ついに情報解禁。厚岸二十四節気シリーズ最新にして最終作【秋分】。少しずつ公開されていく情報とともに、本記事も随時更新していきます。
「秋分」は、厚岸蒸溜所が約6年にわたり紡いできた二十四節気シリーズを締めくくる一本。
シリーズの中でも特別な位置づけとされる「二至二分(春分・夏至・秋分・冬至)」のひとつであり、その最後を担う記念すべきボトルとなります。二至二分は、季節の大きな節目を表す特別な節気であり、厚岸蒸溜所の歩みを象徴する存在でもあります。
2018年の「寒露」から始まった二十四節気シリーズは、厚岸の風土と季節をウイスキーで表現し続けてきました。そして、「秋分」をもって、その長き旅路にひとつの区切りを迎えます。
6年越しの集大成。そのベールが、いま明かされます。
※現時点で、熟成年数や使用樽構成、テイスティングノートなどの詳細は公式からすべて公開されていません。公開された情報を確認し次第、随時追記・更新していきます。
1.厚岸シングルブレンデッドウイスキー秋分(しゅうぶん)

木々が赤く色づき始める秋麗のみぎり。
今回も、北海道産大麦の豊かな風味と
鮮烈なピート香とが混然一体となり、
北の大地のポテンシャルが余すところなく
発揮されたウイスキーとなりました。
お陰様で、6年に亘った二十四節気シリーズも。
大団円のうちに幕を閉じることが出来ます。二〇二六年八月下旬
発売予定
8/1に公式Facebookにて少し情報公開がされました。
まず目を引くのは、ボトルカラー。
やはり「ニューボーン ファウンデーション4」と同様の赤を基調としたデザインが採用されており、紅葉を思わせる色鮮やかな化粧箱と相まって、「秋分」の名にふさわしい秋らしい装いとなっています。
また、おなじみのピクトグラムからは【シングルモルト】【ピーテッド】であることが確認できます。そして今回、最も注目すべき点は、厚岸蒸溜所の公式リリースとしては初となる【年数表記】が記載されていることです。
ラベルには「5年以上」を示す表記が確認でき、5年以上熟成されたモルト原酒のみで構成されたシングルモルトであることがうかがえます。
これまで二十四節気シリーズでは熟成年数を前面に打ち出してこなかっただけに、「秋分」がシリーズの集大成として特別な位置付けのボトルであることを強く感じさせます。
2.二十四節季の「秋分」とは?
今回発売となる二十四節気シリーズ第24弾、シングルモルト「秋分(しゅうぶん)」。
秋分は、二十四節気のひとつで、昼と夜の長さがほぼ等しくなる頃を指します。天文学的には、太陽が秋分点を通過する日とされ、例年9月22日または23日頃にあたります。2026年の秋分は9月23日です。
春分と並び、「二至二分」のひとつに数えられる特別な節気であり、季節の大きな節目として古くから大切にされてきました。秋分を境に日照時間は徐々に短くなり、暑さも和らぎ、本格的な秋へと移り変わっていきます。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、秋分の頃は、夏の名残と秋の訪れが交差する時期でもあります。秋分の日を中日とした前後3日を含めた7日間は「秋のお彼岸」とされ、仏教では「西方浄土」といって西に極楽があると考えられています。
そのため、太陽が真西に沈む「秋分の日」にその極楽浄土にいるご先祖様を敬い、ご供養を行います。それとともに自然の恵みに感謝する日本ならではの文化が今も受け継がれています。
また、秋は実りの季節でもあります。古くから日本の農耕文化において、秋分は収穫を目前に控えた大切な時期とされてきました。
春に植えられた稲は穂を垂れ、この時期になると黄金色の田園風景が広がり始めます。
また、秋分の頃には各地で収穫への感謝を込めた風習が残されています。
お彼岸には「おはぎ」を供える風習があります。小豆の赤色には邪気を払う力があると考えられており、五穀豊穣への感謝とご先祖様への供養の意味が込められています。
また、秋刀魚や栗、きのこなど、【食欲の秋】も日本ならではの恵みの時期。
厚岸も8月中旬以降からはサンマ漁が盛んにおこなわれ、秋の味覚が最も豊かになる時期でもあり、日本人が四季の移ろいを食を通して実感する季節でもあります。
サンマと厚岸のハイボール…考えただけでもよだれがでる組み合わせです。
長くなりましたが、実りに感謝し、先人を敬い、来る冬へと備える。
秋分は、日本人の文化と自然が色濃く映し出された節気といえます。
