルトウイスキーを作る、栃木県の日光街道 小山蒸溜所
- 先日クラウドファウンディングを開始し、ブランデー蒸溜機『アランビック・シャラント』(単式蒸溜器)で、ウイスキーの蒸留も行う兵庫県の神戸蒸溜所
- 監修に元ニッカウイスキー技術開発センター所長の細井氏、農学博士・ワイン醸造技術管理士の清水氏を迎え、生物工学を取り入れ、醪造りや熟成を行う、兵庫県の養父蒸溜所
- 屋久島が森林生態系保護地域となった、1985年よりも以前に伐採された屋久杉でつくられた樽での熟成を行う、まさに唯一無二の鹿児島県の小牧蒸溜所
いずれも初出展、もしくは初めてニューボーンが出展の内容に入る可能性のある企業です。
3.テイスティングセミナー&トークセッション
ウイスキーフェスティバルの目玉のひとつであるテイスティングセミナー。有料ではありますが、ファンにはたまらない価値のある内容で、毎年完売しています。
昨年も豪華なセミナーでしたが、今年はなんと8コマ!
日本のウイスキー業界を牽引するブレンダーや、海外からも豪華な講師陣を迎え、開催されるようです。
トークセッションは出展企業ブースのある会場内のメインステージにて開催、で無料でお話を聞けるイベントです。こちらもテーマを決めて、参加蒸留所の中からお話を伺う形式で行われる人気イベントです。
セミナー&セッション詳細が発表されましたら追ってご紹介させていただきたいと思います。
【開催セミナー】
②開催日時:2024年12月7日(土)12:00~13:00
※12月7日(土)【第1部】入場チケット購入者限定
タイトル:自然に作られ、ルールに縛られない – ウイスキー生産における持続可能性とその実験について(Made by nature not by rules: A masterclass in sustainable and experimental whisky production)
講師: アナベル・トーマス氏(ノックニーアン蒸留所 創設者兼C.E.O.)
詳細:このマスタークラスでは、NC’NEAN蒸留所の創設者兼C.E.O.であるアナベル・トーマスが、スコットランド・ハイランド地方の西海岸に所在する彼女の小さな独立したオーガニック蒸留所の物語をお話しします。オーガニック志向に貫かれた軽快でクリアかつフルーティーなニューメイクと4種類の個性的なシングルモルトウイスキーの試飲を通して、ウイスキー造りにおけるNC’NEANのユニークかつ徹底した試みと持続可能な生産をどのように実現しているか、低エネルギー蒸留、オーガニック大麦、廃棄物と水、そしてゆっくりと行う発酵と酵母の実験などの具体例を挙げながら説明いたします。 受講料:4,400円(税込)
③開催日時:2024年12月7日(土)15:15~16:15
※12月7日(土)【第2部】入場チケット購入者限定
タイトル:富士御殿場蒸溜所 グレーンウイスキーのつくり分けと進化
講師:田中城太氏(キリンビール株式会社 マスターブレンダー)
詳細:富士御殿場蒸溜所ならではの特長を持つ「グレーンウイスキー」をテーマに、なぜ富士御殿場蒸溜所が3種の異なるタイプのグレーンウイスキーづくりを追求してきたのか、マスターブレンダー・田中城太が紐解きます。それぞれタイプの異なるグレーンウイスキーの味わい・特長を貴重なカスクサンプルとともに解説いたしますので、ぜひテイスティングとともにお愉しみください。受講料:4,400円(税込)
④開催日時:2024年12月7日(土)16:30~17:30
※12月7日(土)【第2部】入場チケット購入者限定
タイトル:デュワーズ史上最高峰のなめらかな味わい「ダブルダブル」シリーズの魅力
講師:李 坤龍氏(バカルディ ジャパン株式会社 デュワーズ ブランドマネージャー)
詳細:マスターブレンダー Stephanie Macleod のシリーズ開発への想いや、なめらかさを生む4段階熟成プロセスについて、詳しく説明いたします。また、フィニッシュへのこだわり(様々なシェリー樽、ミズナラ樽など)もテイスティングを交えて解説します。
※セミナー当日はバカルディジャパンの李がナビゲーターとして登壇し、商品説明やテイスティングはバカルディ・ジャパン・ウイスキー・アンバサダーより行わせていただきます。 受講料:4,400円(税込)
⑤開催日時:2024年12月8日(日)10:45~11:45
※12月8日(日)【第3部】入場チケット購入者限定
タイトル:新しくなった山崎・白州蒸溜所でのつくり分けとつくり込み
講師:福與 伸二氏(サントリー株式会社 チーフブレンダー兼 Global Suntory Spirits Whisky Quality Advisor)
詳細:今年101周年を迎えた山崎蒸溜所と、51周年を迎えた白州蒸溜所。両蒸溜所にまつわる「ものづくり」や「ものがたり」を紐解く限定品「山崎Story of the Distillery」と「白州Story of the Distillery」のご紹介を構成原酒のテイスティングとともにお楽しみください。受講料:4,400円(税込)
⑥開催日時:2024年12月8日(日)12:00~13:00
※12月8日(日)【第3部】入場チケット購入者限定
タイトル:そしてバトンは渡された!新世代が魅せるブレンディングの技術
講師:ジェームス・サクソン氏(コンパスボックス ウイスキーカンパニー ウイスキーメーカー)
詳細:今年コンパスボックス社のウイスキーメーカーに就任した、ジェームス・サクソン氏が、同社の定番シリーズ「コアコレクション」のブレンディングの方法などに関してご説明いたします。日本で初めて開催するマスタークラスです!
