【ISC2024】インターナショナルスピリッツチャレンジ2024受賞結果

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インターナショナルスピリッツチャレンジ2024のジャパニーズウイスキーの受賞結果を紹介。

イギリスの酒類専門の出版社「ドリンクス・インターナショナル」が主催する「インターナショナルスピリッツチャレンジ」(以下ISC)の結果が公表されました。

今回ジャパニーズウイスキーは90製品が受賞。今回はDOUBLE GOLDとGOLDの2つの受賞結果と製品を紹介。

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1.インターナショナルスピリッツチャレンジ(ISC)とは?

今年28回目を迎える、国際的なスピリッツ(蒸溜酒)の品評会がロンドンで行われました。
三つのジャンルに分類されており、香味を評価対象にした「テイスティングアワード」、デザインを評価対象にした「デザイン&パッケージングアワード」、蒸溜所の魅力を評価対象にした「スピリッツツーリズムアワード」があります。
「テイスティングアワード」ではウイスキー部門、ブランデー部門、ラム部門、ホワイトスピリッツ部門、リキュール部門、焼酎部門があり、世界約70カ国からエントリーされ約2,200品以上のスピリッツが出品されています。
世界的に有名なスピリッツ業界の専門家がブラインドテイスティングで審査され、優れているものから順にダブルゴールド、ゴールド、シルバー、ブロンズが決定されます。

ジャパニーズウイスキーの過去の受賞

最高賞はダブルゴールドから選ばれる「トロフィー」で、ウイスキー部門では、日本のサントリーウイスキーの「響30年」が2004、06、07、08年と、過去に4回受賞しています。
2009年10月に行われた第13回では、ニッカウヰスキーの「竹鶴21年ピュアモルト」が初めてトロフィーを受賞しました。
それ以来ニッカウヰスキー竹鶴シリーズは10年以上に渡って金賞受賞を続けています。
さらにその各部門、全ての「トロフィー」の中から、蒸留酒としてもっと優れた銘柄に「シュプリーム・チャンピオン・スピリット」の称号が与えられます。
過去にこの「シュプリーム・チャンピオン・スピリット」を2017年にサントリーの「響21年が手にしています。

ほかのウイスキーの国際的なアワードとしては、同じイギリスのウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」誌の発行元が開催しているワールド・ウイスキー・アワード(WWA)もあります。
ちなみに出品すると全ての銘柄が何かしらの賞を、最低でもブロンズを受賞する事ができるようになっています。
それでは、今回はジャパニーズウイスキー部門のダブルゴールドとゴールドを受賞したウイスキーをご紹介したいと思います。

※当店で取り扱いのないものはメーカー公式サイトより画像、情報を引用させていただいております。

2.ダブルゴールド受賞

2-1.サントリー 響21年

使用しているモルト原酒は酒齢21年以上の超長期熟成のものを入念に吟味してブレンド。 合わせるグレーン原酒も酒齢21年以上の円熟原酒を厳選し、丁寧にブレンド。
サントリーならではの多彩な原酒があればこそ実現した、贅沢な原酒のハーモニーをお愉しみいただけます。 きわめてフルーティーで甘美な、花を想わせる熟成香。口当たりは、なめらか。21年ものならではの重厚なコシ、気品のあるコク。奥ゆきのある余韻の長いアフターテイスト。

【レビュー】サントリーウイスキー響21年
世界最高峰のブレンデッドウイスキー響21年。現在非常に入手困難となっている。きわめてフルーティーで、花を想わせる熟成香。口当たりはなめらか。21年ものならではの重厚なコシ、気品のあるコク。奥ゆきのある余韻の長いアフターテイスト。2017年ISC「シュプリームチャンピオンスピリット」受賞

2-2.サントリー 響30年

年間数千本しかつくれない、貴重で希少な数量限定商品です。
モルト原酒にはサントリー秘蔵の超長期熟成樽の中から最低でも酒齢30年以上のモルト原酒が入念に選ばれます。
これに酒齢30年以上の円熟グレーン原酒を吟味して丁寧にブレンドします。
贅を極めた宝石のような美酒として、30面カットのクリスタルボトルに封じてお届けします。

2-3.サントリー 山崎12年

繊細で複雑、深みのある味わい。
繊細で上品なテイストの日本を代表するシングルモルト。飲み飽きず、幾重にも押し寄せる複雑な香味が、世界を魅了しつづけています。

2-4.キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー富士50th Anniversary Edition

富士御殿場蒸溜所が磨き続けた技術、こだわり、想いが詰まったウイスキー。

貴重な操業当時の1970年代蒸留の原酒から、3つのタイプ(バーボンタイプ・カナディアンタイプ・スコッチタイプ)のグレーン原酒をすべて使用し、それ以降の1980・1990・2000年・2010年代の各世代の原酒をブレンドしています。長熟原酒由来の甘く複雑な熟成香と、未来を見据えて改良を続けてきた原酒の華やかな香りが見事に調和する美しい味わいをお楽しみいただけます。

【6月25日発売】キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー...
キリンビール株式会社より、「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士 50th Anniversary Edition」が発売決定。価格は27,500円(税込み)。富士御殿場蒸留所50周年を記念した限定ボトルの特徴や価格、購入方法を解説。

3.ゴールド受賞

■㈱ベンチャーウイスキー 秩父蒸溜所

3-1.イチローズモルト ダブルディスティラリーズ

人気のイチローズモルトリーフシリーズより、ダブルディスティラリーズが受賞。

かつての羽生蒸溜所原酒と秩父原酒の2つの蒸溜所のブレンデッドモルト。羽生蒸溜所の原酒はすでにかなり量が少ないと噂されており、このウイスキーもいつまでリリースされるのかは不明。初期ロットではほぼ羽生蒸溜所の原酒が使用されていたが、最新ロットでは、ほぼ秩父蒸溜所の原酒が使用されている。

【レビュー】イチローズモルト ダブルディスティラリーズ(DD)
2009年、WWA(ワールドウイスキーアワード)にて「ベストジャパニーズ・ブレンデッドモルト」受賞。羽生蒸留所と秩父蒸留所のモルト原酒をバッティング、羽生蒸留所のモルト原酒はパンチョン樽を主体に「シェリー樽」、秩父蒸留所のモルト原酒は「ミズナラ樽」を使用。