3.二十節季シリーズとは?
厚岸蒸溜所では、2020年10月のシングルモルト寒露のリリースを皮切りに、「二十四節季シリーズ」として約3カ月毎にリリースされています。基本的にはシングルモルト、ブレンデッドを交互に発売しています。
【春分】【夏至】【秋分】【冬至】は[二至二分ボトル]として、特別な趣向をこらしたボトルとなります。
| 発売日 | 二十四節気名:暦の開始時期 | |
| 第1弾 | 2020年10月28日 | 寒露(かんろ):10月8日頃 |
| 第2弾 | 2021年2月28日 | 雨水(うすい):2月19日頃 |
| 第3弾 | 2021年5月28日 | 芒種(ぼうしゅ):6月6日頃 |
| 第4弾 | 2021年8月下旬 | 処暑(しょしょ):8月23日頃 |
| 第5弾 | 2021年11月下旬 | 立冬(りっとう):11月7日頃 |
| 第6弾 | 2022年2月下旬 | 大寒(だいかん):1月20日頃 |
| 第7弾 | 2022年5月下旬 | 清明(せいめい):4月5日頃 |
| 第8弾 | 2022年8月下旬 | 大暑(たいしょ):7月23日頃 |
| 第9弾 | 2022年12月上旬 | 大雪(たいせつ):12月7日頃 |
| 第10弾 | 2023年2月下旬 | 啓蟄(けいちつ):3月6日頃 |
| 第11弾 | 2023年5月下旬 | 小満(しょうまん):5月21日頃 |
| 第12弾 | 2023年8月下旬 | 白露(はくろ):9月8日頃 |
| 第13弾 | 2023年11月下旬 | 小雪(しょうせつ):11月23日頃 |
| 第14弾 | 2024年2下旬 | 立春(りっしゅん):2月4日頃 |
| 第15弾 | 2024年5月下旬 | 穀雨(こくう):4月20日頃 |
| 第16弾 | 2024年8月下旬 | 小暑(しょうしょ):7月7日頃 |
| 第17弾 | 2024年11月下旬 | 霜降(そうこう):10月23日頃 |
| 第18弾 | 2025年2月下旬 | 冬至(とうじ):12月21日頃 |
| 第19弾 | 2025年5月下旬 | 立夏(りっか):5月5日頃 |
| 第20弾 | 2025年8月下旬 | 立秋(りっしゅう):8月7日頃 |
| 第21弾 | 2025年11月下旬 | 小寒(しょうかん):1月5日頃 |
| 第22弾 | 2026年3月下旬(包装資材検証により発売が遅れました) | 春分(しゅんぶん):3月20日頃 |
| 第23弾 | 2026年5月下旬 | 夏至(げし):6月21日頃 |
| 第24弾 | 2026年8月下旬 | 秋分(しゅうぶん):9月23日頃 |
3.厚岸蒸溜所の魅力
2021年12月に「北海道HACCP認証」を取得。
国内のクラフトウイスキー蒸溜所として初のHACCP外部認証取得しました。
食品の安全性と品質管理を徹底し常に安全で安心な製品を作るという「会社理念」に基づき、HACCP認証取得を実現しました。
数々の困難を乗り越え徹底した品質管理にこだわり、操業6シーズン目での取得。日本のもの造りへのこだわりを感じます。そして現在ではHACCPよりも更に上の衛生管理を取り組んでいます。
厚岸町の道の駅コンキリエが主催する蒸溜所ツアー予約はこちら
厚岸蒸溜所詳細は別記事でも紹介しています。↓
https://jpwhisky.net/akkeshidistillery-42475/
4.過去に発売された厚岸ウイスキー「二十四節気シリーズ」
厚岸蒸溜所が過去に発売した二十四節季シリーズをおさらい。
初期の製品などは、飲める場所もかなり限られてきているのではないでしょうか。
4-1.2020年のリリース
■厚岸シングルモルトウイスキー寒露(かんろ)(2020/10月下旬発売)

4-2.2021年のリリース
■厚岸ブレンデッドウイスキー雨水(うすい)(2021/2月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー芒種(ぼうしゅ)(2021/5月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー処暑(しょしょ)(2021/8月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立冬(りっとう)(2021/11月下旬発売