受講料:4,400円(税込)
⑦開催日時:2024年12月8日(日)15:15~16:15
※12月8日(日)【第4部】入場チケット購入者限定
タイトル:厚岸蒸溜所 9 年目の挑戦と未来予想図
講師:立崎 勝幸氏(堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所 執行役員 蒸溜所長・チーフブレンダー)
詳細:厚岸蒸溜所は2016年に蒸溜を開始し、今年で9シーズン目を迎えました。2020年秋より、二十四節気シリーズとして4回/年製品をリリースしており、既に折り返し地点を過ぎました。スコットランドの伝統的な製法を守りながら、自然豊かな厚岸の環境に育まれるウイスキーを皆様に楽しんでいただくため、「常に高品質で美味しい」を目指して、日々挑戦を続けております。本セミナーでは、「9年目の挑戦と未来予想図」として「第5熟成庫、製麦棟、新事務所」等の新設備の情報に加え、「厚岸蒸溜所の現状」についてお話しさせていただきます。受講料:4,400円(税込)
⑧開催日時:2024年12月8日(日)16:30~17:30
※12月8日(日)【第4部】入場チケット購入者限定
タイトル:モルトウイスキーの神髄
講師:スティーブン・ランキン氏(ゴードン&マクファイル ダイレクター・オブ・プレステージ/GM社オーナー一族4代目)&土屋守(ウイスキー文化研究所 代表)
詳細:ゴードン&マクファイル社のスティーブン・ランキン氏と、ウイスキー文化研究所の代表・土屋守が対談形式で行うスペシャルセミナー!
モルトウイスキーのブームはここから始まった、といっても過言ではないGM社のシングルモルトウイスキー。今や歴史となりつつある同社の古酒をご堪能いただきながら、ここでしか語られることのない対談をお楽しみください。
受講料:44,000円(税込)※他のセミナーと受講料が異なります。お間違えのないようご確認ください。
【セミナーチケット購入方法】
セミナーが開催される部の「ウイスキーフェスティバル2024 in 東京」入場チケットを先に購入いただき、そのデジタルチケットの券面にあるご希望のセミナーの申込みボタンをタップして、お申込みにお進みください。各セミナー1人1枚のみ購入可能です。複数枚の入場チケットを購入した場合でも、同一のセミナーは2枚以上ご購入いただけません。その場合、入場チケットを参加される方へ分配し、分配先の方が購入手続きをする必要があります。なお、購入には受講料のほか、別途「CLOUD PASS(クラウドパス)」システム利用料がかかります。
4.フェス限定ボトル
毎年抽選が行われるフェス限定ボトル抽選販売も魅力です。
A. 商品名:嘉之助 2021 3年
容量:700ml / アルコール度数:60% / 樽タイプ:バーボンバレル
ラベル:グラバーコレクション45 シロギス / 販売本数:200本
カスクストレングス / ノンピート
販売価格:23,100円(税込) →送料・代引き手数料込:24,430円(税込)
B. 商品名:秩父 2016 7年
容量:700ml / アルコール度数:59% / 樽タイプ:ニューバレル
ラベル:グラバーコレクション46 アカアマダイ / 販売本数:175本
カスクストレングス / ノンピート
販売価格:23,100円(税込) →送料・代引き手数料込:24,430円(税込)
C. 商品名:新潟亀田 2021 3年
容量:700ml / アルコール度数:59% / 樽タイプ:バーボンバレル
ラベル:グラバーコレクション47 ユメカサゴ / 販売本数:220本
カスクストレングス / ノンピート
販売価格:14,850円(税込) →送料・代引き手数料込:16,180円(税込)
D.商品名:バッファロートレース 2016 8年
容量:750ml / アルコール度数:45% / 樽タイプ:ニューバレル(アメリカンオーク)
ラベル:ウイスキー文化研究所限定ラベル / 販売本数:150本
シングルカスク
販売価格:7,700円(税込) →送料・代引き手数料込:9,030円(税込)
最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.47 2024年12月号
【巻頭特集】
「新アイリッシュ・ルネッサンス[第2弾]」
【第2特集】
「日本のクラフト蒸留所最前線」
今号では北海道の厚岸と苫小牧、そしてクラフト蒸留所に麦芽を供給する中標津のクラフトモルティング社についても紹介します。さらに三島のウォータードラゴンと、ZEMONⅡが稼働する飛騨高山蒸溜所も再訪。
【連続ロングインタビュー】
第3回 ガイアフロー静岡蒸溜所 中村大航氏
【特別リポート】
遊佐蒸溜所の挑戦
第二期リニューアルが完了したサントリー白州蒸溜所
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。