3-2.イチローズモルト レッドワインカスク2023

秩父名義での公式リリーズ品。
イチローズモルト秩父レッドワインカスクは、赤ワインの熟成に使用された樽で、再度秩父のモルト原酒を熟成させたシングルモルトジャパニーズウイスキーです。

フランス、アメリカ、ニュージーランド、そして日本の厳選されたワイン樽がつくりあげるフレーバーは、味わいに多層的な変化をもたらし、時間と共に甘さも引き立つ上品な逸品。スパイシーさとビター&フルーティーなフレーバが完成度高く味わいのバランスをとっています。

【レビュー】イチローズモルト秩父レッドワインカスク2023
イチローズモルト秩父レッドワインカスク2023は、秩父蒸溜所より2023年9月1日発売。16,500円(税込)。赤ワインカスク特有のタンニン感に、フルーティかつ、しっかりとしたスパイシーさも感じられ長い余韻に包まれます。

3-3.イチローズモルト&グレーン ブレンデッドジャパニーズウイスキー

2008年に製造を開始した秩父蒸溜所では、現在7つの貯蔵庫でウイスキーの熟成をおこなっています。それらの中からブレンドで力を発揮するものをキーモルトとして、本品は秩父で熟成された個性豊かな国産の原酒のみをバランスよくブレンドしました。
黒糖のような重みのある甘さに溶け込む爽やかな酸味、熟成庫の記憶を孕んだ樽香は、余韻となって口の中でいつまでも心地よく続きます。原酒そのままの個性を楽しんでいただくために、ノンチルフィルター、ナチュラルカラーでボトリングしました。日本が生んだモルトとグレーン、時間が育んだブレンデッドジャパニーズウイスキーを是非存分にお愉しみください。

引用;商品背面ラベルより

2008年設立の秩父蒸溜所と、前身の旧羽生蒸溜所で造られたモルトウイスキー、さらに川崎蒸溜所で約40年前にとうもろこしなどを原料に造られたグレーンウイスキーと、それぞれ個性の強い原酒を使用。熟成に使用した樽もバーボン樽やシェリー樽など複数を使い分けたブレンデッドジャパニーズウイスキーです。イチローズモルトの過去から現在までの集大成ともいえる一本。

【レビュー】イチローズモルト&グレーン ブレンデッドジャパニーズ...
イチローズモルト&グレーン ブレンデッドジャパニーズウイスキー リミテッドエディション2024。ベンチャーウイスキー、秩父蒸溜所より発売。特徴や価格を解説。

㈱小正酒造 嘉之助蒸溜所&日置蒸溜蔵

3-4.嘉之助ダブルディスティラリー

「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」は、鹿児島・日置の地で、嘉之助蒸溜所及び日置蒸溜蔵の 2 つの 蒸留所で造られたウイスキーを互いの個性を引き立たせる配合でブレンド、ボトリングしています。

小正醸造 2 代目小正嘉之助の挑戦により生まれた樽熟成焼酎「メローコヅル」。誕生から長い年月を経て、 祖父の夢を引き継ぐ二人の兄弟と、クラフトマン達の個性が融合したジャパニーズウイスキーをお楽しみ ください。

【レビュー】嘉之助 DOUBLE DISTILLERY
小正嘉之助蒸溜所が手掛ける嘉之助蒸溜所と日置蒸溜蔵のブレンデッドウイスキー、嘉之助DOUBLE DISTILLERYがついに発売。価格は14,300円(税込)。

3-5.嘉之助 HIOKI POT STILL

日置の蒸留蔵にて、アイリッシュポットスチルにインスパイアされた、新感覚のジャパニーズポットスチル」にて蒸留された商品です。小正嘉之助蒸溜所が手掛ける新しいジャパニーズウイスキーの形。減圧式の単式蒸留にて、蒸留度数を抑えながら蒸留。それにより原料由来の味わいがしっかり残る力強い酒質になります。

【レビュー】嘉之助 HIOKI POT STILL
「シングルモルト嘉之助」に次ぐ、定番商品となる、「嘉之助 HIOKI POT STILL」が発売されました。「日置の蒸留蔵にて、アイリッシュポットスチルにインスパイアされた、新感覚のジャパニーズポットスチル」にて蒸留された商品です。小正嘉之助蒸溜所が手掛ける新しいジャパニーズウイスキーの形。希望小売価格は12,100円(税込)。

キリン 富士御殿場蒸溜所

3-6.キリンシングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士

日本で初めて認められたシングルブレンデッドウイスキー

富士御殿場蒸溜所のウイスキーづくりにおけるこだわりと特長を体現させた商品といえる、シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー。

シングルブレンデッドとは、ひとつの蒸溜所でつくられたモルトウイスキーとグレーンウイスキーだけをブレンドしたウイスキーを意味し、この商品を開発するにあたり、新たな呼称として申請して日本で初めて認められたも。
仕込から熟成までを全て富士山のふもとで行う、富士御殿場蒸溜所ならではの多彩なモルト原酒とグレーン原酒だけをブレンドした、世界でも稀有な商品です。このシングルブレンデッドをつくるにあたり大切にしたのが、ウイスキーの“時間のテロワール”という概念です。
ウイスキーにおけるテロワールとは、ウイスキーを造り、育てた富士山のふもとという場所や、その場所で原酒が過ごした時間であり、その時間によって生み出された特長を最大限活かすことに注力しました。約50年という時間によって磨かれた富士山の伏流水はもちろん、空気環境や気象条件も含め、ウイスキーが育まれてきた時間と風土こそがウイスキーにおけるテロワールであり、富士山のふもとのテロワールを反映させたものがシングルブレンデッド 富士なのです。

【レビュー】シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士
シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士。仕込から熟成までを全て富士山のふもとで行う、富士御殿場蒸溜所ならではの多彩なモルトとグレーンをブレンドした、世界でも稀有な商品です。

3-7.キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士50th Anniversary Edition

蒸溜所操業開始年の1973年蒸留の原酒をはじめ、1970・1980・1990・2000・2010年代の各世代に蒸留された、えりすぐりのモルト・グレーン原酒を使用。50年のウイスキーづくりの歴史と技術を注ぎ込んだ特別なシングルブレンデッドウイスキーです。50thアニバーサリーシリーズは3本「シングルグレーン」「シングルモルト」「シングルブレンデッド」とあります。