4-3.2022年のリリース
■厚岸ブレンデッドウイスキー大寒(だいかん)(2022/2月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー清明(せいめい)(2022/5月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー大暑(たいしょ)(2022/8月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー大雪(たいせつ)(2022/12月上旬発売)

4-4.2023年のリリース
■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー啓蟄(けいちつ)(2023/2月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー小満(しょうまん)(2023/5下月旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー白露(はくろ)(2023/8月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー小雪(しょうせつ)(2023/11月下旬発売)

4-5.2024年のリリース
■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立春(りっしゅん)(2024/2月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー穀雨(こくう)(2024/5月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー小暑(しょうしょ)(2024/8月下旬発売)

■厚岸ブレンデッドウイスキー霜降(2024/11月下旬発売)

4-6.2025年のリリース
■厚岸シングルブレンデッドウイスキー冬至(2025/2月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立夏(りっか)(2025/5月下旬発売)

■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー立秋(りっしゅう)(2025/8月下旬発売)

最後に:ジャパニーズウイスキーのおすすめ書籍
世界的なトレンドを巻き起こしている「ジャパニーズウイスキー」の事をもっと知りたい、もっと勉強したいという方は、是非こちらの書籍をおすすめいたします。
(1).Whisky Galore(ウイスキーガロア)Vol.57 2026年8月号
「スコッチ蒸留所名鑑」第7弾。
[巻頭特集]
ウイスキーの原点、シングルモルト蒸留所の現在地を知る――
スコッチ蒸留所名鑑 第7弾 イアンマクロード/アンガスダンディ
ボトラーズ出身の2社が所有する6蒸留所を一挙紹介!
グレンゴイン/タムドゥー/ローズバンク/ラーガンベイ
トミントール/グレンカダム
[第2特集]
スコッチウイスキー最前線2026 第1弾
アバフェルディ/ポート・オブ・リース/グレンギリー/ケアン
[特集]
◆東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2026 受賞結果
◆ハイボール缶大試飲会 2026夏
◆新たなリミテッドシリーズが始動 「竹鶴ピュアモルト エッセンシャルズ 2026」
◆シーバスリーガル×日本が切り拓く新境地
◆マスター・オブ・ウイスキーの肖像
[イベントリポート]
◆Whisky&Spirits Festival 2026 in YOKOHAMA
(2).ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー
世界的にも有名なウイスキー評論家で、ウイスキー文化研究所代表 土屋守先生の著書「ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー」です。
ウイスキーの基礎知識、日本へのウイスキーの伝来、ジャパニーズウイスキーの誕生、広告戦略とジャパニーズウイスキーの盛隆、そして、現在のクラフト蒸留所の勃興まで。日本のウイスキーの事が非常にわかりやすくまとめられた一冊。
(3).ウイスキーと私(竹鶴政孝)
日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。
(4).新世代蒸留所からの挑戦状
2019年発売。世界に空前のウイスキーブームが到来しているいま、クラフト蒸留所の経営者たちは何を考え、どんな想いでウイスキー造りに挑んだのか。日本でクラフト蒸留所が誕生するきっかけを作った、イチローズ・モルトで有名なベンチャーウイスキーの肥土伊知郎氏をはじめとする、13人のクラフト蒸留所の経営者たちが世界に挑む姿を綴った1冊。
(5).ウイスキーライジング
2016年にアメリカで出版された『Whisky Risng』の日本語版であり、内容も大幅にアップデート。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が詳細に記述されているだけでなく、近年、創設がつづくクラフト蒸溜所を含む、日本の全蒸溜所に関するデータも掲載。そのほかにも、今まで発売された伝説的なボトルの解説や、ジャパニーズ・ウイスキーが飲めるバーなども掲載されています。
(6).ウイスキーと風の味
1969年にニッカウヰスキーに入社した、三代目マスターブレンダーの佐藤茂夫氏の著書。
『ピュアモルト』『ブラックニッカクリア』『フロム・ザ・バレル』の生みの親でもあり、なかでも『シングルモルト余市1987』はウイスキーの国際的コンペティションWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「ワールド・ベスト・シングルモルト」を受賞。
竹鶴政孝、竹鶴威の意志を引き継いだブレンダー界のレジェンドが語る今昔。
■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー小寒(しょうかん)(2025/11月下旬発売)

4-6.2026年のリリース
■厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー春分(しゅんぶん)(2026/3月下旬発売)

厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー夏至(げし)(2026/5月下旬発売)


