堅展実業厚岸蒸溜所より、シングルモルト発売情報。
厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立秋(りっしゅう)のボトル詳細を紹介。
厚岸蒸溜所よりシングルモルト立秋の発売予告がFacebookにて発表されました。
今回は前回に引き続きシングルモルトでの発売となります。
1.二十四節季の「立秋」とは?
厚岸蒸溜所では、2020年10月のシングルモルト寒露のリリースを皮切りに、「二十四節季シリーズ」として約3カ月毎にリリースされています。基本的にはシングルモルト、ブレンデッドを交互に発売、【春分】【夏至】【秋分】【冬至】は[二至二分ボトル]として、特別な趣向をこらしたボトルとなります。
発売日 | 二十四節気名:暦の開始時期 | |
第1弾 | 2020年10月28日 | 寒露(かんろ):10月8日頃 |
第2弾 | 2021年2月28日 | 雨水(うすい):2月19日頃 |
第3弾 | 2021年5月28日 | 芒種(ぼうしゅ):6月6日頃 |
第4弾 | 2021年8月下旬 | 処暑(しょしょ):8月23日頃 |
第5弾 | 2021年11月下旬 | 立冬(りっとう):11月7日頃 |
第6弾 | 2022年2月下旬 | 大寒(だいかん):1月20日頃 |
第7弾 | 2022年5月下旬 | 清明(せいめい):4月5日頃 |
第8弾 | 2022年8月下旬 | 大暑(たいしょ):7月23日頃 |
第9弾 | 2022年12月上旬 | 大雪(たいせつ):12月7日頃 |
第10弾 | 2023年2月下旬 | 啓蟄(けいちつ):3月6日頃 |
第11弾 | 2023年5月下旬 | 小満(しょうまん):5月21日頃 |
第12弾 | 2023年8月下旬 | 白露(はくろ):9月8日頃 |
第13弾 | 2023年11月下旬 | 小雪(しょうせつ):11月23日頃 |
第14弾 | 2024年2下旬 | 立春(りっしゅん):2月4日頃 |
第15弾 | 2024年5月下旬 | 穀雨(こくう):4月20日頃 |
第16弾 | 2024年8月下旬 | 小暑(しょうしょ):7月7日頃 |
第17弾 | 2024年11月下旬 | 霜降(そうこう):10月23日頃 |
第18弾 | 2025年2月下旬 | 冬至(とうじ):12月21日頃 |
第19弾 | 2025年5月下旬 | 立夏(りっか):5月5日頃 |
第20弾 | 2025年8月下旬 | 立秋(りっしゅう):8月7日頃 |
今回発売となる第20弾、シングルモルト「立秋(りっしゅう)」。
立秋(りっしゅう)は、二十四節気のひとつで、暦の上ではこの日から秋が始まるとされます。
例年8月7日ごろにあたり、現代ではまだまだ厳しい暑さが続きますが、空の高さや風の軽さに少しずつ秋の気配を感じます。夕暮れが早くなり、ふとした瞬間に虫の声が聞こえ、季節の移ろいを感じさせてくれます。
残暑見舞いを出す時期の目安にもなる時期です。
厚岸蒸溜所謹製、二十四節季シリーズも第20弾に突入し、ついに最終楽章。ラベルには線香花火が描かれています。
線香花火の短くも美しい時間の中に、これまでの節季の記憶がにじむような、最後のひと時へ向かうような。どこか儚く、どこか甘く、どこか暖かさを感じるデザインです。
2.厚岸シングルシングルモルトジャパニーズウイスキー立秋(りっしゅう)
※テイスティングノートは、公式から発表され次第再度情報掲示いたします。
ゆく夏を静かに見送る薄月が、
厚岸湖の水面に映り、
ベルセウス座流星群の舞い降る夜。
熟成年数を重ねた厚岸モルトは、
柔らかなビート感を纏った柑橘香をかもします。
キーモルトには北海道産ミズナラ樽の原酒。
24節気の最終楽章のオープニングをお楽しみください。
製品名 | 厚岸シングルブモルトジャパニーズウイスキー立秋 |
---|---|
酒 別 | シングルモルトジャパニーズウイスキー |
原材料 | モルト |
樽 種 | ー |
販売数 | 数量限定 |
度 数 | 55% |
内容量 | 700ml |
価 格 | 23,100円(税込) |
製造者 | 堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所 |
3.厚岸蒸溜所の魅力
2021年12月に「北海道HACCP認証」を取得。
国内のクラフトウイスキー蒸溜所として初のHACCP外部認証取得しました。
食品の安全性と品質管理を徹底し常に安全で安心な製品を作るという「会社理念」に基づき、HACCP認証取得を実現しました。
数々の困難を乗り越え徹底した品質管理にこだわり、操業6シーズン目での取得。日本のもの造りへのこだわりを感じます。更なる酒質の向上に期待してしまいます。
厚岸町の道の駅コンキリエが主催する蒸溜所ツアー予約はこちら
厚岸蒸溜所詳細は別記事でも紹介しています。↓