【11月21日3000本限定発売】キリン シングルブレンデッドジ...
「クリーン&エステリー」をモットーにウイスキー製作工程の全てを一つの蒸溜所内で行う世界でも珍しい蒸溜所である御殿場蒸溜所の打ち出すAnniversary Editionシリーズ第二弾が登場。

3-8.キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー富士

味わいの異なる3種のグレーン原酒をキーグレーンとしたシングルグレーンウイスキー
香味タイプの異なる3種類のグレーン原酒を組み合わせ、フルーティーな果実香、オレンジやグレープが感じられる香味が特長のウイスキーです。
香味タイプ別に大きく分けて3タイプの原酒をつくり別けています。
1つめは連続式蒸留機マルチカラムによる穏やかな香味のライトタイプのグレーン原酒。
2つめはケトル蒸留器というモルト用ポットスチル蒸溜器と同様のバッチ式蒸留でつくる、芳醇で豊かな香味のミディアムタイプのグレーン原酒。
3つめはバーボン製造用に開発されたダブラー蒸留器による華やかで重厚なスタイルのヘビータイプのグレーン原酒です。

【レビュー】シングルグレーンウイスキー富士
世界的に評価の高い富士御殿場蒸留所のグレーンウィスキー原酒のみを使用しており、香味タイプの異なる3種類のグレーン原酒を組み合わせ、それぞれの香味特長を生かした味わいになっている。フルーティーな果実香、オレンジやグレープが感じられる香味が特長のウィスキー。

3-9.キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー富士

創業時からのこだわりである「クリーン&エステリー」なスタイルとして伝統的につくり続けてきた軽やかで華やかなモルト原酒と、仕込・発酵を進化させた製法でつくるフルーティでクリーミーな味わいのモルト原酒。シングルモルトウイスキー富士はこの2タイプのモルト原酒を使用しています。今回、2010年代に開発した新タイプのモルト原酒が熟成を経て狙い通りフルーティさ溢れる香味になったことから、満を持して使用することにしました。
樽は、富士御殿場蒸溜所こだわりのアメリカンホワイトオークのバーボンバレルを主体に、豊かな味わいづくりのために取り組んでいたビール熟成樽やフレンチオークのワイン熟成樽も使用しました。これらによって、バーボンバレル熟成による甘く華やかな香味の中にビール樽熟成によるフローラルさや、ワイン樽熟成による果実味、深みが加わっています。
伝統ある製法の原酒から新たな製法の原酒まで、富士御殿場蒸溜所でつくられる多彩なモルト原酒の特長を最大限引き出したブレンドにより、シングルモルトウイスキー富士は、雄大な富士の美しさ、生命力をイメージするような果実味豊かで芳醇な味わいに仕上げています。この芳醇な味わいと長く続く余韻が、心を満たし幸せな気持ちにしてくれることを願っています。

【レビュー】シングルモルトジャパニーズウイスキー富士
シングルモルトジャパニーズウイスキー富士は、キリン富士御殿場蒸留所より2023年5月16日発売。6,600円(税込)。「クリーン&エステリー」なスタイルの軽やかで華やかなモルト原酒と、フルーティでクリーミーな味わいのモルト原酒。バーボンバレルを主体に、ビール熟成樽やフレンチオークのワイン熟成樽も使用。

3-10.キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー富士 50th Anniversary Edition

入荷です「キリン シングルモルト富士 50th Anniversary Edition」|JapaneseWhisky BAR fishborn by BAR fishborn@帯広市

蒸溜所操業開始年の1973年蒸留の原酒をはじめ、1970・1980・1990・2000・2010年代の各世代に蒸留された、選りすぐりの原酒を使用。貴重な長期熟成原酒ならではの深い熟成香や、これまで大切にしてきた繊細なモルトの味わいに加え、磨き上げてきたフルーティーさ溢れる新たなモルトの香味が見事に調和するシングルモルトウイスキーです。
原酒本来の香味をそのまま味わっていただくため、冷却濾過を行わず、樽出しそのままの原酒たちを丁寧に仕上げた特別仕様。50周年記念の「美しい」味わいのウイスキーを、ぜひお愉しみください。

【抽選販売2023年5月23日から】シングルモルトジャパニーズウ...
蒸溜所操業開始年の1973年蒸留の原酒をはじめ、1970・1980・1990・2000・2010年代の各世代に蒸留された、選りすぐりの原酒を使用。抽選申し込み期間は5/23~6/15。抽選販売本数は1,140本。

㈱本坊酒造 駒ヶ岳蒸溜所&津貫蒸溜所

3-11.MARS The Y.A. #02

鹿児島本土より南南西約60kmの海上にある世界自然遺産の島・屋久島。急峻な山々が連なり、豊かな水に恵まれたこの島に、マルス屋久島エージングセラーはあります。
「MARS The Y.A.」は、この唯一無二の環境で熟成の時を重ねたジャパニーズウイスキーです。信州と津貫で蒸留しバーボンバレルで熟成されたモルト原酒を中心にヴァッティング。
温暖な気候を感じさせる明るい果実香、屋久島の森に霧がかかった時の神秘的な情景をイメージさせるスモーキーフレーバーや、潮風を連想させる香味をお楽しみいただける1本となっています。

【レビュー】MARS The Y.A. #02
MARS The Y.A. #02は、本坊酒造より2023年5月上旬発売。9,900円(税込)。温暖な気候を感じさせる果実香、屋久島の森に霧がかかった時の神秘的な情景をイメージさせるスモーキーフレーバーや、潮風を連想させる香味。

アサヒ ニッカウヰスキー

3-12.ニッカ カフェグレーン

宮城峡蒸溜所にて稼働している、伝統的なカフェ式連続式蒸留機が生む甘い香りとなめらかな口当たり
ニッカのブレンデッドウイスキーにあるまろやかな余韻は、この「カフェグレーン」のほのかな甘さにあるといえるのです。あえてストレートで味わってみると、アルコール度数45度にもかかわらず、アルコールの刺激はほとんどなく、華やかな香り(蜂蜜、リンゴ、エステル系)が広がります。奥からはナッツやウッディな香りも漂います。味はリンゴや蜂蜜の甘い味やチョコレートのような渋みのある味が交互にやってきます。
カフェ式ならではの甘い香りとなめらかな口当たりが特長です。

【レビュー】ニッカ カフェグレーン
伝統的な連続式蒸留機が生む甘い香りとなめらかな口当たり「ニッカカフェグレーン」は、世界でも稀少な“カフェ式連続式蒸溜機”でつくられた味わい深いグレーンウイスキーです。一般的なグレーンウイスキーに比べ、原料由来の甘さがしっかりと残っているのはカフェ式だからこそ。

3-13.ニッカ ザ・グレーン

ニッカ ザ・グレーンを構成するのは7つの個性(原酒)
仙台・宮城峡蒸溜所のカフェ式連続式蒸溜機でつくられたカフェグレーンが、基軸となります。そこに、ニッカウヰスキーが持つ九州・門司工場とさつま司蒸溜蔵で密かにつくられ育まれてきた2つの大麦グレーン原酒とコーン・ライ麦原酒が、新しい個性として加わりました。
さらに、宮城峡蒸溜所のカフェモルト竹鶴政孝が自らカフェ式連続式蒸溜機の導入に携わった西宮工場で生まれ、長く熟成を重ねた稀少な2種の原酒をブレンド。
まろやかで深みある甘さの中に爽やかなスパイシーさが漂う、グレーンウイスキーを形づくりました。
これまでのニッカウヰスキーでは成し得なかった、多彩な香りと味わいが生み出すイノベーションです。

【レビュー】ニッカ ザ・グレーン
「ニッカ ザ・グレーン」は、2023年3月28日発売、13,200円(税込)。2021年から展開する“NIKKA DISCOVERYシリーズ”の第3弾商品としてリリース。ニッカウヰスキーが保有する“グレーンウイスキーの多様性”に着目し開発されたウイスキー。

3-14.竹鶴ピュアモルト

素材はモルトだけ。グレーンを使わずに実現できる最上級の飲みやすさを追い求めて、ブレンダーは、ニッカウヰスキーが誇るさまざまなモルトをより精緻に磨きあげ、ブレンドを再編成しました。
その技は、あらゆる原酒の個性を究めた歴代のブレンダーたちが長年にわたり蓄積してきた知識と経験があるからこそ、獲得できたものなのです。
キーモルトは、シェリー樽熟成の余市モルトと宮城峡モルト、リメード樽熟成の宮城峡モルト。
なめらかで艶やかな口当たり、華やかでフルーティーな香り。重厚なモルトの甘みとコク、やわらかくつづく余韻。まずはストレートで。そして、わずかに水を加えて。次々にあらわれるモルトの個性を確かめながら、ブレンドの技に想いを馳せてください。

 

【レビュー】竹鶴ピュアモルト 新ラベル
2020年3月竹鶴17年・竹鶴21年・竹鶴25年が終売。竹鶴ピュアモルト(年数表記なし)はリニューアル。余市モルトの原酒使用比率を高め、香りやコクの余韻が付け足されました。北の海に鍛えられたモルトと、緑の峡谷で育まれたモルトを磨きあげ、組みあわせてできたのが新竹鶴ピュアモルトです。

3-15.シングルモルト余市

重厚な力強さ、ピートと潮の香り。凝縮された、余市モルトの本質

ヘビーピートタイプの原酒が力強く主張し、新樽モルトとシェリー樽モルトによってしっかりとしたボディ感とウッディな樽の風味が加えられていて、ピートの香りとソルティさを感じる個性的なシングルモルトです。
グラスに鼻孔を近づけると、まずは麦芽の香り。トーストを思わせる麦が焦げたような香りは、世界でも珍しい石炭直火蒸留で加熱したもろみの匂い。またバナナやマンゴーを思わせるフルーティーな香りは、ニッカが使用する特別な酵母由来のもの。年数制限を取り払ったことから、円熟味にプラスして若い原酒の力強さも組み合わさっている。口に含むと、香りでは決して前面に出てこなかったピート、スモーク、潮の香りが力強く主張を始める。鼻孔に昇ってくるヘビーピート原酒の香りは、まさに余市ならではの重厚な味わい。軽い渋味や苦味もあるが、オーク樽からくる甘みが口いっぱいに広がって穏やかに持続し、余韻は極めてスモーキーである。

【レビュー】シングルモルト余市
2015年9月1日発売。シングルモルト余市。ストレートヘッド型ポットスチルと石炭直火蒸留ならではの重厚さと香ばしさ。ヘビーピートタイプの原酒が力強く主張し、新樽モルトとシェリー樽モルトのしっかりとしたボディ感とウッディな樽の風味、ピート香とソルティさを感じる個性的なシングルモルト。最新価格7700円(税込)

3-16.シングルモルト余市PEATY & SALTY

余市蒸溜所限定製品。ストレートで飲むとピート塩がふわっと広がり、名前の通り。
ロックで飲むと鼻に突き通されるようにヨードや正露丸のようなピートの香りが強烈に襲いかかってきます。味わいもアルコールの刺激による辛みと塩気がメインで甘さはほとんど感じません。加水しても強烈な香り、味わいは衰えませんがアルコールの刺激が抑えられて柑橘系のような酸味が後から追いかけてきます。

【レビュー】シングルモルト余市ピーティ&ソルティ(蒸留所限定)
迫ってくる潮の匂いと強烈なピートの香りストレートで飲むとピート塩がふわっと広がり、名前の通り!バランスも良くてなかなか美味しい。ロックで飲むと鼻に突き通されるようにヨードや正露丸のようなピートの香りが強烈に襲いかかってきます。その強さはラフロイグ10をも超える勢いです。

3-17.シングルモルト余市WOODY & VANILIC

余市蒸溜所限定商品。樽由来のウッディさとバニラ感がうまく融合されたボトル。
ややピリピリした若い原酒ならではのアルコールの刺激が感じられるものの、メロンのような芳香でフレッシュ感から始まりバニラ、カカオ、モルト、ホワイトオークの樽香なども感じられます。飲み始めは銘柄のとおりバニラの香りが先に立ち後からバーボンの持つエステリーな香りや苦みがほのかにやってくる印象です。
ストレートや若干の加水(水数滴程度)で飲んでみると全体的により甘さを感じやすくなり、バニラの甘さも後から追いかけてくる感じです。樽香と若干のピート香も感じられます。

【レビュー】シングルモルト余市ウッディ&バニラ
樽由来のウッディさとバニラ感がうまく融合されたボトル。ややピリピリしたアルコールの刺激が感じられるものの、新樽からくるメロンやバニラのようなフレッシュ感も感じられる。飲み始めは銘柄のとおりバニラの香りが先に立ち後からバーボンの持つエステリーな香りがほのかにやってきます。