4.過去に発売された厚岸ウイスキー「二十四節気シリーズ」
厚岸蒸溜所が過去に発売した二十四節季シリーズをおさらいしておきましょう。初期の製品などは、飲める場所もかなり限られてきているのではないでしょうか。
4-1.2020年のリリース
■厚岸シングルモルトウイスキー寒露(かんろ)(2020/10月下旬発売)

4-2.2021年のリリース
■厚岸ブレンデッドウイスキー雨水(うすい)(2021/2月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー芒種(ぼうしゅ)(2021/5月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー処暑(しょしょ)(2021/8月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立冬(りっとう)(2021/11月下旬発売

4-3.2022年のリリース
■厚岸ブレンデッドウイスキー大寒(だいかん)(2022/2月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー清明(せいめい)(2022/5月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー大暑(たいしょ)(2022/8月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー大雪(たいせつ)(2022/12月上旬発売)

4-4.2023年のリリース
■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー啓蟄(けいちつ)(2023/2月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー小満(しょうまん)(2023/5下月旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー白露(はくろ)(2023/8月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー小雪(しょうせつ)(2023/11月下旬発売)

4-5.2024年のリリース
■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立春(りっしゅん)(2024/2月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー穀雨(こくう)(2024/5月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー小暑(しょうしょ)(2024/8月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー霜降(2024/11月下旬発売)

4-6.2025年のリリース
■厚岸シングルブレンデッドウイスキー冬至(2025/2月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立夏(りっか)(2025/5月下旬発売)

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.50 2025年6月号
『ウイスキーガロア』6月号、巻頭特集はシングルモルトを世界に知らしめたディアジオ特集・後編。
メーカー別に蒸留所を集成・徹底解説する新シリーズ「スコッチ蒸留所名鑑」を始動。
第1弾ではスコットランドに30の蒸留所を擁するディアジオ社が登場!
最新号ではスペイサイド・アイラの20蒸留所を一挙掲載します。
[巻頭特集]
スコッチ蒸留所名鑑 [第1弾 ディアジオ 後編]
ディアジオ社の蒸留所を一挙紹介 <スペイサイド・アイラ編>
カードゥ/モートラック/クラガンモア/グレンエルギン/ローズアイル/カリラ/ラガヴーリン/ポートエレン/オスロスク/ベンリネス/ダルユーイン/ダフタウン/グレンダラン/グレンロッシー/マノックモア/リンクウッド/インチガワー/ストラスミル/グレンスペイ/ノッカンドオ
◆Chinese Whisky ――国家級 中国威士忌 最新事情
叠川(チュアン)蒸留所/沃林(オーリン)クーパレッジ/青島(チンタオ)蒸留所
◆日本のクラフト蒸留所最前線
新道蒸溜所/朝倉蒸溜所
◆ジャパニーズクラフトの開拓者たち[第6回] 小正嘉之助蒸溜所 小正芳嗣氏
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。