3-18.シングルモルト余市10年

2022年から復刻発売されている製品。年間9,000本生産ともいわれているが、見かけることはかなり稀。
やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、豊かな果実香の調和。穏やかで心地よいピート感。オークの甘さとしかかりとしたピートの味わい。麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の調和。あたたかなオークの甘さとスモーキーさがゆっくりと持続する。

3-19.シングルモルト余市 グランデ

空港免税店向け商品。
シングルモルト余市』の力強く、厚みのある味わいを支えるヘビーピートモルト原酒と新樽熟成モルト原酒の個性をより引き出した商品です。豊かな熟成香と穏やかな甘さ、芳醇な果実香の調和、やわらかくスモーキーな香り、モルトの香ばしさとほろ苦いピートが調和した、厚みのあるコク、ほのかなオークの甘さとウッディでふくよかな余韻が特長です。

堅展実業実業㈱ 厚岸蒸溜所

3-20.シングルモルト 厚岸 大雪(たいせつ)

厚岸24節季シリーズの第9弾。
シングルモルトでリリースされた大雪は24節季シリーズのシングルモルトの中ではピートが抑えめの構成となっている。柑橘や黒糖、ハーブやダージリンなど厚岸蒸溜所原酒の柔らかくコクのある、和柑橘の風味を伴う甘みがしっかりと感じられる1本。ラベルデザインは冬眠中の熊がこもっている様子。

【レビュー】厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー大雪(たいせ...
厚岸シングルモルト大雪(たいせつ) は、厚岸蒸溜所より2022年12月5日発売。19,800円(税込)。今作もキーモルトはオール北海道産ミズナラ。今回の「大雪」は柑橘系の要素が強く出ていて冬を代表する果物、主に柑橘系の味わいが特徴。

3-21.シングルモルト 厚岸 啓蟄(けいちつ)

厚岸24節季シリーズの第10弾。
シングルモルト、ブレンデッドと交互に出していた厚岸ですが、このタイミングでシングルモルトが2連続でリリースされました。啓蟄は公式テイスティングコメントでみたらし団子と評されるように、塩味とピートがお醤油の様な風味と香ばしさを、甘さとスパイシーさがタレの様なニュアンスをもたらしています。ラベルデザインは冬眠を終えたクマが巣穴から出てくる様子。

【レビュー】厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー啓蟄(けいち...
厚岸シングルモルト啓蟄(けいちつ)は、 2023年2月27日発売。19,800円(税込)。「啓蟄」は香ばしくも甘く後から若干ですがピーティな余韻も出てきます。全粒粉クッキーのような麦の香ばしさと甘みも感じ取れます。

3-22.厚岸ブレンデッドウイスキー小満(しょうまん)

厚岸24節季シリーズの第11弾。
黄色のトロピカルフルーツやシャインマスカット、ベーコンやホットケーキなど、南国ホテルの朝食をイメージする様な風味。毎回様々な樽をブレンドしているが、いつもとは少し違う樽も使用しているそうです。夏の新緑のような鮮やかな緑色のボトル。

【レビュー】厚岸ブレンデッドウイスキー小満(しょうまん)
厚岸ブレンデッドウイスキー小満(しょうまん) は、2023年5月31日発売。13,200円(税込)。キーモルトはオール北海道産ミズナラ。樽構成はバーボン、シェリー、ワイン、ミズナラ、ラムと多彩なブレンド。フルーティなトップからお香のようなオリエンタルな香り、スモーキーさも追いかけてくる飽きない香りと、はちみつのような円やかな口当たりで柑橘やハーブ、潮っぽい味わいも厚岸らしさ。

3-23.シングルモルト 厚岸 白露(はくろ)

厚岸24節季シリーズの第12弾。
ングルモルトでリリースされた白露。ピートはシリーズの中では強めといえる。オレンジやミカンのような風味と共に、焼き菓子のような甘さと香ばしさが上品に表れており、余韻に塩味やビターさ、スパイシーさも感じ、5つの味覚の要素を複雑にまとめた1本。ラベルデザインは菊の文様に金色の厚岸の文字が生えるデザイン。

【レビュー】厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー白露(はくろ...
厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー白露は、堅展実業より2023年8月24日発売。19,800円(税込)。香りは今までの厚岸のピート感とはまた違った煙臭さがやや強いピート香が特徴的。ミズナラ特有のオリエンタルなお香のような香りは徐々に表面に出てくる印象。

3-24.厚岸ヴァッテドモルト カムイチカプ

厚岸では24節季以外の特別なイベントなどに供される「カムイシリーズ」があります。アイヌ語でシマフクロウを指す「カムイチカプ」とアイヌ語でシャチを指す「レプンカムイ」です。
カムイチカプはウイスキーフェスなどのイベントなどでのみ試飲が可能。ですが、かなり人気があり、フェスでもすぐに売り切れになってしまうそうです。ボトル販売は一切ありません。デザインも24節季とは違います。

カムイチカプはスコットランドのモルトと厚岸モルトのヴァッテドモルト、いわゆるブレンデッドモルトであり、味わいはフルーティーでフローラルな華やかな香りとともに柔らかなピート、原酒由来の甘みと酸味が感じられます。

長濱浪漫ビール㈱ 長濱蒸溜所

3-25.シングルモルト長濱 Second Batch

国内でもかなり小規模な設備で蒸溜を行う長濱蒸溜所。「一醸一樽」の精神のもと、熟成庫に眠る原酒の中から、最上級のモルト原酒のみを厳選。2019年蒸溜のオロロソシェリー樽 、KOVALウイスキー樽 、アイラクォーター樽、バーボンクォーター樽といった4種の熟成原酒をヴァッティング。ドライフルーツの様のフルーティーさ、甘さと酸味とピートがバランスよく顔をのぞかせる。

【レビュー】シングルモルト長濱 THE SECOND BATCH
シングルモルト長濱 THE SECOND BATCHは、長濱蒸留所より2023年5月16日発売。11,000円(税込)。2019年蒸溜のオロロソシェリー樽 、KOVALウイスキー樽 、アイラクォーター樽、バーボンクォーター樽といった4種の熟成原酒を「AMAHAGAN」で培った技術と経験を用いて、慎重にヴァッティング。

SAKURAO B&D 桜尾蒸溜所

3-26.シングルモルト桜尾 SHERRY CASK STILLMAN’S SELECTION

スティルマンが厳選したシェリーカスクをブレンド。

蒸留所にて数多な原酒をテイスティングしてきたスティルマンが最も状態の良いSHERRY CASKを選び、ブレンド。フレッシュフルーツの酸味を伴う香りからハイカカオチョコレートを連想するビターな香りへと変化していき、クリーミーなコクとピオーネやアメリカンチェリーのような濃いフルーティな味わいに。ほのかなピート香も相まって奥行きを感じる深く長い余韻へと変化していきます。

【レビュー】シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾 SHERR...
桜尾シェリーカスクは、数多な原酒をテイスティングしてきたスティルマンが最も状態の良いSHERRY CASKを選び、ブレンドしたシングルモルト。2022年6月6日発売。13,530円(税込)

㈱金龍 遊佐蒸溜所

3-27.THE YUZA  Third Edition 

ジャパニーズ・オークである「ミズナラ」の樽を使用し、バーボン樽やシェリー樽の原酒もヴァッティング
遊佐蒸溜所らしいフルーティさをベースに、心地よいバニラ、ほんのりとピートのアロマが重なる。ミズナラ由来の重厚感にまろやかさがあいまった、複雑な味わいの仕上がりです。

【レビュー】YUZA Third Edition 2023
YUZA Third Editionは、遊佐蒸溜所より2023年11月発売、16,500円(税込み)。希少な『ミズナラ』の樽で熟成させた原酒を使用。さらにバーボンとシェリー樽の原酒もバッティングし、遊佐蒸溜所ならではのフルーティーさと共に複雑で上品な風味。

3-28.THE YUZA   2023

遊佐蒸溜所の定番商品。「YUZA 2023」は遊佐蒸溜所のハウススタイルの“原点”。蒸留所の目指すスタイルを体現している。原酒はバーボン樽で熟成させたものから厳選し、クリーンでフルーティーな味わい、バニラのような甘い風味が特徴。

 
【レビュー】YUZA 2023
YUZA 2023は、2023年5月24日発売。13,750円(税込)。遊佐蒸溜所のハウススタイルの“原点”ともいえるバーボン樽で熟成させたものから厳選、クリーンでフルーティーな味わい、バニラのような甘い風味が特徴です。「クリーン、スウィート&フルーティー」バニラやハチミツ、そしてフルーティーな甘い香り。

サントリー 山崎蒸溜所&白州蒸溜所&知多蒸溜所

3-29.角瓶

角瓶がISCゴールドを受賞。国内の蒸溜所原酒のみを使用しており、日本洋酒酒造組合の定めるジャパニーズウイスキーの表示基準に合致した製品となっている。山崎白州蒸溜所のバーボン樽原酒をバランスよく配合し、甘やかな香りと厚みのあるコク、ドライな後口が特長のウイスキー。国民的に人気のハイボールの先駆け。

【レビュー】サントリーウイスキー 角瓶
今年(2024年)で87年の歴史を誇る角瓶。誰でも一度は飲んだ事のある、知る人ぞ知るロングセラーウイスキー。山崎蒸留所、白州蒸留所のバーボン樽原酒をバッティング。ハイボールとして飲むのに最適なウイスキーで、最も国民が慣れ親しんだ味。最新価格1910円(税別)。

3-30.サントリー オールド

ウイスキーを愛する多くの人々の舌で鍛えられ、磨かれてきた味わいは、かつてのオールドのキーモルトであったシェリー樽を強化することでさらにまろやかに。デザインは伝統を守りつつ、現代に通用する上質感・高級感を追求しました。ボトルの形状から「だるま」の愛称で親しまれ、耳に残るフレーズのCMなどで人気になりました。

3-31.サントリー ローヤル

ローヤルは、サントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーである鳥井信治郎の最後にして最高の名作です。日本人が本当においしいと感 じる味わいを求め続け、彼が完成させたブレンド比率はまさに「黄金比」と呼ぶにふさわしい極み。人間が美しいと感じる造型が黄金の比率からできているよう に、ローヤルもまた「黄金比」のブレンドから生まれます。
また、ローヤルのあの独創的な、他のどんなウイスキーにも似ない瓶。その形は、漢字の「酒」のつくりの部分、「酉」をかたどっています。この文字は、十二支の十番目の「とり」にあたると同時に、酒の壺、酒器をも意味します。また、微妙なカーブを描く栓は、山崎蒸溜所の奥にある神社の鳥居にちなんだものです。40年経った今も世界の人々に愛され続けているこのボトルデザインは、まさに鳥井信治郎の傑作ウイスキーにぴったりの意匠といえるでしょう。

3-32.サントリー スペシャルリザーブ

多彩な原酒のブレンドによる「華やかに薫り立つ」ウイスキー。バニラを思わせる円熟した甘く華やかな香り、まろやかで深みのある口当たり。黒のシェイプボトルに白文字のモノトーン、現代的で洗練されたブランドイメージを追求。

3-33.サントリー 季

サントリーウイスキー 季(TOKI)は、2016年にアメリカとカナダ、2018年にイギリスで発売された日本未発売のウイスキー。白州・山崎・知多の各原酒がブレンドされた逆輸入ジャパニーズ・ウイスキー。最近ではちらほら見かけることも増えてきました。

3-34.響 ジャパニーズハーモニー

日本の四季、日本人の感性、日本の匠の技でつくられたウイスキーという響のコンセプトを体現した製品で、ハイボールなど様々な飲み方で愉しめる、柔らかくも奥深い味わいです。
熟成年数にこだわらず、サントリーのウイスキーづくりの歴史のなかで培ってきた多彩な原酒と匠の技でつくりあげられたこだわりの逸品「サントリーウイスキー 響 JAPANESE HARMONY(ジャパニーズ ハーモニー)」。
「響」ブランドならではの24節気(※)を表した24面カットのボトルデザインを踏襲、生成(きな)りの越前和紙ラベルに「響」の文字を墨文字で施し、ジャパニーズウイスキーとしての洗練された世界観を表現しています。
※24節気は、1年を春夏秋冬の四季に分け、さらに四季を6期に分けた24の期間それぞれに「立春」「立冬」など季節的な特長を表す名称を付したものです。

【レビュー】響ジャパニーズハーモニー
日本の四季、日本人の感性、日本の匠の技でつくられたウィスキーという響のコンセプトを体現した製品。柔らかくも奥深い味わい。サントリーのウィスキーづくりの歴史のなかで培ってきた多彩な原酒と匠の技でつくりあげられたこだわりの逸品。2024年4月1日価格改定により税込:8,250円。

3-35.響 ジャパニーズハーモニーMaster’s Select

空港免税店向けの商品。響ジャパニーズハーモニーマスターズセレクトは、山崎シェリーカスクの原酒を特別にブレンドした限定版です。響の伝統的な品格を保ちつつ、多様な原酒が織りなすハーモニーが、華やかで洗練された飲み口を特徴としています。

3-36.響 ブレンダーズチョイス

響17年の後継品ともいえる。ウイスキーは寝かせる樽によって味わいを大きく変え、よく使われるのはバーボン樽、シェリー樽、ジャパニーズではミズナラ樽ですが、響ブレンダーズチョイスの特徴として一部の原酒にワイン樽が使用されております。 一般的には変わり種感の強いワイン樽ですが、ワイン樽で寝かされたウイスキーはフルーティで甘みのとれた味わいになることが多いので、熟成年数が短くてもまろやかで甘さのある味を作り出し、バランスのとれた味わいとなります。

3-37.響 100周年記念ブレンド

酒齢17年以上の個性豊かな原酒を厳選。
さらに、酒齢30年を超える山崎ミズナラ樽モルト原酒、円熟の知多グレーン原酒を加えて丁寧にブレンドしました。「響」ならではの華やかな香味に、しっかりとした熟成感や複雑さをプラス。
100周年にふさわしい香りと味わいが感じられる特別なブレンドです。

なめらかで余韻の長いアフターテイスト。未来へと続く想いを感じていただけたら幸いです。

3-38.シングルモルト白州

白州蒸溜所で育まれた多種多様な原酒の中からブレンダーが厳選して生まれたのがシングルモルトウイスキー「白州」。
森の若葉の香りと爽やかな果実香が調和した清々しい味わいです。
白州蒸溜所では、乳酸菌の働きを促すために昔ながらの「木桶発酵」を少し長めに行い、乳酸菌や微生物の働きを促進することで複雑な香味成分が生まれ、シングルモルトウイスキー「白州」特有のあの爽やかで味わい深い風味のモルト原酒が出来上がります。
また、フルーティな香りやクリーミーなコクがある「白州」独自の香味や味わいは、やはり白州の豊かな自然環境があってこそ完成するものなのです。

【レビュー】シングルモルト白州NV(ノンヴィンテージ)
2012年5月29日発売。白州蒸留所の多種多様な原酒の中から厳選して生まれたシングルモルト白州。森の若葉の香りと爽やかな果実香が調和した清々しい味わい。フルーティな香りやクリーミーなコク。2024年4月1日価格改定により、希望小売価格7700円。

3-39.シングルモルト白州 12年

ほのかに感じるスモーキーフレーバー
ややスモーキーな麦芽を上面酵母を用いて、木桶槽で発酵。フルーティーでクリーミーなウォッシュ(発酵終了モロミ)を、直火蒸留釜で蒸留しホワイトオーク樽につめて白州の森の貯蔵庫で12年以上熟成。 名水百選の尾白川でも知られる南アルプスの清冽な天然水で仕込み、木桶発酵、直火蒸留を経て森の貯蔵庫で育まれた原酒はフルーティーで甘く、やわらかなスモーキーフレーバーが漂う軽快な口当たりです。

【レビュー】シングルモルト白州12年
シングルモルト白州12年は、1994年に発売。その後、ハイボールブームやテレビドラマ「マッサン」の影響、海外で行われた世界的品評会でジャパニーズウィスキーが数々の優秀な賞を受賞したことにより、ジャパニーズウィスキーの人気が国内外で一気に広がったことによって、大幅な原酒不足に陥り2018年6月に一時休売。

3-40.シングルモルト白州 18年

熟した果実のような、深い香りとほのかなスモーキーさ、爽快さはそのままに、長期熟成モルトならではの深い味と香り。複雑なコクと甘み、豊かな樽香が見事に調和。 かすかなスモーキーさを含んだ余韻も心地よい。酒齢18年以上の長期熟成モルトが、 深い香りとほのかなスモーキーさを醸し出します。
複雑なコクと甘み、馥郁とした樽香が見事に調和。スモーキーで心地よい余韻をお愉しみください。

【レビュー】シングルモルト白州18年
長期熟成モルトならではの深い味と香り。複雑なコクと甘み、豊かな樽香が見事に調和。 かすかなスモーキーさを含んだ余韻も心地よい。酒齢18年以上の長期熟成モルトが、 深い香りとほのかなスモーキーさを醸し出す。2024年4月1日価格改定により税込:60,500円。

3-41.シングルモルト白州 25年


酒齢25年を超える貴重な白州モルト原酒の中から、クリーミーでウッディーな原酒、ピートを効かせたスモーキー原酒、
果実味濃厚なスパニッシュオーク樽原酒を厳選・吟味し、じっくりと後熟。芳醇壮麗な熟成の極み。

3-42.シングルモルト白州 18年ピーテッドモルト

サントリー100周年記念の海外向け限定品。白州18ピーテッドモルトは、サントリーウイスキーの創業100周年を記念して、厳選されたモルトウイスキーをさまざまな樽で18年以上熟成させたものです。白州蒸溜所のブレンダーがピート(泥炭)を使用し、古代花崗岩でろ過された白州の山水を使用して口当たりをやわらかく仕上げています。洗練されたエレガントなこの100周年記念白州ピーテッドモルトは、スモークの強さを抑え、決して支配的ではなく、典型的な日本のスタイルである、より複雑で穏やかな味わいをもたらしている。その結果、スパイシーで胡椒のような香りが漂い、ゆっくりとしたスモークの波が、草のような香りとグリーン・フルーティな含みを見せながら深まっていく。

※海外向け製品のため、翻訳機能を使用しております。

3-43.シングルモルト山崎 

やわらかく華やかな香り、甘くなめらかな味わい。
山崎の伝統であるミズナラ樽貯蔵モルトと、革新のワイン樽貯蔵モルトをはじめとした様々な山崎モルトが出会うことで生まれた山崎です。
やわらかく華やかな香りに潜むイチゴのような香りはワイン樽熟成モルト原酒がもたらし、甘く煌めくような、なめらかな広がりはミズナラ樽熟成モルト原酒が加わることによって生まれる。

【レビュー】シングルモルト山崎NV(ノンヴィンテージ)
サントリー山崎蒸留所より、1984年3月14日に誕生した「シングルモルト山崎」。フルーツのような甘くやわらかい香りと、なめらかな口当たりで数種類の樽由来の複雑なフレーバーが特徴。2024年4月1日より税込:7,700円へ改定。

3-44.シングルモルト山崎 18年

奥行きのある、圧倒的な熟成感。
酒齢18年以上のシェリー樽熟成原酒を中心に、じっくりと後熟したフルボディタイプ。圧倒的な熟成感を堪能できる逸品です。シェリー樽熟成由来の甘いドライフルーツや香ばしいチョコレートの香りが印象的。ミズナラ樽の長期熟成原酒も潜む熟成感と奥行きのある味わい。

【レビュー】シングルモルト山崎18年
山崎蒸溜所の酒齢18年以上のモルト原酒のみを使用。シェリー樽熟成由来の甘いドライフルーツや香ばしいチョコレートの香りが印象的。ミズナラ樽の長期間熟成原酒も潜む熟成感と奥行きのある味わい。圧倒的な熟成感を堪能できる逸品。2024年4月1日より税込60,500円へ改定。

3-45.シングルモルト山崎 25年

高貴な木香と複雑な甘さ、伸びのある深い余韻。
ミズナラ樽をはじめ、スパニッシュオーク樽やアメリカンオーク樽で超長期熟成を重ねた酒齢25年以上の大変希少なモルト原酒を厳選し、丁寧にブレンド。年間生産本数千数百本の限定品です。ミズナラ樽由来の伽羅をはじめとした香木のようなアクセント、スパニッシュオーク、アメリカンオーク熟成からは、熟した果実の香り。口の中でまろやかに広がる、のびやかな甘みと深みのある酸味、ほろ苦さを経て心地よいオリエンタルな余韻へと続く。

3-46.シングルモルト山崎 GOLDEN PROMISE

海外向け限定品。山崎ゴールデンプロミスはゴールデンプロミス大麦からできている。1960年代にスコットランドで初めて栽培されたこの品種は、その風味と麦芽の特性で尊敬を集めている。アメリカンオーク樽での熟成と相まって、モルティでリッチなキャラクター、甘くフルーティで柑橘系のノートを持つ山崎ベースのニュアンスが強調されている。

3-47.シングルモルト山崎 18年 ミズナラカスク

海外向け限定品。長年の実験を通して、ブレンダーはミズナラの樽の宝の秘密を発見した。長い熟成期間は、山崎に紛れもないスパイシーさとサンダルウッドとアロエのノートを与える。その結果、山崎ミズナラ熟成18年は、フルーツ、スパイス、木の香りが五感を刺激する、心地よく複雑でリッチかつエレガントなウイスキーとなった。

3-48.シングルモルト山崎 LIMITED EDITION 2023

毎年抽選発売されている山崎の限定品シリーズ。このウイスキーは新しいミズナラ樽で熟成されています。ミズナラはかつて戦時中の希少性から低品質とされていましたが、現在では日本のウイスキー製造で高く評価されるオリエンタルな風味をもたらします。主要なモルトは約12年間熟成され、一部のスコッチウイスキーよりも長い熟成プロセスにより、深い味わいが実現しています

3-49.シングルモルト山崎 PEATED MALT SPANISH OAK

海外向け限定品。このコレクションは、「日本の伝統工芸」を意味する「工芸」のコンセプトを証明するものです。チーフブレンダー福与伸治の独創的なクラフトマンシップから生まれた山崎蒸溜所と白州蒸溜所のシングルモルトは、ピーテッドモルトを使用し、スパニッシュオーク樽で熟成させることで、独特の風味をより一層深め、スモーキーな香りとカラフルなスパイスの特徴を生み出している。

工芸の精神は、京都で非常に有名な呉服屋、千總のパッケージとラベルデザインに吹き込まれている。千總は1555年の創業以来、伝統的な着物作りに敬意を払いながら、既成概念に挑戦してきた。デザインは実際の着物に基づき、両蒸留所の素晴らしい自然環境からインスピレーションを得ている。工芸コレクションで、インスピレーションに満ちた革新による真の工芸の体現を体験してください。

3-50.シングルモルト山崎 SMOKY BATCH The First

国内の免税店でのみ限定発売された商品。ファーストの名前がついており、今後も発売される可能性のあるシリーズです。

3-51.シングルモルト山崎  Story of the Distillery 2024

山崎蒸溜所は、この場所で100余年にわたり日本のウイスキーの歴史を切り拓き、品質の高みを目指し続けてきました。「山崎 Story of the Distillery2024 EDITION」は、そんな山崎蒸溜所のものづくりや、紡いできたものがたりを紐解く一本です。ミズナラ樽原酒やスパニッシュオーク樽原酒をはじめ、「山崎」らしい多彩なモルト原酒をブレンドしました。

最後に

全90製品の中で、半分以上がGOLDという快挙です。昨年はGOLD以上の受賞は38製品となっておりましたが、今回は51製品でした。

国内蒸溜所も120を超えてきているとの情報があります。今後はスコッチウイスキーのようにかなりの数がコンペティションなどに参加し、ジャパニーズウイスキーがさらに世界的になるのではないでしょうか。

一方で、供給元が多くなるのは良いことかもしれませんが、組合に属さず、海外向けウイスキーをジャパニーズとして販売しているところがなくなったわけではありません。
ですが、世界的なアワードで受賞をし、さらに実力を伸ばしていく蒸溜所もあれば、淘汰され消えていく蒸溜所も今後は出てくることでしょう。
今後もこだわりのクラフトマンシップを持ち、本物の「ジャパニーズウイスキー」を提供してくれる国内蒸溜所をリスペクトし、応援して、ウイスキーシーンがさらに盛り上がることを期待したいと感じます。

この記事を書いた人
Ryuhei Oishi

北海道出身 bar新海虎ノ門店のバーテンダー。
都内のレストランで従事し、日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得。
自身の知識の少なかった日本のウイスキーに興味を持ち、bar新海に就職。蒸留所へ行き、造り手の方々に話を聞き、その情熱・情報をバーテンダーとして伝搬するべく、JWDに参加。

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